私設強襲部隊ペドフィリアズ
国家を隠れ蓑に暗躍する闇の部隊、その名はペドフィリアズ

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レッツ・ゲットセット・リバイブ

第壱話『奥さん、戦争です。』

 ふと、丸木戸は目を覚ました。
 だいぶ満足した眠りだったようだ。二度寝する気は起きない。
「…行くか。」
 ふわああ、と、気怠げな欠伸を一つすると、丸木戸は、寝床を後にした。

 都内某所。コーヒーショップ『ゴッドバックス』の2階、窓際席。窓の外、眼下に広がる往来を眺めている、1人のくたびれたスーツ姿の中年男性がいた。
 その背後に、いつの間にか人影が立っていた。丸木戸であった。
 丸木戸は、中年男性のすぐ隣の椅子に腰掛けた。
 中年男性は、ハッとしたような顔で丸木戸を見。
「まさか…本当に現れるとは…」
 丸木戸は、ふふふ、と含み笑いを浮かべると、言った。
「僕を駆り出す気となると、相当な事態なんですか?」
 中年男性は、しばらくの間、ポカンとした顔で丸木戸を見ていたのだが、少しずつ真剣な顔に戻った。そして、視線を再び窓の外に移し、ゆっくりと話し始めた。
「“中ニ病”はご存知の事と思いますが…『自分は特別な人間』という錯覚に囚われてしまう精神状態を指した言葉です。若者特有のもの…とされていましたが、最近では、成人を迎えてからもこの病に冒される人間が少なくありません。ただし、精神年齢の成長過程において陥り易い状態とも言えます。これを克服して、社会の一員となっていくのだと、私は思っていますが…」
 丸木戸は、中年男性の言葉に耳を傾けながら、窓の外を見ていた。
 窓の外。街を行き交う人々。この中に中ニ病がどれだけ混じっているだろうか。
 丸木戸は口を開いた。
「僕もそう思います。まあ、精神的に幼いままの人間が増えたという事でしょう。」
「ええ。ただし、問題が…」
 丸木戸は中年男性を見た。中年男性は視線を窓の外から動かさず、言葉を繋ぐ。
「この中ニ病、精神的なものだけで収まれば良いのですが、最近…いわゆる“イレギュラー”が発生していまして。」
「イレギュラー?」
 中年男性は頷き。
「思考だけなら問題ありません。中ニ病に冒された判断基準に則り行動するにしても、軽微なものなら、ただの“痛い記憶”として残るだけですが…イレギュラーは、“力”をも持ち合わせているのです。異常な力を。」
「何故?」
「わかりません。ですが…中ニ病に異常能力…最悪のパターンです。下手をすれば、大災害に発展してしまう危険性がある。」
「つまり…世の中が自分中心に動いていると錯覚している中ニ病罹患者達が、特殊能力に目覚め出したとおっしゃるのですか?」
 中年男性はまた頷き。
「その通りです。」
 丸木戸は静かに席を立った。そして言った。
「わかりました。中ニ病イレギュラーの排除を、僕がやりましょう。」
 中年男性は、申し訳なさそうな顔をし。
「お願いします。神にしか頼めないのです。こんな事は…」
 丸木戸はその言葉に対し、微笑みながら静かに頷くと、コーヒーショップを後にした。

》続く《
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  1. 2009/02/21(土) 16:28:36|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:1

  

コメント

やーまーだーはー?
  1. 2009/02/21(土) 18:35:17 |
  2. URL |
  3. あおきはyt」 #-
  4. [ 編集]

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