私設強襲部隊ペドフィリアズ
国家を隠れ蓑に暗躍する闇の部隊、その名はペドフィリアズ

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千歳雛橋君のクレイジーな日々

 「ところでさ、具体的にアタシらは何を協力すればいいんだ?」
 「うん。それはね…」
 秋野さんが再度パソコンを操作すると、画面にまた別の建造物の画像が表示されました。
 何だか、見た事ある気が…?
 「あ!?これ『死神工場』じゃん!」
 「え?あ!」
 永谷さんの言葉で思い出しました。表示されているのは、この吉貝町内にある廃工場、通称『死神工場』。町人なら、知らない人はほとんどいない有名な廃墟です。何と地雷源のど真ん中に立っているという。だから地元の一般人が立ち入る事はおろか、不良や暴走族の溜まり場にもなる事がないという。明らかに怪しすぎるスポットなんですが、皆、遠くから眺めるだけで、中に立ち入ろうとはしない(元々、立入禁止ですが)。かなり昔からあるらしいんですが、一向に取り壊しが行われない…そんな不思議なスポットなんです。噂では、兵器工場だったとか何とか…。
 「そう。今度、この死神工場…正式名称『クルブシ重工9号工場』に潜入取材をやるから、一緒に来て欲しいの」
 「ハイィ!?」
 「ちょ…ちょっと待てって!…これ、『地雷の森』のど真ん中に立ってるっていうのは知ってるよな?」
 『地雷の森』というのは、『死神工場』の周囲に広がっている雑木林の通称です。その名の通り、『大戦』当時から今に至るまで、地雷が至る所に埋められているし、鬱蒼と茂った木々のせいで、昼間でも暗いという。この森が他人の立ち入りを阻んでいる大きな障害なのです。
 「もちろん。さらに、森を安全に抜けるには、軍用の特殊な探知機が必要だって事もね。」
 『大戦』で使用された地雷は、特殊な構造らしく、通常の金属探知機などでは探す事ができないそうです。そんなのが、『地雷の森』を始めとして、この吉貝町の至る所に埋まってるワケです。狂ってますよね。
 「じゃあ、どうやって…」
 「フッフッフ…私の力をナメて貰っちゃ困るのよね…」
 秋野さんは、今度は、ハードディスク内に保存されているファイルを表示しました。それは一枚の画像データで、何やら迷路のような図が描かれています。
 「これは?」
 「…吉貝町の地下道の地図よ。」
 「はあ!?」
 …本当に驚かされてばかりです。普通、多少は疑ったりするものなんでしょうが、目の前にあるモノの真偽が明確でないというこの状況で、秋野さんの言葉を何故か信じてしまっている自分が居るのでした。
 「これを見れば、地下道を通って、『死神工場』まで行く事ができるわ。」
 「地下道なんてあったのかよ…」
 「まあ、これも『大戦』の遺物の一部ね」
 「でも、こんなモノをどうやって…?」
 「…このサイトの管理人とコンタクトを取ってみたのよ。」
 「ど…どうやって?」
 「ごめん。それは企業秘密!…まあ、ネット上の法に軽く引っかかってる事は白状するわ。これは内緒ね。」
 と…とんでもねえ女子高生だ…秋野さんて…。
 「そしたら教えてくれたってのか?」
 「そう。ただし、調査で得た情報を教える事、って条件付きでね」
 「…なんか怪しくねーか?なんかのワナかも知れねーぜ?」
 永谷さんの言う通りです。何か話がトントン拍子に進み過ぎてるような…僕は無言で頷き、永谷さんに激しく同意しました。
 まあ…そんな事で秋野さんが引き下がるワケなかったんですけどね…。
 「たとえワナだとしても、そこに特ダネの香りがするのなら、調査するの!それがジャーナリスト魂よッ!」
 はあ…。
 「ん~…ま、いいか。アタシは付き合うぜ。面白そうだしな。」
 え!?…なんでこう、アクティブな女子ばっかりなんでしょうか…。
 「ホント!?…ありがとう。正直言って、断られるかも知れないって思ってた…」
 「どうせアタシらが断ったって、一人で行くつもりだったんだろ?…じゃ、ほっとけないよ」
 「永谷さん…」
 「そんな顔すんなよ!…アタシら、仲間じゃん。あの現場に3人が居合わせたってのは、何かの縁かも知れないしな」
 「…本当、ありがとう。じゃあ、突撃取材決行は今週の土曜!」
 …また、僕を無視して話が進んでますから。
 「あ、あの~…」
 「何か!?」「何だよ!?」
 「いや…なんでも…ありません」
 …チッ。僕だってなあ、男なんだよ。男は狼なんだよ。永谷、秋野、貪ってやるからな。妄想の中で。
 てなワケで、僕達3人は、今週の土曜に、吉貝町の禁断の廃墟『死神工場』にスニーキングミッションをかます事になりました。
 どうなる事やら…。

つづく

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  1. 2008/05/29(木) 20:01:02|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

 放課後。
 僕ら三人は一緒に秋野さんの家に向かいました。
 「ここが私の家。さあ、入って。」
 秋野さんの家は特筆する点も無い普通の一軒家でした。屋根にパラボラアンテナが付いてるぐらいです。あれで人工衛星をハッキング…なワケないか。まあ今時パラボラアンテナなんて珍しくも無いですけどね。
 「ただいまー」
 「おかえり。あら。お友達?」
 秋野ママ登場。眼鏡人妻ですね。結構若い。
 「うん。…じゃ、二人は部屋で待ってて。二階の廊下の突き当たりだから」
 「おじゃましまーす」

 秋野さんの部屋は案外片付いてます。ちょっと、散らかってる予想もあったんですが。後は、ベッドの上に蛙のぬいぐるみ…まあ、なんて言うか、女の子の部屋って雰囲気ですかね。よくわかりませんが。ただ、パソコンが2台あります。かなりスペックが高そうです(見た目で)。用途不明の電子機器に接続されてます。部屋の一角だけサイバー。ここだけちょっと、周りの空気より浮いてる感じですね。やはり衛星をハッキング…いや、まさか…秋野さんならやりかねない…いや、下手な想像は止めておきましょう。
 「はいおまたせ。ジュースでも飲んでてよ。今、準備するから」
 秋野さんはオレンジジュースを持ってきてくれました。優しいなあ。意外としっかりしてます。
 ジュースを置いた秋野さんは、パソコンの一台を操作し始めました。
 「見せたいモノってのは、パソコンに入ってんの?」
 永谷さんがジュースを飲みながら言いました。
 秋野さんは、モニタから目を離さず、キーを叩く手を止める事なく、答えます。
 「そうよ…ネット上のあるサイトなんだけどね」
 秋野さんはインターネットに接続し、“あるサイト”とやらを表示しました。何やら、アンダーグラウンドな香りのするサイトです。
 「これ、国内の戦跡をまとめてるサイトなの」
 僕と秋野さんはモニタを覗き込みます。画面には、『秘密基地』というサイトの名前が表示されています。
 「戦跡…ウチの高校みたいなものだね」
 「そう!しっかり載ってるわよ」
 秋野さんがマウスを操作すると、ページが切り替わりました。そこには見慣れた建物の画像が表示されています。その上には大きなフォントで『旧帝国軍・第三防衛要塞』と…。
 「あれぇ!?ウチの高校じゃん!」
 「ま、こんな具合で…」
 秋野さんが操作する度に、画面内に様々な建造物が表示されていきます。
 「日本各地に残っている『大戦』関係の建造物が載ってるのよ。」
 「でも…『大戦』関係の建物って、今は政府の管轄下じゃ…」
 僕がそう言うと、秋野さんの眼鏡の奥の瞳がキラリと閃いた…ような。
 「いい所に気付いたわね。…実はこのサイトは非合法なの。検索エンジンには引っかからない…ごく少数のリンクを辿ってしか見つけられないの。しかも、定期的にアドレスが変わる。管理人とメールでやり取りした者だけが、新しいアドレスを知る事が出来る。」
 「…まさにネットの裏に潜むサイトだね」
 「うん。初めの内は、単なる興味で見つけただけだった。でも、色々探っていく内に、戦跡関連の調査には、色々な事情が絡んでいるのがわかったの。」
 「それが秋野の今の取材テーマってワケ?」
 「その通りよ。ま、個人的なね。表向きはあくまで高校の新聞部員よ。…で、まだ、終わりじゃないわ。」
 秋野さんは、アドレスバーに直接アドレスを打ち込みました。すると…似た雰囲気のページが表示されました。秋野さんは、そのページの、『member』というリンクをクリック…パスワードを入力するダイアログが表示され…そこにパスを打ち込む…すると…?
 「…ここがメンバーズオンリー。」
 画面が切り替わりました。雰囲気は…やっぱり変わってませんけど?
 「あんまり変わってねえじゃん」
 「まあ、パッと見はね。ただ、書かれている内容が、もっとスゴい事になるのよ」
 「どういう事?」
 「…まあ、大雑把にまとめて言うなら…」
 秋野さんはそこで一呼吸置いて、
 「…各地の戦跡の内幾つかは…今もなお、軍の管理の元で、当時の機能を維持され、何らかの用途に使用されている…って所かな。」
 「ええ!?…それって国際条約違反じゃ…」
 「その通り。千歳君、博識ね。…確かに、国際恒和条約において、【『大戦』に関する軍事施設は、いかなる理由においてもこれの使用を禁じる】とされているわ。【逐次その機能を再稼働不能化、又は施設の解体、を実施せよ】とね…」
 「…でも、やってねーんだろ」
 「ご名答。どの国もやってないわ。結局そのままにしてる。施設の廃棄は、たまに思い出したかのようにしか行われていない…まあ、これには、費用の問題とかも絡むから、一概に、軍事的再利用を目的にしてるとは言い切れないんだけどね。」
 「……」
 「このサイトの管理人は、この裏ページで、そういった、今だに稼働している過去施設についての調査を行っているの」
 「何で…?」
 「意図は…わからないわ。ただ…」
 「…ただ?」
 「…単なる興味本位とは思えない。何か、何か…裏にある。そんな気がするのよ…」

