私設強襲部隊ペドフィリアズ
国家を隠れ蓑に暗躍する闇の部隊、その名はペドフィリアズ

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Basilard

 ルフェリア村。
 戦乱のツフォルンエンペラス領内では珍しい、平和で素朴な村であった。
 戦乱の世にあって何故平和かというと、魔女が守っているからである。
 魔女はものすごい魔力を持っているので、みんな怖がって近寄らない。そうすると魔女の方も困るのである。魔女と言っても、魔力がすごいだけの女の人なので、完全に1人で暮らすのは難しい。
 そんな魔女を不憫に思って、ルフェリア村の人達は、魔女を村に迎え入れた。
 魔女の名を…

「マインシュッツルテッドノイバウテニカと申します。」
「長いな」
 バゼラードの眼前に立つのは、長い黒髪の美しい女性である。風貌、物腰、とても恐ろしい魔力を持った魔女とは思えない。
「そうですね。マドカ、と呼んで下さい。」
「なぜ!?」
「なんとなく。」
「まあいいや。…実は、スクラマサクス騎士団がこの村を狙っている。奴らの狙いは魔女狩り…とするも、村を焼き払う事を考えているようだ。俺には解せないが。」
「存じ上げております。…おそらく、村の地下に眠る遺跡が真の狙いでしょう。」
「遺跡?」
「超古代の産物ですわ。伝承には、神の乗り物とされています。通称、メルカヴァ。」
「…手に入れるとどうなる?」
「恐ろしい力を手にできると聞いています。」
「それは恐ろしい。どうしよう。」
「まあ、チンカス騎士団が束になったところで、私の前では蛆虫以下のゴミですわ。それに、バゼラード様がいらっしゃるのならば、向かう所敵なしでしょう。」
「俺の事を知っているとは光栄だ。」
「ええ。“神風のバゼラード”の名は、聞き及んでおります。」
「ありがとさん。ま、とりあえず、騎士団が攻めてくるのを待って迎撃するのが良さそうだな。」
「そうですわね。」
「うむ…ところで質問なんだが。」
「何でしょう。」
「なんでスクール水着を着ているんだ?寒くないのか?恥ずかしくないのか?痴女なのか?」
 バゼラードが言う通り、マドカはスクール水着を着ていた。そもそも、スクール水着は、マドカのような歳の女性が着るようなものではない。スクールと言うくらいなので、ユーザーには8~17歳の女子を想定している。
 しかしマドカは大人の女性だ。なので、かなりむちむちな感じになってしまっている。
 それがまたよい。よい!最高!うはー!
「はい。実はいやらしい事大好きです。」
「魔痴女…か。」

 それから3日後。
 ルフェリア村を一望できる丘の上に、騎馬の一群があった。
 白馬に跨る男は、スクラマサクス騎士団長・マサカズ=フォン=アルゲマイネ。
 その傍らに、地味な格好の偵察員が跪いた。
「…村は手薄なようです。現在、村にある戦力は、魔女マインシュッツルテッドノイバウテニカ、そして…傭兵協会からの派遣社員が一名。奴は…バゼラードです。」
 マサカズは、美しい金髪をかきあげながら口を開いた。
「…ほお。凄腕傭兵が来とるちゅうウワサはホントやったみたいやな。」
 騎士団の参謀、マサカズの腹心である、アスファルテ=ゴスペラニクスが、騎士団長にゆっくりと近付く。
「…如何致しましょう?」
「焼き討ちは止めや。」
「では、直接…」
 マサカズは頷く。
「せや。魔女狩り法に則って、マインシュッツルテッドノイバウテニカとガチでやったるわ。正々堂々とな!」
「魔女の魔力は凄まじい…しかし、それをわかっていながら正々堂々戦う…我々に出来ない事を平気でやってのける。流石は我々の長!そこに痺れるッ!憧れるッ!」
「いくで、皆の者。魔女の首を取れば、俺らの名も上がる。ほしたら、俺らが主、アンヘリエッタ様の名も上がるちゅうもんや!なーに、俺らは一騎当千のスクラマサクス、魔女の1人や2人、ちょちょいのちょいやで!」
「おー」
 騎士団は歓声を上げ、マサカズの白馬が先陣を切る。それに続き、怒涛のように、騎馬の駆け音が響き出すのであった。

つづく
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  1. 2009/04/04(土) 23:51:41|
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