私設強襲部隊ペドフィリアズ
国家を隠れ蓑に暗躍する闇の部隊、その名はペドフィリアズ

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くだら

例えば僕が「生きるのってくだらねえな」と言ったとしよう。
すると絶対「だったら楽しくすればいいじゃん!」なんて言う奴がいるんだよ。

そんな奴の事を僕はソウルイーターと呼ぶ。

くだらねえと呟いて冷めた面して生きながら、特に何かをするわけでもなく、日々を当たり前のように生きる。
それがくだらねえと感じている。
しかし何か新しく始める気にはならない。
くだらねえ、と呪文のように繰り返しながら、くだらねえ人生を送る。

もしかしたら、わざとやってるのかも知れないな。

「どうせ死ぬんだから生きるのなんて無駄」とか言いながら生きてるのと一緒。
「くだらねえ」と言いながらくだらねえ事をやる。
なんででしょう?

もう、あらゆる事がどうでもいいってさ。
生きるとか死ぬとか
家族とか彼女とか愛とか
国とか金とか仕事とか
仲間とか友情とか

そんな事を考えながらも

家族を大切にしたい俺が居るし、
仲間を大切にしたい俺が居るし、
金が欲しい俺が居る。

矛盾ばかりで頭が痛い。
あ、そうそう。
アル中になりました。

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  1. 2008/06/30(月) 00:02:51|
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夜の森ナハトバルト

 敵の偵察部隊が来るという事で、俺は警戒任務に就く事になった。
 警戒地点は、昼でも暗い森の中。
 おそらく、敵は夜の闇に紛れてやってくるだろう。
 情報によると、敵部隊は、暗視装置の所有が確認されている。一方、当部隊には暗視装置は無し。
 その為、目視による警戒は圧倒的に不利。車長の判断により、聴音監視を行う事になった。頼れるものは己の耳のみ、という事である。
 どうせ目が使えないのならば、なるべく敵からは見えにくい場所で警戒をしようという事になり、僕は目の前がほとんど見えない藪の中に監視位置を構えた。

 それからどれ程時間が経っただろうか。
 辺りは真っ暗闇で、何も見えない。
 本当の闇。
 自分が目を開いているのか閉じているのかわからなくなる。
 僅かな音が、足音に聞こえてしまう。無線がないから状況が判らない。一体何処まで敵がやってきているのか。もしかしたら、すぐ側まで来ているのではないか…。
 敵は暗視装置を持っている。もしかしたら、とっくに位置の特定をされているかも知れない…。
 そして奴ら、惨めな俺をほくそ笑んでやがるんだ…。
 霧が出始めた。視界は完全に奪われた。
 背後で音がした…ような気がする。俺はとっくに包囲されているんじゃないか?
 敵は何処に居るんだ?
 俺は何をやっているんだ?
 こんなの、無意味じゃねえか。無線も、暗視装置も、武器も無いのに…。

 雨が降り始めた。
 6月だというのに寒い…。
 ふと、森の奥に白い影を見る。すぐ消えた。きっと目の錯覚に違いない…。

 寝ているのか?起きているのか?
 ここは何処だ?敵は?
 暗い。味方は何処だ?
 この音は何だ?足音なのか、雨音なのか?敵は何処まで来ている?
 味方はとっくに全滅したんじゃ…。
 まだ、15分しか経ってない…1時間くらいだと思ったのに…。
 敵が来てるかもしれないから気も抜けない…椅子も何もないから身体も休まない…。

 それで3時間。疑心暗鬼に駆られ、気が触れそうになりました。

 あの日以来、なんだかおかしいんです。視界の隅に人影みたいなのがが見えたりとか、横に立たれた感覚があったから振り向いたら誰もいないとか。
 夜の森は危ない。マジな話。
 あの任務で、霊感が覚醒したのか、頭の回路がおかしくなって幻覚を見ているのか。
 暗闇に放置されると気が狂う。本当。やばい。
 3時間でこの状態だから…。

 脚色はありません。実話です。

 また闇の中にありもしないモノが見えた…今度は大きな目が一瞬現れてまた消えた。
 幻覚だ、幻覚に違いない…



  1. 2008/06/27(金) 09:36:12|
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ハッピィ☆ばぁすでい

ファック!束の間の眠りから醒めると、25歳になっていた。
何の楽しみもねえ日常だ、バースデイてのはちょっとしたイヴェントに違いない。
「こいつはブログのネタになる」と、おもむろに携帯を取り出した僕だったが、ハッ!?…気付いてしまったんだよ。

誕生日おめでとう、とメールくれたのは姉ちゃんだけじゃないか。

「なんだよなぁ、ここでわざわざブログに書いたら、『誕生日だよ祝ってね☆』と言ってるようなモンじゃあないか。それってとても卑しい事だと、我思う。故に我あり。祝福を求めるなんて、寂しいなあ僕は…」
と、バスの隣の席に座っていた女子高生にわざと聞こえるように、あらん限りの声を張り上げて呟いたんだ。
予想は出来た。そしてその通りになった。女子高生は、まるで地べたを這い回る不快な虫を見るかの様な目で僕を見た。
僕はすごく萎縮してしまったんだが、声を振り絞って、
「最後に笑っちゃうのはセーラーふくなんだよな結論…」
と言った。
すると、僕の後ろの席に座っていたオタク風のデヴが、
「あっ、そっそれ、『もってけ☆セーラーふく』でしょ!?オイラも知ってるよ!さあ、一緒に踊ろうよ!」
と、一人で勝手にヒートアップし暴走。狭い車中で乱舞を始めた。
「カ、カオスだ…」
何よりもカオスなのは、振り付けとかを一切無視しているところだ。完全に別物になっている。それはお前のオリジナルダンスじゃねえか。