つづく



  1. 2008/05/27(火) 23:41:05|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

 次の日。
 学校は通常授業でした。校庭の大穴は、綺麗さっぱり埋め立てられ、土の色がそこだけ他と違うだけ。一日経った今では、あの出来事も何だか夢みたいです。学校の皆も、何事もなかったかのような顔で登校してきます。授業も、何事もなかったかのように行われます。
 今朝のニュースでは、昨日の暴走機動機甲の事件について全く触れていませんでした。軍による情報統制って奴でしょうか。
 僕としては、この状況で、秋野さんがジャーナリスト魂を燃え上がらせないか、それが気がかりです。
 永谷さんは、いつも通りみたいです。昨日の熱病状態は収まったようです。今朝も挨拶代わりにシバかれました。不思議と嫌じゃなくなっている自分に驚愕。
 休み時間。携帯にメールが来ました。秋野さんからです…?
 『昼休み、屋上に来て』
 うッ!…普通、こんな内容のメールを女子から貰ったら嬉しいと思うんでしょうが、今回ばかりは…。
 僕が苦悩に満ちた表情をしていると…
 「おい、千歳」
 永谷さんが話しかけてきました。
 「今、秋野からメール来たんだけど、オメーは?」
 「あ、僕も来たよ」
 「昼休みに屋上に来いって言ってるよな」
 …うわあ。僕ら二人を呼んだって事はもう間違いない。秋野さんのジャーナリスト魂がメラメラと燃え上がり始めたんだ…!
 「行くだろ?」
 「う、うん…」

 昼休み。
 屋上にはちらほらと生徒がいます。僕、永谷さん、秋野さんの三人は、端の方に集まりました。
 「ま、お昼ごはん食べながら話そうよ」
 という秋野さんの提案で、三人とも自分の昼食を口にしながら。
 「で?アタシ達を集めたってのには、理由があるんだろ?」
 永谷さんは自分で作ってきたお弁当を食べながら喋っています。モフモフ言って聞き取りづらいので、わかりやすいように翻訳しました。蛇足ですけど、永谷さんのお弁当はすごく丁寧な作りで、「コレ本当に永谷さんが作ったの!?」とツッコミを入れたくなるようなモノでした。つまり、永谷さんは意外と家庭的であると…ひとつこれをご理解戴きたい!
 「うん。二人に協力して貰いたいんだ」
 秋野さん、サラリと自分の意見を言う!ちなみに秋野さんはヤマザキのサンドイッチを食べてます。ジャーナリストは弁当作ってる暇なんて無いんですね。
 「協力って…何を?」
 僕は学食で買ったハムチーズパンを食べながら尋ねました。
 「うん。ここにいる三人は、昨日の事件の現場に立ち会った人間でしょ?だからね、私の取材に協力して貰えるかな?って」
 んんん??なんかおかしな理論じゃないか?それ?なんか話が途中で飛んだと言うか…。
 「アタシ達が?」
 「無理にとは言わないよ。でもね、私達は大変な事件に巻き込まれているかも知れないの。」
 「え?」
 「詳しく知りたい?」
 そ、そりゃ気になる…。秋野さん、流石、交渉術も巧みです。
 「そんな言い方されたら気になるじゃん。教えてくれよ。協力、すっからさ」
 「はい!永谷さんは決まりね。千歳君は?」
 「コイツも協力するよ。何しろ、唯一の男じゃん。」
 どっ!?永谷さん!どういう理論か!
 「嫌なんて言わないよな?」
 「え、えーと…」
 「はい決定!ケッテェ!今ここに第三砲台高校新聞部特捜班が発足したわね!」
 「なんか…ワクワクするな!」
 「ちょ…僕の意見は…!」
 「何が?」「何て?」
 「…何でもありません」
 ふ…ダブルツッコミ…2対1の多数決…これが民主主義というモノか…。
 「そうと決まれば、二人に見せたいモノがあるわ。今日の放課後、暇かしら?」
 「ああ。」
 「…うん」
 「じゃあ、私の家に来て。」
 フラグ…じゃないな。これは。
 まあ、もう、いいか。どうにでもなれい!どうせ覆せない状況です。ここは流れに乗ってみてもいいかな。それに…正直、秋野さんの発言も気になるし。
 と言うわけで、放課後、僕と永谷さんは、秋野さんの家に行く事になりました。

つづく



  1. 2008/05/26(月) 20:56:51|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

<第三砲台高校 校庭>
<スケアクロウvs暴走機動機甲>

 スケアクロウ、と呼ばれた機動機甲。対する、茶色…いや、錆色の暴走機動機甲。
 《状況を開始する》
 暴走機動機甲は、スケアクロウに気付いたのか、ゆっくりと振り返る。その手には、軍の重機からちぎり取ったクレーンアームが握られている。
 対するスケアクロウの動作には、一寸の迷いすら無かった。
 脚部ホイールギアが唸りを上げると同時に、暴走機動機甲に向かって突進する。
 暴走機動機甲は、手にしたクレーンアームを振りかざし、横薙に薙払う。
 その瞬間、スケアクロウは、ホイールギアの回転方向をずらし、暴走機動機甲を中心とした円軌道を描く。
 背後を取った。
 突進。
 銃を、敵の背部にピタリと付ける。
 炸裂音。
 硝煙がゆっくりと薄れていく…
 …暴走機動機甲の胸部から、鋼鉄の杭が突き出していた。
 ガシュンッ、という作動音を立てて、杭が抜かれる。
 暴走機動機甲は、その場に崩れるように膝を付き、それから動かなくなった。
 《状況終了》

 目の前に錆色の大きな物体が倒れています。これが、さっき、自衛軍の機動機甲がやっつけた不発弾…もとい、暴走した機動機甲。
 「いや全く。いつもの事ながら、お前の手際の良さには頭が下がるね」
 軍人さんAが話しかけているのは、もう一人の軍人さんB。男の人です。歳は、軍人さんAと同じぐらいでしょうか。軍人らしからず、身体が細いのが印象的です。この人が自衛軍の機動機甲を操縦していたようです。パイロットですね。
 「…いきなり呼ぶのはこれっきりにしてくれ。九頭。おかげで始末書だ」
 あ。今になってやっと軍人さんAの名前がわかりました。くず、さんと言うみたいですね。
 「始末書とわかっていても来てくれるからお前を呼んだんだろーが。鬼戸。」
 細身の軍人さんBは、きど、さんと言うみたいです。
 「あっ、あのー…あんたが、じゃなくかった…あなたが…さっきのロボットを?」
 あるぅえー?ちょっとちょっと永谷さん!なんか乙女モードに入ってません?まさか…。
 「…そうだが。おい、九頭。なんで学生がここにいるんだ?」
 「いや、自己責任でっつったら、勝手に付いて来ただけだ。避難しろっつっても聞かねーんだもん。こいつら」
 「お前な…」
 「大丈夫だ!もう帰すから!…おーい。ティーンエイジャーども。」
 九頭さんは僕らを集めました。
 「えー、これ以降は軍が責任をもって事態処理を行う。…はっきり言うと、お前ら民間の人間がいると仕事に支障が出るワケだな。だから、もう帰れ。」
 「…」
 やっぱ秋野さん納得してないよ…。
 永谷さんは…さっきから熱い視線を鬼戸さんに送ってばかりで使いものにならん。仕方ないな…もう…。
 「はい。…帰ろう。永谷さん。秋野さん。これ以上ここに居ても、あんまり良い結果になるとは思えないよ」
 「…わかったわ。」
 秋野さん、本当かなあ?
 「そうだな…仕事の邪魔しちゃ悪いし…」
 なんだよなんだよ永谷さん!やけに素直じゃないかよ!まあ僕としては助かるけど!
 「うむ。チミタチ素直でよろしい!…まあ、何だかんだで巻き込んじまったのは事実だ。怪我とかしてないな?」
 「はい。大丈夫…だと思います」
 「そうか。なら良かった。…気をつけて帰れよ。地雷源に寄り道したりすんなよ」
 「ははw…大丈夫です。…それじゃ、帰ろうか。」
 永谷さん、秋野さんは黙って頷きました。
 「あ、あとな、さっき約束した通り、学校や親御さんには黙っておくからな。…あとは全部」
 「自己責任…ですね」
 「その通り!兄ちゃん、なかなかいいな。どうだ、自衛軍に入らないかw」
 「い、いえ僕は…」
 「冗談だw…それじゃ、後は我々に任せて貰いたい。」
 「はい。さようなら」
 僕、永谷さん、秋野さんの三人は、第三砲台高校を後にしました。

 その後…。
 「小隊長!」
 「おう、どした?」
 「そ、それが…暴走した機体なんですが…」
 「何よ?」
 「…無人だったんです」
 「ハア!?」
 「さっき操縦席を見たら…誰も…」
 「んなバカな…?」
 「…確かに、こいつと…対面した時、人間が操縦しているような感じはしなかった。プログラム通りの行動をしている…そんな感じだったな」
 「無人機…?…計画は凍結された筈だぜ…?…残っていたっつうのか?」

つづく



  1. 2008/05/24(土) 23:02:58|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

 不発弾だと思った物体が、機動機甲=ロボット兵器!しかも突然暴走を始めちゃったって言うんで大騒ぎ!どうなる!?

 校庭にいる自衛軍はガンガンやられてます!次々とトラックがちゃぶ台のように…あのロボにはイッテツが乗ってるとでもいうのでしょうか!?
 「最悪の予想が的中しちまったな…」
 軍人さん、予想してたんですか!?やっぱこの人タダモノじゃない!
 「きゃあああ!スクープ!特ダネ!ああ…新聞部で良かった…!」
 秋野さん…ジャーナリズムは時として恐ろしい一面を見せますね。
 「お、おい、どーすんだよ!」
 「慌てるなJK。…こんな事もあろうかとッて奴だ。」
 軍人さん、無線機を手に取りました。スイッチをいじってます。何をする気なんでしょうか?
 「…スケアクロウ、こちら00。」
 やや間があって、
 《スケアクロウ》
 「こちら00、コードZ(ズールー)を実行セヨ」
 《スケアクロウ、了》
 「再度徹底する、被害は最小限に食い止めよ」
 《了》
 軍人さんは無線機を元に戻しました。
 「…まさかと思ったが、待機させておいて正解だったな」
 「な、何を…?」
 軍人さんは僕らの方に向き直りました。また、あの只ならぬオーラを発してます…!
 「…いいか、緊急事態だ。これから見る出来事は、無闇に他人に話したりするな。特にそこの眼鏡っ娘。いいな?」
 「…」
 秋野さん、納得してないみたいです。
 「…いいか。話すって事は、お前らが、軍が決めた立入禁止区域に勝手に入ってました、と自白するようなもんだ。それによって生じるいかなる不都合も、俺たちは関知しない。」
 「…自分の身を守るのは自分の判断」
 「そうだ。そっちの…兄ちゃん?の言う通り…ん?お前、男だよな?」
 「男です!」
 「うん…すまん。とにかくだ。絶対話すんじゃねえ!なんて強制はできねえ。その代わり、自己責任な。お前らももうそろそろ、自分のケツくらい自分で拭けるようになっとけ。」
 「…」
 なんか、すごいな、この人…。歳は大分若そうなのに。やっぱり、軍人さんは軍人さんなんですね。
 …何処からかヘリの音が聞こえてきました。さっき聞こえた時よりも、重厚な響きです。
 「来たか」
 軍人さんの目線を追うと…青空をバックに、先程より大きなヘリがこちらに向かってきています。
 「…輸送ヘリ?…まさか…」
 え?秋野さん、何かわかったの?
 「…機動機甲をぶつけるつもり?」
 …バドドドドド…(ローター音)
 「…眼鏡っ娘。お前、マジでジャーナリストになった方がいいと思うぜ」
 バドドドドドド!輸送ヘリは僕らの方向に真っ直ぐ向かってきています。下部に何か吊り下げられてる…ロボ!?あれも機動機甲!
 「お前らもツイてるなぁ!機動機甲同士の戦闘なんて、総火演以外じゃなかなかナマで見られないぜ!」
 あっという間に僕らの頭上を飛び越した輸送ヘリ…フックが外れて…機動機甲が!
 《スケアクロウ、降下》
 ドシン、という軽い音を立てて、機動機甲が着地しました。意外と衝撃は無さそうです。着地の直前、腰の辺りから蒸気のようなモノが吹き出したのを見ると、逆噴射でショックを和らげる機能が付いているみたいです。
 機動機甲は、右手に大きな銃を構え…
 軍人さんが無線を出しました。
 「撃破セヨ」
 《これより状況を開始する》