僕は少し期待していた。このデヴが立ち上がった時、「こいつ、芋洗坂係長のような完璧なダンシングを見せてくれるかも知れない」と。
ところが期待は見事に裏切られた。
「ファック!世の中なんてこんなもんさ。」
僕は吐き捨てるように言った。デヴの乱舞は止まらない。
「もう…ダメだ…地球は終わりだ…」
僕の右斜め前の席に座っていた男子高生が、頭を抱えてしまった。
「うわぁあああぁぁぁあああん!」
最後尾の席に座っていたょぅι゛ょが泣き出した。
その泣き声に触発されたかのように、デヴはますますヒートアップ。
シルバーシートに座っていた、白髪の老人男性が叫ぶ。
「危険じゃ…閉鎖空間のカオスが臨界を超えようとしておる…いかん!このままでは宇宙の法則が乱れるぞ!」
何て事だ…僕が卑しい考えをしたばかりに…こんな…こんな事態になってしまうなんて…ファック。
「ムゥッ!歪みが拡大しておる!これでは、空間のエントロピーが増大し、物理的崩壊を起こす!」
「終わりだ…宇宙は…もう…終わりだ…」
「うわあああぁぁぁあああぁぁぁん!」
皆が絶望に呑み込まれようとしていた。
その時だった!
「…さあ、はじまるザマスよ」
バスの運転手さん。
「いくでがんす」
泣くのを止めたょぅι゛ょ。
「フンガー!」
先程まで絶望していた筈の男子高生。
「まともに始めなさいよ!」
そして、僕の隣の席の女子高生。

4人は完璧な、寸分違わぬ振り付けで、『もってけ☆セーラーふく』を踊り始めた!
もはやデヴは完全に蚊帳の外である。

「おお…奇跡じゃ…空間のカオスが収縮してゆく…!」
そうは言うがな、端から見ればこの状況も十分カオスだろ。
いずれにせよ、宇宙は救われたんだ。良かったじゃないか。

直後、コントロールを失ったバスは、電柱に勢い良く突っ込んだ。

宇宙は救われたが、
ざんねん!
わたしの じんせいは
ここで おわってしまった!
ファック!



  1. 2008/06/25(水) 16:12:25|
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20代半ばのラプソディ

僕もあと2日で25歳になるし
うんことか言ってる場合じゃないような気がする
って言うか
言ってる場合じゃないな。

地元や大学の友人知人同級生達が
次々と家庭というものを築いていく事実を前にして
僕は何もせずにいる

「何もしなけりゃあっという間に独身貴族だよ」
と聞いて
貴族かーいw(チーン)
と心の中で髭男爵

家庭を持つ者 持たない者
25歳と言えば 家庭を持っててもおかしくはない年齢なわけだが
僕みたいに独り身の者も居れば
予約入ってます、的な者や
既に夫婦になってる者も居る

この差は何?
彼らと僕らの違いって何だろう。

結婚したいのか?と問われると
う~んと返答に迷う状態。
だったら気にするなよ、と言われても
たまに考えたりする。

なんだろ、結婚って何の為にするんだろ?
なあ、そこが知りたいわけだよ僕は。

結婚の前段階に恋愛があるのなら
恋愛って何の為にするんだろ?
なあ、そこが知りたいわけだよ僕は。

困った僕はアタマの中の友人に訊いてみる事にした
すると友人は言うんだ
「何の為、とかじゃなくて、自然とするもんじゃないのか。直感で『この人いいな』と思った人とするもんじゃないのか。『この人とずっと一緒に居たい』と思うから結婚するんじゃないのか」

あ~…さすが友人だ。
訊いてよかったな、とニコニコしていると
ニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべ、ドス黒いモヤを纏ったもう一人の僕が言う
「愛や恋なんて綺麗事で誤魔化してるけどさ、結局はセックスだろ?皆、粘膜が作り出した幻想に囚われてんのさ。俺はそれが気にいらねえんだよ。結局は肉の繋がりを求めてるクセして、愛だの恋だのと美化しやがる…愛も恋もねえだろ?結局は獣と同じ事やってんだよ」
「違うよ!確かにえっちはするけど…それだけじゃないよ!二人一緒にいるだけで何だか幸せなんだよ!別に他愛のない話でも、例え会話がなくっても、『この人の隣にいるだけで何だか嬉しい』って、そういう気持ちを恋って言うんだよ!」
「はぁ?何処から湧いてきやがったんだ?オマエ?」
「貴方はそういう経験をした事がないの?『この人を大事にしたい』って思った事ないの?」
「ああ!ムカつく奴だなァ!お前は誰だ!ふざけんなよ!消えろ!」
「そうやって結局はぐらかすんじゃない!」
「ウーウーウー」
「弱虫!結局は傷つくのが怖いだけでしょ…何度目?これ。毎回同じ答えが出るよね」
「…チガウ…チガウ…」
「ははははは!結局貴方はオナニー野郎なのよ!ははははは!はははははは!」

どうして僕の中にこんな奴がいるんだろう
僕は僕自身をこうして責めてしまう
普段は忘れてるのにな。
恋愛とかについて考えるといつも同じ結果になるんだよな
自分で自分をボロクソに責めて終わり。

クソ…クソ…あいつ…

俺って粘着質だよなあああ!
あーアタマがイタいなー!

クソ…クソ…
もう何もできないし、する気もねえや。
僕はもう、彼女とか、結婚とか、いいわ。
知らない。
わからない。
どうでもいい。

時々、『結婚かあ…』なんて思い返して、結局最後は自虐になる、そんなキモい人でいいや。
もういい。
どうでもいいわ。



  1. 2008/06/23(月) 00:09:54|
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食事中はご遠慮ください

セフィロス:
「フッ…うんこ野郎とは我々にとって最大の賛辞ですが、何か?