つづく



  1. 2008/05/23(金) 12:14:34|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

<第三砲台高校 校舎屋上>

 処理現場では、何やらブルドーザーが作業を始めたようですね。
 「なーんか、つまんねーな。」
 不発弾の処理に面白味を求める方が間違ってると思うよ。永谷さん。
 「こんな事なら、遊びに行ってた方が良かったぜ。」
 ほんとだよ。いくら性欲に目がくらんだとは言え、僕は貴重な休校日を何とくだらない事に浪費しようとしているんだろう。家でネットしてた方が楽しいや。
 「うーん、もう帰ろうかな。」
 「…そうだね。帰ろう」
 「よぉし、帰ろうぜ!…千歳、一緒に遊び行くか?」
 おおっと!これは予想外の展開です!さあどうする僕!
 「え…じゃ、じゃあ…」
 勇気を出して、言うんだ僕!想像を超えたお楽しみが待っているかも知れない!よーし!『二人で遊びに行こう』って言うんだ!言うんだ!言うんだ!
 「ふた」
 「…これはこれは!ツガイのネズミじゃ!ワシも見るのは初めてじゃぁあ!」
 え!いきなりワケがわからない!声がした方を見ると、迷彩服を着た…軍人さん?が立っているじゃありませんか!
 「ヤ、ヤベッ!」
 「み、見つかった!?」
 軍人さんはゆっくり近づいてきます。な、なんだろう。若い人なのに、威圧感を感じる。
 「オイオイお前ら…何も、不発弾解体現場の敷地内でイチャつく事はねえだろ…そーいうの流行ってんの?」
 「ち、ちげーよ!アタシらは別に…」
 「いや、いーんだよ。イチャつくなとは言ってねえ。ただ、ここは危険だから、退去しなさい。…先生とかには黙っといてやるからよ。」
 「な、永谷さん。言う通りにしよう」
 「そうそう。言う通りにしなさい。何かあった時に身を守るのは自分の判断だぜ。」
 「な…なんだぁ!偉そうに!」
 あ、永谷さん!マズイって!
 「…こら、JK。生意気なのは身体付きだけにしとけよ」
 こ、この人も永谷さんのボディパーツに興味があるのか!
 「んだとォ!この変態!アタシを見て興奮してんじゃねえよ!」
 うわー最悪。それはマズイよ永谷さん。
 「フ…ガキだと思って甘く見てりゃつけあがりやがって…指導が必要なようだな」
 「こっちくんなよ!大声出すぞ!」
 永谷さんの言葉に怯む事もなく、軍人さんはじりじりと距離を詰めてきます!こ、ここは…僕が守るべきなのだろうか。僕は…僕は…ダメだ!僕にはできない!
 「…なんてな。ウソ」
 カシャカシャ!屋上に、カメラのシャッター音が響きました。
 「…え?」
 「大スクープ!女子高生に迫る陸自隊員!問われる軍の実態!」
 屋上階段の所に誰か立っています。
 「誰だ!名を名乗れ!」
 あ…僕、あの人見た事あります。確か…。
 「ふっふふ…私は…特ダネ求めて三千里!第三砲台高校新聞部部長!秋野夕日!見参!」
 眼鏡を掛けた女子って、なんだか大人しいイメージありますよね。ありませんか?僕だけですか。そうですか。
 とにかく、秋野さんはすごくテンションの高い眼鏡っ娘です。若干腐女子入ってますが。ただ、すらっとしていて、顔立ちも整っているので、校内美少女ランキングではかなりの上位ランカーです。(千歳調べ)
 「現役自衛軍人による淫行の現場、しっかり納めさせて貰ったわ!…不発弾解体現場…何か特ダネの香りがしたと思ったけど、私のカンは当たっていたようね!」
 「…オイオイ、勝手に一人で盛り上がってんじゃないよ。俺はただ…」
 「あら、弁明するの?ちょっと待った!レコーダー用意するから!」
 うっわ…これはうざい。ちょっと、軍人さんが可哀想になって来ました。
 「…はい、どうぞ!」
 …おや?軍人さんの様子が…?
 「…お前らな、大人をからかい過ぎだぞ…」
 ヒ、ヒィ!
 軍人さんのオーラが変わった!明らかに怒ってますよ!これは!
 秋野さん、動けない!軍人さんはツカツカと秋野さんに歩み寄ると、彼女の手からレコーダーをすごい速さで奪い取りました。
 「な、何よ!ジャーナリズムは国家の圧力に屈しないんだからねッ…」
 秋野さん、明らかに屈してます。
 そりゃそうですよ。気の強い永谷さんだって、明らかにビビってます。顔を見ればわかりますよ。
 「…とにかくだ。ここは非常に危険だ。俺達には君たち民間人の安全を守るという義務がある。…避難をお願いする。」
 く…口調が変わった…!
 この人…出来る…!
 「…わかったわ。避難します」
 「な、永谷さん。僕らも…」
 「…そうだな」
 「協力、感謝す…」
 ピーピーピー!
 その時、軍人さんの肩に掛かっていた機械…あれは無線機ですね、が、音を立てました。軍人さんは慣れた手つきで無線に出ます。
 「どうした?」
 《小隊長!大変です!》
 「だぁっもう!お前らそればっかりじゃねえか!具体的に説明しろ!」
 《こ、この機装機甲、勝手に動…》
 ドガーン!
 すごい音です!
 皆、反射的に、校庭の大穴の方を見ました。
 するとそこには…!
 「あれは…!?」
 「な、なんだアレ!?」
 「軍の機装機甲!?」
 「オイオイオイオイ…!」
 先程見えた茶色の物体…不発弾だと思っていたんですが…それは、機装機甲とかいう、人型ロボットみたいな兵器だったみたいです。なんか勝手に暴れ出してる感じです。あ!トラックがひっくり返されました…!
 軍人さんが吐き捨てるように、
 「畜生、嫌な予感が的中しちまったぜ…!」

つづく



  1. 2008/05/22(木) 19:08:30|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

※この物語はフィクションです※

 さて、僕と永谷さんは屋上に着きました。不発弾の解体を見る為に。
 「お、あそこだ!」
 永谷さんが緑色のフェンスにかじりつきました。僕も見てみると、校庭のど真ん中に穴が開いていて、その周りを、工事現場によくあるような、赤い三角コーンと、トラジマのロープで囲ってあります。よく見ると、穴の中に、茶色い物体が顔を覗かせています。結構大きい。おそらくあれが不発弾なのでしょう。
 「見ろよ!スゲエね!あれ爆弾だろ?初めて見た!」
 永谷さんはもう大はしゃぎです。はしゃぐ姿は他の女子とあんまり変わりません。でもやっぱり可愛いです。やりたい。でもやれない。そんな弱気な男心。
 しかし、疑問がありました。
 爆弾で大はしゃぎする女子というのはどうか。
 校庭の穴がかなり大きい。サッカー部は何を考えてあんな大きな穴をこしらえたのか。
 僕があれこれ思いを巡らせていると、何処からかヘリコプターの音が聞こえてきました。音のする方を見ると、迷彩色のヘリがこちらに向かってきていました。
 「きた!自衛軍だ!」
 永谷さんは目をキラキラさせています。まるでヒーローの到着を待つ子供みたいです。
 「永谷さん、自衛軍、好きなの?」
 「だってカッコいいじゃん!」
 カッコいいかなあ…?
 『ザザーザッ!あー、あー…本日は晴天なり…』『マイク入ってるよ』『あ、わかってますぅ。あー、吉貝町の皆さんに告ぐぅ!我々は誇り高き日本の自衛軍ですぅ!我々が来たからにはぁ、皆さんの安全は守られたも同然でアリマスぅ!』
 ヘリから放送です。女の人の声です。自分で誇り高きとか言っちゃうのはどうか。
 『只今よりぃ、第三砲台高等学校の敷地内にてぇ、不発弾の処理作業を行いますぅ!付近の住民の方々はぁ、なるべく遠くに避難するようにしてくださいぃ!またぁ、処理が終わるまではぁ、敷地内に立ち入らないようにしてくださいぃ!繰り返しますぅ…』
 なるべく遠くって、アバウトだな~。
 しかも只今よりって、早ッ!さ、流石誇り高き自衛軍!
 「あ、見ろ見ろ!見ろって!」
 アッー!永谷さんが僕の頭をグイと引っ張りました。首をねじ切られるかと思いました。
 自衛軍のトラックやら装甲車やらが凄いスピードで校庭に進入して参りました。そのまま、凄いスピードで、整然と並んで停まりました。凄い。ちょっとワクワクします。車のドアやら荷台やらから、ワラワラと自衛軍人さんが涌いて出て来ました。
 「カッコいい!あれ?戦車はねえのか?」
 「多分だけど、不発弾の処理に戦車は来ないと思うよ。」
 グシャッ!…もう決めた。今夜のオカズは君に決めたよ。永谷さん…。
 「うっせーな!見たかったんだよ!」
 戦車が見たいなんて、どんなJKだよ。いねーぞ普通。やっぱり永谷さんはちょっと普通じゃないのかな。可愛いんだけどね。
 凄い手際の良さで、自衛軍人さん達はあっちに道具を置いたり、こっちに何かの箱を持ってきたりしました。早送りを見てるみたいです。あっと言う間に解体準備が整ったみたいです。
 ウ~~~~~!
 町のサイレンが高らかに鳴り響きました。
 『それでは!解体ィィ~ッ…スターットッ!(ジャジャジャン!)』

<同時刻>
<第三砲台高校校庭、不発弾処理現場>

 よーし、部下の皆さーん。お願いしますよ、と。
 …しかしなんでオレ様が不発弾処理なんぞせにゃならんのだ。
 おう、いかん。自己紹介を忘れていた。オレ様の名前は九頭菊正宗。くず、が名字で、きくまさむね、が名前だ。呼び辛いと思うが、そこは勘弁してくれ。
 職業は一応、自衛軍の軍人さんだ。ちなみに小尉だ。幹部だ。小隊長だ。だからっつってそれ程偉くはないんだけどもな。
 しかし、ぶっちゃけ、オレ様が出張るような現場じゃねえよ、コレ。現場の人間だけで対応できんだろ。くだらねー。なんでわざわざオレ様が足を運ぶ必要があんだ?何の為の無線通信だよ。ったくよ。オレ様は後方の安全な地域で報告さえ受けてりゃいいんだからよ、どーせ。
 あー、くだらねくだらね。もう付き合ってらんねえから、トラックの荷台で煙草吸っちゃう。オレ様が他人様に誇れるのは、バレないように煙草吸う技術だけだぜ、ほんと。
 「小隊長!」
 ええ~?…早いよ報告すんの。まだ一本吸い終わってないじゃん。まさかもう終わったとかじゃないよな~?
 「あれ?小隊長!何処ですか!?」
 あ~めんどくせ~な。
 「…はいよ。どうした?」
 「しょ、小隊長!大変です!」
 「詳しく説明しろよ。大変かどうかはまだ決まってねーだろ。」
 「は、はあ、それが…」
 あんだよォ。はっきり言いやがれ。
 「アレ、不発弾じゃないです」
 「ハイィ!?」
 「とにかく、来てください!」
 あ!待てこら!オイオイオイ…ワケがわからんぞォ!今回も楽勝なミッションだった筈だろ!?畜生め!
 …不発弾の目の前まで来たワケだが。
 「…見てください、コレ…」
 「…不発弾じゃないね。」
 どう見てもアームパーツです。ありがとうございました。
 「『機動機甲』の腕ですよ…?」

 ここで説明せねばなるまい!

 『機動機甲』とは何か?

 それは、動力を搭載した巨大な甲冑!歩兵の踏破能力を活かしつつ、その弱点である防護力を補う事に成功した画期的な兵器である!また、パワーアシスト機能により、歩兵が携行不可能な重火器を装備する事が可能となった!いわば戦車と歩兵の中間的存在である!市街地等の入り組んだ地形において驚異的な戦闘能力を発揮する!テロの増加により、野山において撃ち合うような状況が減ってきた今日の戦闘に、まさにうってつけの兵器なのだ!なのだ…のだ…だ…(エコー)

 「問題は、何でこんなモンがこんな所に埋まってたかって事だな」
 「ここは昔、軍事拠点だったようですから…その名残では?」
 「かも知れねえな。ともかく、掘り出さん事には始まらねえ。詳しい調査が必要だ。このままじゃ、機種もわからねえ。掘れ掘れ。ブル使ってもいい。爆弾じゃねえから、多少手荒にしても平気だろ。」
 「了解。」
 「んじゃ、出せるくらいになったらオレの無線機に連絡して~…」
 「あれ、何処行くんですか?」
 「…ネズミがいるんだよ。おそらくは、やんちゃなティーンエイジャーのネズミちゃんだ。」
 「え?」
 「さっきヘリから報告受けた。校舎の屋上に人影2アリ、ってな…」
 「…」
 「ネズミ狩りじゃああ!」

つづく



  1. 2008/05/21(水) 22:52:28|
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千歳雛橋君のクレイジーな日々

※この物語はフィクションです。物語中の地名、人名、団体名等は、実際のものとは一切関係ありません。※

 はじめまして。僕の名前は千歳雛橋。ちとせひなばしと読みます。よく、「どっちが名前かわからない」と言われますが、ちとせ、が名字で、ひなばし、が名前です。17歳です。オスです。高校生です。見た目は、女子とよく間違われます。でも生物学上、れっきとしたオスなんです。
 僕は今日も電車で高校に行きます。いつもの痴漢のデブのおじさんが僕のケツを触ってきました。いくら女子みたいな見た目だからって、オスのケツを触って喜んでいるようでは終わりだと思います。仕方がないので、電車を降りる時、おじさんの耳元に口を近づけたんです。
 おじさんはちょっとビクっとしました。ナニを期待しているんでしょうか。この変態め。僕は何度も何度も何度も何度も、おじさんの耳元で「シネシネシネシネ」と囁く事にしました。おじさんは青い顔をしていました。ちょっとやりすぎちゃったかな。ごめんね豚野郎。
 高校までの道は徒歩です。あちこちに残る地雷源や、田んぼの真ん中に残る高射砲がこの町の名所です。この町が昔、特A級の危険度を誇る紛争地帯だった頃の名残です。あ、言い忘れてました。僕の住んでいる町は『吉貝町』と言います。「よしがいちょう」と読みます。「きちがいちょう」では無いので気を付けてください。
 高校に着きました。第三砲台高等学校。それが僕の高校の名前です。校舎の中庭に残る巨大砲台が名前の由来だそうです。これも、この町が昔、特S級の危険度を誇る紛争地帯だった頃の名残です。
 教室に着くと、誰もいませんでした。
 おかしいな。ちょっと廊下に出てみますね。
 やっぱり誰もいませ…あ!居た!
 「千歳!千歳じゃねーか!何やってんだテメエ!?」
 同じクラスの永谷縁さんです。「ながたにえにし」と読みます。「ながたにえん」と呼び間違えないようにしてください。永谷さんは言動が極めて乱暴ですが、くるんとカールした髪が素敵な、極めて可愛い女子です。性格は活発です。身体の発育もかなり活発で、恥ずかしながら、僕も何度かオカズにした事を言っておかねばなるまい。
 永谷さんは僕に走り寄って来ました。胸がやたらと揺れるので、僕は気まずいながらも、しっかりと脳裏に焼き付けました。今宵の戦いの為に…!
 「あー!さては千歳、テメエも見に来たんだろ?そうだろ?」
 「へ…何を?」
 バシッ!痛い。頭をぶたれました。永谷さんはすぐぶつので内心ムカつきます。だから僕は泣いて許しを請う永谷さんを無茶苦茶にしてやるのです。妄想の中で。
 「とぼけてんじゃねえよ!不発弾だよ!不発弾の解体だよ!」
 「え…不発弾?そんなのいつ出たの?」
 ドゴッ!痛い。脇腹をどつかれました。永谷さんはすぐどつくので内心犯してやりたいと思っています。
 「昨日だよ!昨日、サッカー部の連中が校庭を掘ってたら偶然出てきたんだって!だから今日は臨時休校になったんだよ!連絡網回ってこなかった?」
 まさか、形骸化した連絡網が正式に機能する事などあり得ないと思っていましたが…つまり僕は今日が休校だと言う事に、今の今まで気付かなかったという訳ですね。バカか僕。ちょっぴり死にたくなりました。そんな事より、どうしてサッカー部は校庭なんか掘っていたんでしょう???
 「…回ってこなかったみたい。」
 「あッははッ!ダセエな!テメエ、イジメられてんのかよ?」
 バシバシバシ!連続で叩かれました。連続で叩くのは勘弁して欲しい。でも、「あッははッ!」と笑った時の永谷さんの顔は子供みたいに無邪気ですごく可愛いんです。本当。叩いてこなけりゃいいのに。
 「ちょうどいいや、千歳、一緒に見ようぜ!解体!」
 「え?でも…」
 「なんだよォ…つまんねェな。アタシと一緒に居るのは嫌なのかよォ?」
 永谷さんはこういう時すごく困った顔をするんです。わざとやってるのか?と疑った事もありますが、どうやらわざとでもないらしい。勝ち気な眉が少し下がって…や…やめろ!そんな目で僕を見るんじゃない!
 「そんな事ないよ!ただ、危ないかなと思って…」
 バキッ!こッのアマ…いやいや!…こ、今度のは少し理性が飛びかけました。
 「バッカ!そのスリルが楽しいんじゃねーか!」
 「わかったよ…その代わり、何かあったら逃げるよ?」
 「アハハ!どうせ自分だけだろ?」
 「んなわけない」
 「んッ!?ま、またまたぁ…いいから行くぞ!屋上だ!」
 永谷さんは、正直だなあ…。気持ちがすぐ表情に現れるんです。可愛いですよね。
 僕らは屋上に向かいます。