そうさ俺達ゃうんこ野郎
うんこにまみれてうんこを食らう
けっこう毛だらけ 猫灰だらけ
渡る世間はうんこだらけ
「お食事中失礼しやす!」
パンがなければうんこを食えばいいじゃない?
貴方達のうんこみたいな人生の中で
人生ゲームしたらいいわ

今日もTVを見てたらさ
うんこが映ってたんだ
僕は「ああ、またうんこか」ぐらいにしか思わなかったんだけど
TVでこんなモノ放送しちゃっていいのかい?

「あ…イヤな世の中になったなあ…」
と呟いて街に出たら
街にいっぱいうんこが落ちてた
僕は「ああ、またうんこか」ぐらいにしか思わなかったけど
街にこんなにうんこが溢れてていいのかい?

吐き気を催した僕は
本屋に入って雑誌をめくると
デカデカとうんこが載っていた
僕は「いい加減にしろ!」と
店主に向かってうんこを投げつけた
店主は申し訳なさそうな顔をしたが
僕は彼の笑顔の奥に隠されたうんこを見逃さなかった

僕は電車を乗り継いで
市ヶ谷防衛省に乗り込むと
幕僚長を人質にとり
ベランダに出てこう叫んだ
「貴様らはうんこだろう!」と
「うんこならば、何故うんこを苦しめるうんこを守ろうとする!?」
すると集まってきた自衛官達が
「うんこを冷やせ!」
「バカなうんこを止めろ!」
と叫ぶので
僕は「ごめんなさい」と言って帰った
衛門に居た守衛さんが
「気をつけて帰るんだよ」と言ってくれて
僕は涙が出そうになった

何処かで見た文章に、
「この世のあらゆるものは『うんこ』に置換できる」とあった。
その通りだと思う。

だから僕はうんこ世界で
精一杯うんこ垂れ流しながら
陸上うんこ隊で働いて
うんこ国家に貢献して
うんこ戦場でうんこ漏らして
うんこみたいに惨めな死に方をしたい

お前ら好き好んで兵隊になった親不幸者じゃねえか
うんこうんこ言いながら死のうぜ
ちげえねえ ヘヘ…ちげえねえや



  1. 2008/06/22(日) 21:39:04|
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AALV

『AALV』【アールヴ】
(Advanced-Armored-Leg-Vehicle)
進化型装甲脚車両。
《概要》
・平均的なサイズは、普通自動車を縦に置いた程度。
・トラックサイズ、軽自動車サイズもある。
・元々は重作業用の補助装置として研究されていた。
・理念は『人間の運動性を活かしつつ、人間以上の力を発揮する』
・戦闘用でないものは『MALV』【メイルヴ】(Multipurpous-Advanced-Leg-Vehicle)「多目的進化型脚車両」と呼ばれる。これは消防隊や警察、建設現場などで使用されている。
・搭乗者の筋電位を検知し、動作入力信号とする技術を利用した事により、操作インターフェイスの簡略化、全体的な小型化が可能となった。
・↑の為、操作に複雑な訓練は必要なく、搭乗者は普通に腕や脚を動かすだけで良い。
・パワー出力は運動能力に関係しないが、スピード出力は搭乗者の運動能力がもろに反映される。鈍い奴が乗れば鈍く、素早い奴が乗れば素早くなる。
・搭乗前はしっかり準備運動をしないと、急激な動作をした時に怪我をする。
・新型のアクチュエータが開発された事も、小型化を可能とした要因。
・軽量ながらも強度を持った新素材の出現により、兵器としても利用されるようになった。
・現在でも開発研究が続けられており、AALVの進化は日進月歩である。
《兵器としてのAALV》
・AALVは主に、障害物が多く、複雑な地形での戦闘を得意とする。
・利点1『汎用性』。『手』がある事で、搭載火器の換装が従来の兵器よりも容易。火器の種類によって、AALV1機で様々な任務をこなす事が可能。
・利点2『装甲力』。大抵の小火器は弾き返す。歩兵には無い生存率の高さ。
・利点3『踏破力』。『脚』がある事により、極端な凹凸地や、山岳地帯を踏破可能。さらに、サイズの関係から、全部が全部できるわけではないが、建物内などに進入する事もできる。市街地などでも効率的に運用可。脚部にローラーやホバーを取り付けた高機動タイプも存在する。平坦地であれば戦車以上の能力を発揮。
・利点4『火力』。パワーアシストにより、人間の筋力を超えた重火器を所持する事ができる為、火力においても申し分ない。
・最新の装甲は、現時点で、厚さ50mmのものが、20mm徹甲弾の斉射を6.3秒間耐える事が可能(最大効果距離において)。
《VS戦車》
従来の主力陸戦兵器である戦車とAALVを比較すると、遮蔽物のない開けた場所で戦った場合、戦車が優位である。AALVは、『とっさにかわす』という動作が可能であるが、発射を確認してからでは遅い。発射のタイミングを計ってかわすしかないが、至難の技である。現代戦車の砲塔旋回速度はかなり速く、ロックオンされてしまうと逃げ場がない。ロックオン対策として、攪乱装置を搭載したAALVもある。一方、市街地や樹木が多い野外など、遮蔽物が多い場所はAALVに有利に働く。AALVは、『しゃがむ』『ふせる』といった動作により、最大の問題である対投影面積の問題を軽減する事ができる。前述の通り、AALVは、『とっさにかわす』事が可能であるという事もプラスであると言えよう。しかし、いずれにせよ、AALVで戦車とガチバトルできるのは、ごく一部のベテランパイロットのみであり、兵器単体としての戦闘力は、まだ戦車が優位である事に変わりはない。だが、戦闘体系の変遷により、戦車を使用する様な戦闘が減ってきているという事実は、無視する事はできないだろう。
《新装甲について》
軽くて丈夫な新装甲であるが、一定の厚さを超えると耐弾性能が変わらなくなるという特性があり、戦車には使われていない。戦車の装甲は現行のもので一番強度を持たせる事ができるという事である。
《VSヘリコプター》
対ヘリの戦闘では、AALVはかなり有利となる。『腕』の存在により、仰角に幅を持たせる事が出来る為である。さらに、FCS(=Fire-Control-System)の性能向上により、対空命中率も高まっている。また、AALV搭載用の高性能対空ミサイルも開発されている。ただし、重装ヘリと呼ばれる、AALVと同じ新装甲を採用したヘリについては、従来のヘリよりも軽量、頑丈、重武装と、なかなか厄介な存在になっている。前述の高性能対空ミサイルを使用するか、大口径の機関砲をもって対処するしかないだろう。
《VS航空機・ミサイル》
対空用にフルカスタマイズしたAALV以外で戦いを挑む事は避けた方が無難である。高速でヒットアンドアウェイを行う航空機には、“並の”AALVでは勝ち目がない。遠距離からのミサイル攻撃は、FCSの性能によっては、携行の機銃で撃ち落とす事も不可能ではない。撃ち落とす以外の対策として、チャフポッドやフレアディスペンサ、欺瞞レーザシステム、ECMなどを装備している機体もある。
《VS歩兵》
対歩兵戦闘においては、AALVの本領発揮である。まず、歩兵の携行火器はほとんど無効化可能。弱点は対戦車火器のみ。また、歩兵が潜伏しているような複雑な地形に進入する事が可能である。歩兵によるゲリラ戦闘が増えつつある状況では、AALVは非常に有用な兵器なのである。
《費用効果》(本体価格のみ)
MBT×1=AALV×3
《追記事項》
・理論上、AALV2機でMBT1両を撃破可能。
・戦車を動かすには最低3人。AALVは特殊機を除いて1人。
・メンテナンス面では、AALVは各パーツ毎モジュール化されている為、効率が良い。
・コクピット周りに特殊な耐衝撃ジェルを満たす事で、被弾時などにパイロットにかかる衝撃を軽減。
・動力源は水素エンジンとバッテリー。連続稼働で2日は保つ。
《陸戦能力比較》
『耐弾性』
戦車>AALV>歩兵
※重装甲は戦車の一人舞台。
『火力性』
AALV>戦車>歩兵
※火器のバリエーション分AALVに有利。
『踏破性』
歩兵>AALV>戦車
※人間の踏破能力は凄まじい。ただし、疲労の問題は除く。
『汎用性』
歩兵≒AALV>戦車
※AALVは人間に出来ない作業も出来る。逆もまた真なり。
『時代性』
歩兵>AALV>戦車
※歩の無い将棋は負け将棋。戦車はボチボチ時代遅れ。



  1. 2008/06/21(土) 07:40:28|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

<第三砲台高校>
 今、この国にもの凄い事が起きている。これが、師匠の言っていた『重大な局面』…今すぐに僕は、死神工場に行って、ヤタガラスに乗らないと…それはわかっているけど、動けない。
 学校はいきなり空から降ってきた謎の軍隊に占領されてしまった。
 何の説明もできない。全く訳がわからない。
 でも…僕はヤタガラスに乗らないといけない。今、この状況を打破する為に。
 しかし、どうやって…?
 授業中の占領、僕達は教室に軟禁状態。学校の外には一歩も出る事ができない。
 僕も同じだ。教室の入り口に立つ、ライフルを携えた黒い戦闘服の兵士の顔色を伺いつつも、自分の席から動けない。
 ちくしょう。師匠との修行は何だったんだ…。
 その時だった。校門を突き破って、一台のトレーラーが校庭に進入してきた。荷台に乗っているのは、ヤタガラス…まさか、師匠!
 トレーラーが停止すると、ヤタガラスはゆっくりと立ち上がった。
 一体誰が動かしているんだ?
 ヤタガラスは、辺りを見回した後、真っ直ぐに僕の教室に向かって来た。
 黒い腕が窓ガラスを突き破る。窓際の席に座っていた生徒が悲鳴を上げる。破片で怪我をした人間もいるようだ。
 しかし、ヤタガラス…僕の居場所を探索したというのか…。
 ヤタガラスは、乗れと言わんばかりに、コックピットのハッチを開いた。
 中は…無人。
 まさか…誰も乗っていないのに動くのか、この機体は…。
 …今は考えるより行動だ。

 ヤタガラスのコックピット。
 《…聞こえるか、雛橋》
 「その声は、師匠…」
 《…遂にこの時が来てしまった。と言うより予測はしていたがな》
 「予測?師匠は一体…」
 《私の名は倉橋五十六…帝国陸軍の亡霊。かつては『鉄鬼』と呼ばれた男だ…》
 「な…なんですって?」
 《…戦え、雛橋。最後の戦いだ。私の最高傑作と!》
 モニタに映ったのは…自衛軍の機動機甲!
 「…スケアクロウ…」
 《雛橋。お前はこの国に与えたハンデだ。ここでお前がスケアクロウ…鬼戸を止めなければ、この国は終わる。瓦礫の山となるのだ。》
 「なんだって?」
 《聞け。雛橋。この第三砲台高校の地下には、大陸間弾道ミサイルのサイロがある。お前が負けた時、ミサイルは自爆する。そうなれば…》
 「し、師匠…貴方は…!」
 《この国はやり直さねばならない…が、お前は最後の希望だ。さあ、戦え!この国の価値を示してみせろ!》