  1. 2008/05/20(火) 23:00:44|
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将来の夢

 アジアの緊張は限界に達した。
 日本に対して、東の大国が宣戦布告。
 武力侵攻を開始した。

 20XX年6月23日 07:32
 首都 東京

 …どうしてこんな事に…
 開戦から何百回と繰り返した問い。
 東の大国による日本の占領は時間の問題だ。
 誰もが、「負けるわけがない」と言い、誰もが、「負けるかも知れない」と言った。
 …戦争は数だ。結局、押し切られる形になってしまった。
 先の大戦から何も学ばなかった、日本の守りなんて、この程度だ。
 朝焼けは恐ろしい程静かで綺麗だった。もうこの街に、かつての賑わいは無い。雑踏と喧噪と車の音が、銃とヘリと爆発の音に代わった。
 それも今では、時折、思い出したかのように聞こえてくるだけだ。
 僕の部隊は、半数以上の人たちが死んだ。信じられない程、あっけなかった。
 戦車はもう無い。都市部に入る前、航空攻撃により3分の1が撃破され、残った物も、都市部に入ってから、敵の対戦車歩兵に次々とやられていった。
 戦車を失った戦車兵である僕は、歩兵部隊に編入された。今、こうして小銃を抱え、瓦礫の陰で息を潜めている…。

 …僕は何をしているんだ?
 何を待ち構えているというんだ?
 小銃一丁、弾も残り少ない…僕に何ができるというんだ?

 僕はポケットから煙草を取り出した。最後の一本。紙箱を握り潰し、投げ捨てる。
 戦場で煙草を吸うというのがどういう事か、特にこうして待ち伏せをしている時にその行為を行う事で何が起こるのか。忘れていたわけではなかった。
 ただ、もう…どうでも良かった。
 火を点け、紫煙を吐き出す。

 瓦礫の海に、朝焼けがゆっくりと溶けていく。
 僕はしばらくそれを眺めていた。

 もう…終わりにしようぜ…?

 突如、銃声。
 反射的に向いた方向、僕は一瞬目を疑った。
 地下鉄入り口の屋根の下に、3つの人影がある。若い男性、若い女性、少女…
 女性は少女に覆い被さるようにして、必死で少女を守ろうとしている。
 男性は周囲を伺い、脱出の機会を図っている。
 「まさか、生き残りが?民間人?」
 僕の背後から驚いた声が聞こえる。一緒にこの場所に配置された仲間だ。
 「あれじゃ狙撃の的だ…」
 おそらく、先程の銃声は、脱出しようとしたところを撃たれたのだろう。
 「…助けないと」
 僕は、こんな状況で、自分の口から、そんな言葉が自然と出てくるとは思わなかった。
 肉体はもうボロボロ、精神はいつ壊れてもおかしくない、こんな状況で。
 「なに言って…こっちには3人しかいないんだぞ…弾だって、残り少ない…」
 「……」
 「…無理だろ、かわいそうだが、見捨てるしか…」
 僕は小銃をぶっ放した。適当に見当をつけて。
 「走れ!」

 どうでもいい。どうなってもいい。
 助けるとか、見捨てるとか…

 もう、たくさんだ!こんなのは!

 銃弾の雨。
 僕は無我夢中で撃ち続けた。
 爆発。
 銃撃が止んだ。

 …何が起こったのか?

 僕はその場に倒れ込んだ。
 仲間が駆け寄ってくる。
 「おいッ!しっかりしろ!」
 腹部に違和感を感じ、目線をやると、戦闘服は血で赤黒く染まっていた。不思議と痛みは無い。

 さっきの銃撃、食らってたのか…。

 「なんて事してんだ!お前!」
 「死ぬなよ!絶対に生き残るぞ!」
 仲間が必死に応急処置をしてくれる。
 「あ…さっきの…3人は…」
 「ああ、無事だ!お前のおかげだ!だから死ぬな!」
 僕は顔を横に倒した。3人は先程の位置から動いていない。だが、無事だ…。

 …良かった。

 頭がぼんやりとしてきた。

 「あー…俺、これがしたかったのか…」
 「喋るな!」
 「俺…戦場で死にたかったんですよ…」
 「バカやろう!死なせねえぞ!」
 「夢が叶った…しかも、人を助けて…最高のパターンだ…はは…」
 「いいから喋るなって言ってるだろ!」
 意識が薄れてきた…。
 「夢を叶えるって…なんか寂しいんすね…」
 横で仲間が何かを言っているが、もう聞こえない。
 朝焼けが綺麗だ。
 視界がぼやけていく。

 こんな状況で死ねるなんて…僕は幸せだ…。

 20XX年6月23日 07:55
 陸士長KD 戦死



  1. 2008/05/18(日) 09:42:14|
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病は気から、人は間から

本日は<不安定>

神は我ら人類を創り賜い
我ら人類に向かい仰せになった
「地に満ちよ。そして苦しめ」
その言いつけを忠実に実行しているのが僕ってもんだ
僕は神様なんて信じちゃいないが
それでも主の言葉を忠実に実行してる

人間は何だかんだ言って小心者ばかりだから
何でもかんでも明文化しなけりゃ落ち着かない
今の僕のこの状態 言うなれば厨二病?
厨二病!厨二病!

くだらねーそして死ね!

僕がブラックジャックによろしく診断してやるよ。
僕ら人間病だ。
僕らずーっと病気。人間病。
人間病は他人を蹴落としたくなる。
人間病は他人の不幸が大好きになる。
人間病は心のバランスが崩れる。
人間病はふと死にたくなる。
人間病は他人が妬ましくなる。
人間病は独りが寂しくなる。
人間病は異性を見ると繁殖したくなる。
人間病は気まぐれで他人に優しくなる。
人間病は感染者と助け合いたくなる。
人間病は感染者を抹殺したくなる。
人間病は複雑な病気。
爆発的な感染率を持ち、人間以外の生物が感染すると死ぬ。動物だろうが植物だろうが、人間病にかかったら最後、ジワリジワリと種の個体数を減らしていく。

皆が人間病にかかっているから、誰も自分が病気だなんて気付かない。
人間病は生まれた時から宿主の身体を蝕んでいく。治ると、人間は死んでしまう。
たまに、人間病を治そうとする人がいるが、そういう人も結局失敗して死んでしまう。
治療はほぼ不可能と言っていいほど難しい。

しかしこの病気を克服した時、人間は人間でなくなり、次なる生命のステップへと進化できるのだ。
そう、我々は個であり全。
我々に死の概念は無いと言ったろう。
私が死んでも人類は生き残る。
残念だったな。
「お前みたいなキチガイと一緒にするな」
はい、あなたも人間病ですね。
この病気の特徴の一つ、同じ感染者を迫害したくなる、という症状が現れています。
さあ、同じ病人同士仲良くしようではないですか。イヒヒヒヒヒヒ!