…まだつづく

めんどくせー。もうやめていいですか?
次の話のネタが浮かんできちゃったんですけど。



  1. 2008/06/20(金) 21:34:57|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

<士鋼vs士鋼改>
於:死神工場地下ドック

 師匠の乗る機体は、僕と同じ『士鋼』をベースに、師匠専用にカスタマイズした『士鋼改』…改と言えど、機体性能はほぼ互角、後は…パイロットの性能のみ。おそらく、勝負は一瞬で決まる。
 「…さあ、いつでもかかって来い。」
 水の心…心を…静かに保つ…。

 士鋼は木刀を構えて走り出した。
 それに応えるかの様に、士鋼改も走り出す。
 両者がすれ違う刹那、鉄と鉄がぶつかり合う激しい音が響き…。
 回転しながら宙を舞う木刀。
 …先に膝を折ったのは、士鋼改。
 乾いた音を立てて、木刀が床に転がった。

 「見事だ…雛橋。この短期間でここまで腕を上げるとは…」
 「師匠…」
 「…雛橋。お前に伝える事がある。…もうすぐ、この国には、重大な局面がやってくる。その時お前は…」
 師匠の背後のシャッターがゆっくりと開いていく。
 中にあったのは、一機の黒い機動機甲。そして、その傍らに横たえられた一振りの巨大な刀。
 「…この『ヤタガラス』と、近接戦闘用巨大刀剣『ナナツサヤ』を使って、この国を導くのだ。」
 「…この機動機甲は…」
 「…雛橋。この工場は、大戦当時、第三防衛要塞に駐留していた兵器実験部隊『カグツチ』の管轄下にあった。そのカグツチが開発していた試験機がこの機体だ。ヤタガラスとは神話に語られる、天皇を導いた鴉の名…雛橋、お前はこの機体で、この国を導け」
 「…師匠。貴方は一体何者ですか…?」
 「…私の事はすぐにわかる。さあ、日常に戻るが良い。」
 「…」
 僕は死神工場を後にした。

<自衛軍基地>
 「…わざわざお前から来るとはな。東雲。何かあったのか?」
 「…九頭君。最近、兵の脱走が多い事は知ってる…?」
 「ああ。この基地でも数名が脱走してる。それが?」
 「脱走の裏にあるモノを掴んだの…」
 「裏にあるモノ?」
 「ええ…『剣の会』と言う名前を聞いた事はある…?」
 「ああ。最近、名の売れてきた極右過激派組織だ…ってまさか!?」
 「そのまさかよ…脱走した兵士達は皆、剣の会の構成員達だったわ…」
 「な…!」
 「剣の会が掲げる思想は『母国の再生』…これが意味する事がわかる…?」
 「母国の再生…極右の過激派…おいおいおい、奴らまさか…」
 「…力による再生。」
 その時、幹部室に伝令が駆け込んできた。
 「九頭少尉、た、大変です!」
 「お前らのその台詞、誰かに言わされてんのか?」
 「え!?いえ!それより…!」
 基地内に警報が鳴り響く。程なくして放送が入った。
 《各員に告ぐ。当基地は現時刻をもって第一種非常態勢に移行する。繰り返す。当基地は現時刻をもって第一種非常態勢に移行する。》
 「な、なんだよなんだよ!」
 「そ、それが…信じられない話ですが…各地で無人機動機甲が一斉に暴走、さらに、『剣の会』と名乗る組織が武装蜂起、おまけに正体不明輸送機による空挺降下…とにかく今我が国はトンでもない状況にあります!」
 「おいおい…アニメかよ…」
 「…アニメじゃない…」
 「どうした東雲?」
 東雲は素早く懐から拳銃を抜き、俺様に突きつけてきた。
 「ちょ、おま!ど!?」
 「…ホントの事よ。」

つづく…



  1. 2008/06/19(木) 21:55:08|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

 …それから、僕はあの謎の男との約束通り、毎週日曜日に、死神工場に赴き、機動機甲の操縦訓練を受ける事になりました。

 「…いいか少年。機動機甲の性能は操縦手の性能だ。筋電位を動作入力信号として用いる機動機甲は、操縦手の運動能力に直接的な影響を受ける。」
 「じゃあ僕が鈍い動きをすれば…」
 「当然、機動機甲の動作も鈍くなる。…だが安心しろ、私は3ヶ月で君を使えるようにする。」

 「これが…僕の乗る機動機甲…」
 「そうだ。『士鋼』。かつての大戦中、帝国陸軍の主力だった機体だ」
 「士鋼…」

 「違う!そんな亀のような動作では戦闘になる前に終わるぞ!」
 「…」

 「機動機甲による近接戦闘の要素は、単純に言うと、力と速さだ。力は機体の性能で決まる。となると、戦局を分けるのは何だ?」
 「速さです」
 「その通り。つまりは機動機甲同士の戦いは、操縦手で決まってしまうと言っても過言ではない」

 「そう言えば、貴方を何とお呼びしたら?」
 「君の好きなように呼ぶがいい。」
 「じゃあ師匠と呼びます」
 「…」

 「何度言ったらわかるんだ!神経を研ぎ澄ませ!気を抜いたら死ぬぞ!」

 「…目を瞑り、心を水面に例える。そこに一滴の水を落とす…波紋が出来る。やがて波紋は消え去る。後に残るは静かな心…戦いで心乱れたら、これを思い出せ。」

 1ヶ月が過ぎ…。

 「あ…千歳。大丈夫か…?」
 「ああ。平気だよ。」
 「本当か?辛いなら辞め…」
 「いや。永谷さん。僕は辞めない。途中で投げだしたくないんだ。…それに、なんだか楽しくなってきたよ。」
 「千歳…」

 「よし。当初に比べると大分良くなってきた。だがまだまだだ。そんな事では他人を守る事などできん」

 「感覚に頼るな。考えながら戦え。行き当たりばったりに判断するのではなく、理想の戦いを頭の中に描いて、それをなぞっていけ。」

 「今日からこれを使って訓練する」
 「…?棒…?」
 「剣術だ。」

 2ヶ月が過ぎ…。

 「千歳君…何だか、凛々しくなったね」
 「…そうかな。自分じゃわからないけど」
 「変わってきてるよ。…格好良くなってる。あ、そう言えば…最近ニュース見てる?」
 「いや…何で?」
 「軍でね、脱走兵がたくさん出てるんだって。」
 「軍…」
 「それとね、国会がまた中断されたの。政党同士の裏のかき合いでね。」
 「国会…」
 「後ね…全国で教師が相次いで捕まったりとか、警察官が自殺したりとか…」
 「…」
 (この国は不安定な状態にある…)

 「剣術も同じ。心を静かな水面に見立てれば良い。」
 「しかし師匠。銃器の前で剣が役に立つのでしょうか?」
 「銃の弾丸は直線的に発射される。銃口の前に立たなければ絶対に当たらん。…剣は君の素早さを極限まで高める為に使うに過ぎん。」
 「…」

 「…良い太刀筋だ。だがまだ迷いがある。剣を振るは一瞬。全てを無にするのだ。」

 そして、3ヶ月が過ぎた…。

 「…よし。今日で約束は終わりだ。」
 謎の男、もとい、師匠は、静かにそう言った。
 「最後の仕上げをする。」
 「…仕上げ?」
 師匠はゆっくりと一度深呼吸をして、
 「…師を越えてみせろ!」

つづく…



  1. 2008/06/16(月) 13:28:07|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

 遂に死神工場内部に足を踏み入れる時が来ました!

 入り口を塞いでいた鉄の板は意外とアッサリ開いてしまいました。鍵も何も掛かっていません。工事現場にあるような、申し訳程度に滑り止めの付いた鉄板でした。
 梯子を上った先は、コンクリート製らしき壁に四方を囲まれた、だだっ広い空間でした。例えるなら…一般的な高校の体育館ぐらいでしょうか。中は薄暗いですが、今まで通って来た地下道に比べると、若干明るい感じです。何処からか光が入って来てるんでしょうか?
 そんな広い空間の真ん中に、僕達3人はポツンと佇んでいるのでした。
 上を見ると、手摺りがついた金属の橋が、空間の上部を横切るように掛かっています。橋の両端は、壁に四角くくり貫かれた穴の中に続いています。多分、通路ですね。
 さらに、対面の壁の上部は、せり出すような構造になっており、そこには幾つもの窓がついています。窓にはシャッターが降りていますが、きっと、あの窓からは、この空間を見渡す事ができるんでしょう。
 「なんなんだ、ここ…?」
 さらに、床には、白線やら、虎縞線やらがペイントされています。
 「駐車場…?」
 駐車場?…確かに言われてみればそんな気もします。ただ…床の白線によって区画された場所に、シートを掛けられた巨大な物体が…大きさ的には…そう、この前、校庭で見た機動機甲…とか言うロボットくらい。それが2つ、置いてあります。
 「もしかして…ここ、機動機甲の駐車場…じゃない?」
 「あ!…千歳君、鋭いわね!確かに言われてみれば、ここは…それにあのシートを被った物体も…サイズや、凹凸の形状からして…」
 「ちょ、何で廃工場に機動機甲があるんだよ!?」
 「…やっぱり、ここも…」
 その時!突然、空間内が明るくなりました!
 「!?」
 「しまった!」
 「…何だ、まだ少年少女ではないか。」
 空間に響いた声。その主は、鉄製の上部通路に立つ人物でした。短く刈り込んだ坊主頭、円縁の眼鏡、がっしりした体格…ダークグレーのスーツに身を包んだ謎の男…見た目年齢は、中高年といった所でしょうか。いつの間に現れたんでしょう?
 「逃げるわよ!」
 秋野さんが叫ぶとほぼ同時か。
 一発の銃声が鳴り響きました。
 「…!」
 撃ったのは…通路の上に立つ男。
 「…空砲だ。次は当てる。これは警告だ。逃げようとするな。」
 「…」
 男の声はゆっくりと、深い重みを持った響きで、僕らの足を立ち止まらせます。蛇に睨まれた蛙。まさにその言葉がピッタリです。
 「…質問に答えろ。何の用があって此処に立ち入った。」
 男は銃口を外す事なく、淡々と言葉を発します。事務的…冷徹…機械のような印象を受けます。
 質問に答えたのは秋野さんでした。
 「…廃墟探検です。」
 「…ほう。廃墟…か。此処が廃墟だと思ったという事か」
 「…」
 「立入禁止とされている事は知っていたのかね。」
 「…知っていました」
 「知っていて入ったか。…では、ここが政府の管理下にあると知っていたら、入ったかね?」
 や…やっぱり、ここも…政府の施設だったんだ…単なる廃工場じゃなかったんだ…。
 「……」
 「答えるんだ。ここが政府の管理下でも、君達は入ろうとしたか?」
 「…入ろうとしました。」
 「えッ!?」
 ちょ、それはマズい…!
 「フ…ファッハッハッハッ…!」
 あれ…?
 「…面白い。実に面白い…ふむ…」
 え???えええ???
 「…本来なら君達は銃殺だ。だが、私の出す条件を呑むならば、命は保証しよう。」
 な…ナニソレ!?
 「…条件を言おう。そこの少年。」
 え!?僕!?
 「は…はい」
 「君はこれから3ヶ月の間、毎週日曜日、此処に来る。そして、此処で機動機甲の操縦を習うのだ。」
 「ええ!?」
 「ちょ、それはどういう…」
 「質問は許さない。条件はこれだけだ。」
 「い…いきなり過ぎてワケが…」
 「ワケが分からないのは承知の上だ。それを受け入れてでも生を選ぶか、拒否して死を選ぶか…」
 「そ…そんなの…」
 「少年。一つだけ教える。今、この国は非常に不安定な状態にある。臨界が訪れるのも間近だ。…君は大切なモノを守る力が欲しいと思わないか?この不安定な世界で。」
 不安定な状態…確かに言われてみればそんな気もします。いや、ずっと、もっと前から…この国はおかしいと、何となく感じていました。男の言葉…“臨界”というのはつまり…この国に“有事”が起こるという事…社会の時間に聞いただけの“有事”が…。
 「…わかりました」
 「千歳君!?」「千歳!」
 「…こんな所で死ぬのはゴメンです。それに…二人を助けたい。断ったらこの二人も殺すんですよね?」
 「…ふッ。ふッふふ…面白い。実に…実に素晴らしい。生きているとこういう事があるからな…よし、少年。名前を教えてくれ」
 「雛橋…千歳雛橋です。」
 「よし、雛橋。約束は守れ。…さあ、帰るんだ。命を与える。」
 「…はい。…行こう、永谷さん、秋野さん。」
 「ち、千歳、お前…?」
 「千歳君…」
 こうして僕達の死神工場探検は終わりました…。