  1. 2008/05/14(水) 22:13:24|
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わかったかふなむし!

 このブログは、
 『皆さんの支援』
 の提供でお送りしています。

<前回までのあらすじ>
 僕の所属する第3懲罰中隊は、1ケ月後に迫った銃剣道競技会の為、日々、秘密特訓に明け暮れているのであった!

 何故“秘密特訓”かって?
 それはね…

 米軍基地の体育館を借りてやっているからさァァァ!

 どうやら日本軍にも貸してくれるようだ。
 銃剣道の監督がかなりイケイケな人なので、調整して借りたそうな。

 さて、この米軍基地。言わずと知れた『U.S.MARINE CORPS』が駐留している基地なのだ。そう、『フルメタルジャケット』でもお馴染みあの『合衆国海兵隊』の皆さんだ!
 semper,fi!do or die!gang ho!gang ho!gang ho!口でクソ垂れる前にサーと言え!
 だよ。

 中はスゲー広い。日本軍の駐屯地とは比べものにならん。

 んで、件の体育館もアメリカンテイスト溢れる雰囲気。
 外国映画で、アメフト部とか出てくるのを見た事があるだろうか?ああいうシーンで、ロッカールームが出てくるのを見た事があるだろうか?

 マジでああなってるのな。

 もう、「体育館」と言うより「gym」って言った方がいいわ。ジムよジム。みんな絶対間違えるけど、モビルスーツではないよwオモロー!

 でだ。そんな海兵隊のジムで特訓してると、やっぱり向こうの人と顔を合わせる機会があるわけだ。
 向こうの人って、まあ泣く子も黙る海兵隊の人なんだけどさ。
 実際、見た目からして違う。肉を食ってるから超強そうなんだ、これが。みんなシュワルツネッガー。ジムの至る所に点々とシュワルツネッガーが配置されてる。これには参ったね。ほんと。ノーリーズン・シュワルツネッガーだよ(何が?)。

 でだ、今日の出来事。
 特訓を終えた僕はロッカールームに向かっていた。
 すると、トレーニングルームから一人の海兵隊員が現れた。
 見た目は日本人に近い。眼鏡を掛けている。背丈はあまり大きくない。筋肉はシュワルツネッガーだが。ははあ、日系の人なんだろうな…と思っていたら、
 「hallo.」
 日系海兵隊員は、僕の姿を認めるや否や、挨拶をしてきた!
 うわっ!僕は一瞬戸惑った。
 アメリカ人がフランクな人種だという事を失念していたのだ。知らない人だろうが、気軽に挨拶する。それがUSクオリティだという事を。
 …ここは自然に返すべきだ!無視したりして、
 「Hey,JAP!How dare you dirhonered me!come,on!」(おい日本人!てめえよくも俺を侮辱しやがったな!かかってこいや!)
 …てな事になったら大変だ。勝ち目は…無い!
 この間0.075秒。次に僕が取った行動は!

 (深々と頭を下げ)「こんにちは」

 海兵隊員は「hah…」(フーンとかヘーとかいう感じ)と答え、そのまま通り過ぎた。

 ワシは、日本人じゃけん…アメさんにハローと言われても、ハローと返すような事はせん…日本人なら…ましてや日の丸に命捧げた日本軍人なら…お国の言葉に誇りを持って挨拶するんじゃけんのう!朝日ソーラーじゃけんのう!アンチャンは頭ええのう!グギギ。

 …ごめんなさい。本当はハローってとっさに出てこなかったんです。ハローが出てこないなんて…

 ごめんなさい!
 「ハッハッハ、やっぱりジャップは腰が低いぜ」とか言われてたらどうしよう…とか考えちゃうの!
 私の行動によって、一億総国民が低姿勢だと判断され、日本人がナメられ、それによってアメさんに再占領の機会を与えてしまったかと思うと!ああ!私ったら…非国民…!

 まあ、いいか。こんな国。



  1. 2008/05/13(火) 23:58:30|
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全ての人に「ごめんなさい」

 やっぱり辞めません。
 自衛隊、続ける事にします。

 本気のコメントをくれた二人、ありがとう。
 そして、ごめんなさい。
 ごめんなさいを何回言っても足りないくらい、今の僕は申し訳ない気持ちで一杯です。

 どうしようもないよね。
 嫌気が差したのなら、さようなら。それが一番いいと思う。

 どうしようもない僕は、どれだけ蔑まれようと、国を守っていこうと思う。
 自衛隊には馬鹿しかいない、と良く言われる。
 税金泥棒と呼ばれる。
 不祥事続き、「何やってんだ」と言われる。

 でも、僕には、そんな所でいい。
 どうしようもない僕だから、そんなどうしようもない場所でいいさ。

 きっとまた僕は、訳のわからない事をわめくだろう。

 そんな僕だから、せめて、国の為に働いたって、証拠みたいなものが欲しいんだ…。

 ごめんなさい、みんな。

 …僕は戦場で死にたいんだ…。



  1. 2008/05/12(月) 21:45:54|
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渡る世間はゴミばかり

 本日、私は退職する旨を班長に伝えました。

 という訳で、KDは兵隊を辞めます。

 まだ正式に上まで話が通っていないので、決定ではありませんが、既に決めた事ですので、このまま退職まで行くと思います。

 なんか重大発表のようですが。
 まあ、実際、重大なのか?

 「重大だよ!『重大なのか?』なんて言ってる場合じゃないよ!もっと真剣に考えなきゃ!」
 「まあ、転職は、今の時代珍しくないから、いいんじゃない?」
 「どうでもいいけど」

 こういう意見があるだろうな。
 僕は他人の意見に振り回されやすい性質があるから、こういう風に、(こう言ったら、他人がどう言うか)というのを予測してしまう癖があります。

 でもね、他人の意見を聞いて決めていたら、いつまで経っても自分の力で生きている事にならない。
 だから僕は今回、他人の意見を無視して行こうと思った。
 それによって生じる、いかなる責任も自分自身で取る。

 今まで24年間生きてきて、自分の進む道について、こんなに真剣に考えて答えを出す、という事は無かったな。
 いつも、なあなあだった。
 何となく生きてきた。
 でも、これからは『何となく』は通用しない。
 自分で情報を集めて、自分で考えて、自分で決めて、自分で実行していかなければならない。

 不安はある。そりゃ、今まで他人に依存しっ放しだった俺だ。「さあ、やるぞ」と意気込んでも、やっぱり初めては不安だ。
 だけど…なんか、ワクワクしてる自分もいる。
 今までは、とにかく流れに流され、たまたま浮かんでいた丸太に掴まっていた。でもこれからは、自分で船を作って、自分でオールを漕いで進むんだ。

 ぼうけんのたびに しゅっぱつだ !

 今の自分があるのも、やっぱり今の職場、自衛隊のおかげによる所が大きいと思う。
 昔の俺は、自分から大流に逆らうような事はしなかった筈だ。
 そういう意味では成長できたのかな。

 さあ これから KD の あらたなる たびが はじまろうとしている …
 そのさきに なにが まちうけているのだろうか !?