つづく



  1. 2008/06/14(土) 12:50:54|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

 土曜日。
 僕、永谷さん、秋野さんの3人が、遂に『死神工場』に潜入する時がやって来ました。
 秋野さんの指示通り、なるべく目立たない服装で、3人は待ち合わせ場所に集結。
 「来たわね!じゃあ早速レッツゴォ!」

 「…こんなトコに地下道の入り口があんのか?」
 秋野さんに付いて行くと、高架橋の橋桁の下に着きました。コンクリートの壁に、小さな鉄のドアが付いています。通った事はあっても、気にも留めなかったような場所です。
 「そう。このドアが入り口なの。…ちょっと待っててね」
 秋野さんはバックパックから何やら針金のようなモノを取り出し…!
 ま、まさか…!
 「ちょい、ちょい、ちょいっと…はい!開いた!意外と簡単な錠前ね!」
 …恐ろしい女子高生が居たもんです。
 「さあ、地下道に進入よ!明かりの用意をして…行きましょう!」

<吉貝町地下道内部>
 中は薄暗く、入り組んでおり、懐中電灯の明かりが無ければ迷子になりかねません。
 僕と永谷さんは、秋野さんを見失わないように固まって行動します。
 何処までも続く長いコンクリートの廊下…壁には点々と非常灯が付いているようですが、電気が通っていないみたいです。時折、壁の凹んだ所に錆び付いた金属の梯子が設置されているのが見えます。その上方には、小さな地上の光が…この地下道は、きっと、町の至る所に繋がっているんでしょう…まさに『大戦』時の遺物。秘密の隠し通路です。おそらく、兵隊さん達や、町の人々が避難する為に作られたモノなんだろうと思います。
 僕達は長い廊下をひたすら歩いて行きます。
 「…なあ、秋野。」
 「ん?何?永谷さん。」
 「あのさ、秋野は…あたし達と同じ高校生なのに、何でそんなにジャーナリズムっつーか…報道に興味があんの?」
 確かにそれは気になります。同じ高校生…とは、僕は思えません。秋野さんは同年代の人間とは明らかに違います。
 しばしの沈黙の後、秋野さんが口を開きました。
 「…私のお父さんも、ジャーナリストだったの。従軍カメラマン。自衛軍の海外派兵に付いて行ったりしてたわ。」
 ああ、納得。この親にしてこの子あり、と言うヤツですね。
 「でね、私が小さい頃から、お父さんはよく私に言ってきた…『真実が見たいなら、国家を信用するな』…ってね。」
 「…」
 「そして、色々な事を教えてくれたわ。さっきのピッキングとかもそう。『使うべき時は自分で判断しろ』って言ってね」
 ここで少し黙った秋野さん。一息付いて、
 「…でも、ある日を境に行方不明。私が中学2年の時。それ以来、生きているかも、死んじゃったのかもわからない。…その時、お父さんが追っていたのが、『国家の影に蠢くモノ』だったの…たまたま誰かと話しているのを聞いただけだったんだけどね。」
 僕と永谷さんは、歩きながら、黙って聞くだけです。それしかできなかった…。
 「…まあ、きっかけはそれかな…国って、大きくて、逆らえないような存在に感じるけど、それをいい事に、裏では色々な事をやってる。『国民の為』とか言って、とんでもなく汚い事をやったりしてる。でも、国民には決して言わない…それが…何となくだけど、私には…嫌なの。本当の事が知りたいのよ。『国家』という幕の裏にあるモノをね。」
 …秋野さんにそんな経緯があったなんて。今まで知らなかった…いや、知れるわけもないか…。
 「…悪ぃ。なんか…変な事聞いちまったかな…?」
 「ううん。いいよ、全然。じゃなきゃ喋らないもん。私こそベラベラ喋ってごめんねwなんかシリアスになっちゃったでしょ?w」
 …秋野さんという人が少し分かった気がします。同年代でも、スゴい人というのは確実にいるんですね。年齢なんて、関係ないのかも知れません。
 「!…あっ。ちょっと待って」
 秋野さんに合わせて、僕らも立ち止まります。秋野さんは印刷してきた地下道の見取図をじっくり見て…。
 「…お喋りしてる内に着いたみたいね。この梯子…」
 秋野さんが懐中電灯で照らした先には、一つの梯子がありました。点々と配置されていたモノと同じモノです。
 「…おそらく、この上が『死神工場』だわ」
 見上げると、暗がりの中にぼんやりと鉄の蓋のようなモノが見えます。蓋まではそれほど高くありません。
 「…いよいよ内部に潜入だな。」
 ゴクリ、と、自然に唾を飲み込んでいる僕。
 工場には、一体何が…?



  1. 2008/06/12(木) 09:38:23|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

<防衛総省>
 オッス、お疲れさん。九頭だ。
 俺は今、防衛総省に来てる。
 防衛総省ビル内の一角、中央情報部の管轄区内、小会議室。
 何で俺様がこんな所にいるかってーと、まあ、件の暴走機動機甲についての調査結果を聞きに来たワケだ。
 ドアがノックされた。
 「どうぞ~」
 ドアを開けて入って来たのは、女。幹部の制服を着ている。階級は大尉。スラリとして均整のとれたモデル体系。長い黒髪。凛とした顔立ち。たぶん、袴と長刀が良く似合うだろう。性格は、冷静かつ沈着。優れた洞察力、分析能力を持つ切れ者。年齢は23歳。
 何で俺様がこの女の事をこんなに知っているかというとだ…。
 「久しぶりね…士官学校以来かしら…九頭君は相変わらずね…今日は鬼戸君と一緒じゃないの…?」
 …と言う事だ。
 この女、中央防衛情報部、東雲有素【シノノメ アリス】大尉…即応機動群小隊長、スケアクロウこと鬼戸英雄中尉…そして、俺様、第256機動後方支援大隊小隊長、九頭菊正宗小尉。この3名は、士官学校の同期ってワケ。
 「ホモじゃあるめーし、そんなにいつも一緒にいねーよ。それに…お前ともこの間会ったばかりだろ」
 「あら?…てっきり九頭君は忘れてると思ったのに…」
 「お前なあ…俺をからかうんじゃないよ」
 「貴様、上官に向かってその口のききかたはなんだ…」
 「!?」
 「冗談…それじゃ早速、本題に入りましょうか…」
 この女は真顔で冗談を言うから怖い。そういう所が昔から少し苦手だ。だが、若くして情報部の大尉にのし上がっただけあって、その能力はお墨付き。同期のよしみというヤツで、俺も大いに手を貸して貰ってる。
 「まず…無人制御機能付きの機動機甲が埋没していた理由だけれど、発見現場である『第三砲台高校』は、『大戦』時は、『第三防衛要塞』と言う名の軍事施設だったの…」
 「ほお…第三防衛要塞…ねえ」
 「さらに、この『第三防衛要塞』には兵器実験部隊が駐屯していたらしいわ…ここまでで、貴方ならわかるかしら…?」
 「あ~。兵器実験部隊が無人機動機甲を持ってたと。だが、終戦のドサクサに紛れて埋まったまま忘れられた。」
 「もしくは慌てて埋めたか…」
 「それが何かのはずみに暴走し、今回のような事態に至ったワケだな。なるほど」
 「はずみを作ったのは貴方でしょ…」
 「!?」
 「冗談よ…」
 「ビ、ビビった」
 ここで東雲は口を噤んだ。視線は下を向き、深刻な顔付きになった。一体どうしたってんだ?
 しばしの沈黙の後、東雲がゆっくりと口を開いた。一言一言を選ぶかのように、ゆっくりと。
 「…実はもっと大変な事がわかったわ…」
 な、なんだ。こいつが大変な事と言うのは本当に大変な事だぞ。真顔で冗談を言うが、こんな時に冗談を言うヤツじゃない。
 「な、なんだよ」
 「…無人機の制御システムを洗ってみたら、外部から起動信号を受けている事がわかったの…」
 「何だと!?」
 それはつまり…それはつまり…!
 「…誰かが意図的に暴走させたって言うのか!?あの暴走は仕組まれたものだったと!?」
 「…ええ。第三砲台高校の敷地内に無人機が埋まっている事を知っていて…自衛軍が集まった所を狙ったかのようなタイミングで…明らかに、国家への挑戦行為だわ…」
 「一体誰が?」
 「それは…まだ答えは出ていない…」
 「…。」
 「誰が首謀者かはもう少し調べる必要があるわ…とりあえず、今の所は、不発弾を掘り出した第三砲台高校のサッカー部のコに聞いてみるつもりよ…」
 「そうか…じゃあ、引き続き頼んだぜ。」
 「ええ。貴方も」
 俺様は部屋を後にした。
 無人機があそこに埋まっている事を知っていた人間…旧軍関係者?
 無人機の遠隔起動コードを知っていた人間…これは、研究凍結前に無人制御システムに関わった人間だから…技術者?
 わざわざ不発弾と思わせておいて、自衛軍を呼んでから暴走させた…テロリスト?
 旧軍関係者で、技術者で、テロリスト?
 謎は深まるばかりだ…。

つづく



  1. 2008/06/10(火) 00:03:13|
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何だかなあ

どうなってんだよ自衛隊はよ。



  1. 2008/06/08(日) 12:38:52|
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お詫びと謝罪とTシャツと

ごめんなさい

『千歳雛橋君のクレイジーな日々』
続きについては もうちょっと待ってください
チマチマ書いておりますが
何しろ国家奉仕が忙しくて
なかなか1チャプターにまとまりません
現時点ではアップに耐えないモノです
チマチマながらも
最後までの流れは
大まかにですが固まりつつあるので
途中放棄する気はありませんですハイ

しょうがないだろ!
くっそう。
あー忙しい。
ま、国家公務員の忙しさなんてタカが知れてるんだけどさ。
なんだかんだ言って民間の方が忙しいよねえ。
民間の事なんてわからないけどさ。
3食用意してもらえる時点で楽だと思わなきゃねえ…うん。
でも共同生活はやだなあ…。



  1. 2008/06/08(日) 00:57:19|
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