 つづく



  1. 2008/05/11(日) 22:04:16|
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ちらしのうら2

 「書く」事が僕にとっての癒しである。と、少なくともそう思っている訳だ。
 だから、僕は書く。そしてそれをブログにアップする。自分で読み返すだけなら、アップする必要はないが、書いたものを保存しておくには、ブログが丁度良い。メモ帳にペンで書くという手も無い訳ではないが、メモ帳を忘れたりすると嫌だから、常に持っている携帯電話で、こうやって文章を書き、ブログにする訳だ。

 …と、このように、僕は予防線を張るのが得意。理屈を述べる能力にはちょぃと自信があるぜ。
 屁理屈ならいくらでも言える。簡単な事を、難しい言葉を使って説明するだけなんだから。
 馬鹿は簡単に騙される。「頭いいな」と褒めてくる。俺が頭いいんじゃねえ。お前らが馬鹿なだけだよケケケ。
 中には「屁理屈言うな!」と怒る奴もいる。これには参るね。何とも言えない。謝るしかない。怒る、すなわち感情を露わにする。感情の前じゃ屁理屈なんて、文字通り屁みたいなもんなんだよな。
 「ふーん…」と言う人。わかってんだかわかってないんだか知らないが。「またコイツ屁理屈言ってやがる」と思って華麗にスルーする人。端から聞く気がない人。どちらも、害にはならないから、特に言う事はねえな。

 理屈を無くしたら何が残るだろう?
 感情だろうか?
 感情だけで生きていけるか?
 「嫌だからやらない」と言うだけなら簡単だ。だが、それはあんまり通用しないと思う。
 何より、感情任せに生きる人間になりたくないという気持ちが俺の中にある。だってよ、それじゃ畜生と同じじゃねえか。
 だから感情を覆い隠す為に、理論による理性の強化を図る訳だ…。

 …なんか、思考がストップした。

 ………。

 そうだ、話は変わるが、俺は自由が好きなんだな。
 だから、はっきり言って今の仕事は嫌だ。24時間拘束され、土日の外出すらも、上の命令次第で決まる。ずっと3人部屋。仕事が終わってもまだ仕事が続いてるみたいだ。プライベートは無い。
 それはわかった上で、今の仕事に就いた筈。今になって、どうして?
 ………。

 理由はいくらでも言える。さっきも言ったが、俺は理屈が得意なんだ。
 じゃあ、いっその事、理屈抜きで行こう。
 「プライベートが無いのが嫌です」と。それ以上でも、それ以下でもない。
 これだけで上が納得する訳が無いだろう。
 だから結局理屈を言わなきゃならん。

 あー。



  1. 2008/05/11(日) 18:36:19|
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革命

 真剣な意見をくれる人は、僕にとってとても有り難い。
 「出会いは宝」という言葉を聞くが、本当にそう思うのです。
 真剣な意見をくれない人や、無視する人も、「そんな人もいる」という、人というものの多様性を教えてくれる存在だから、否定する気はない。感情面で、多少、不愉快にはなるが。

 「そんな事は当たり前だから、わざわざ言わなくていい」
 という意見が出る度に僕はうんざりする。

 人それぞれの意見というのがあるのです。
 個人の意見というものは、視点を何処に置くかによって、変わります。
 「絶対に正しい意見」など存在しないし、反対に「絶対に間違った意見」というのも存在しません。
 あくまで“相対的”な「良」「悪」が存在するだけである。

 人の意見だけに限ったことではなく、およそこの世界のあらゆる事象が、相対的な観点からでしか判断できない。
 「絶対は無い」という言葉がそれを示す。
 すなわち、最終的な基準を定めるのは主観であり、自分自身に他ならない。
 たとえ、反発を受けても、自分が定めた基準を良しとするならば、それに従う事こそが「自立」と呼べるのではないだろうか。
 外的刺激を受けて軌道修正を行うも良し、ただひたすらに己が道を貫くも良し。
 他者の意見を聞いて己の意志を曲げるという行為は、一見すると、「意志が弱い」「主体性がない」という評価を下されがちだが、意志を曲げるか曲げないか、その最終的な判断を行うのは自分であるから、結果的には、自分の意志に基づいて行動したという事になる。
 意志が弱いのでも、主体性がない訳でもない。
 ただ、初志貫徹を良しとする環境が、「己の意志を曲げる」という行為を、マイナスに評価するのである。
 自殺する者は「弱者」と言う人がいるが、生物が持つ大前提とも言える生存本能に逆らってまで自ら命を絶とうとする、そんな人は果たして本当に弱者だろうか?

 これも相対的にしか判断できない事である。特に、生命に関する諸々の定義は、生きている限り無視する事ができず、最も人間が頭を悩ませる問題である。
 だからこそ人は安易な定義を設けたがる。とりあえずの答えを作り、そこに収まる事で安心を得る。
 真理を追求しようとする者がいると、「考えすぎ」「理屈屋」などと言って、その者を排除にかかる。
 主観なくしては、どちらが良いとも悪いとも言えない。
 他人が用意した“とりあえず”の回答に安心を得て、幸福に暮らす。または、生命の意味など、考えない。
 それに満足せず、明確な答えのない問いを繰り返し、あーだこーだと頭を悩ませる。
 この二つを、主観で語ると、僕は、答えのない問いを繰り返す方が「好き」だ。
 「悩み続けるなんて馬鹿らしい」「一度きりの人生だから幸せに生きよう」という意見が出る事は予想がつく。
 その意見に、対抗するだけの用意もあるが、ここはそういった場ではないので割愛しよう。

 総じて言えば、僕のこの意見も、多様性の中の一つである。
 先に述べた「絶対は無い」という意見も、あくまで個人的な意見である。
 「いいや、『絶対』はある!」と言う人が現れたら、「絶対は無い」という意見は絶対ではなくなる。
 だから、すべては相対的であり、絶対的なものは存在しないという事である。

 基準を決めるのは、自分次第。
 情報が氾濫する現代では、ますます、情報を選別する力が求められる…。

 と、いうのは僕の基準。僕が従う基準である。他人に従わせようなんて思わない。付いてくる者を拒みはしないが、列から離れる者を連れ戻す気もない。
 だから、別に、情報に流されるだけの人生を選んだ人がいたとしても、それはそれでいいんじゃないだろうか?

 突き詰めれば、全て無。
 「考えるな、感じるんだ。」
 そう。頭で考え、理屈の尾ひれを付ける事など、後からいくらでもできる。

 大切なのは、“今感じた事”なのだ。



  1. 2008/05/11(日) 16:41:39|
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ちらしのうら

先に言って置きます、完全にチラシの裏です。
面白い事も何も書いてありません。読むだけ時間の無駄です。
ただ、僕が、自分の思考を考察するために書いているだけです。

多分、読んだら、“気分の伝染”というのが起こって、うつっぽい気分になるかも知れません。
精神的に有害な文章かもw
あははw

本当、つまらない事しか書いてないです。これは別に前振りとかくだらねーことじゃありません。ほんとです。

自分が読み返すために、本当、自分のために書いた文章なので、アップしちゃいけないんでしょうけど…
一応対話形式になってますけど、それは別に書きやすいからそうなっただけです。(またそうやって予防線を張る…)
「そんならアップするな」
とか、言うなよ。
うるせーよ。ボケ。ハゲ。だから先に断ってるじゃねーかよ。人の揚げ足ばっかり取りやがって…
怒ってもいないのに、「怒るなよ」とか言うんじゃねーよ。テメエに俺の思考が読めんのか?「怒るなよ」「怒ってねーよ」「ホラ、怒ってんじゃんw」とか。人の思考読んだ気になって喜んでんじゃねーよ。くだらねー。

いや、なんと言うかさ、色々とダメな気がするんですよ。
このままどうしようもない人間道まっしぐらなのかなあみたいなね。
それでね、思うんですけど、こういうネガティブな思考をね、衆人環境であるネット上に晒すと言う事は、『依存』なのではないかと。
要するにね、誰かの慰めとか、そういったものを求めているのかなと。
それを考えるとね、すごく自分が矮小なものに見えて仕方がないんですよ。
いやあ…なんだかもうね、すごく、逃げたい。
死にたくないんだけど、現実から逃げていたいみたいなね。ズレる、って言うのかな、こう、現状からね、壁一枚通り抜けるみたいな感覚で。
透明の壁の向こうから世界を捉えたい、そんな感じ。

この文章がね、すごく後ろ向きだなって言うのは自分でもわかってるんですよ。ええ。
多分、普通の人が見たら「なんだコイツ」とか思うだろうな、と。知り合いがみたら怒り出しますよ、きっと。「甘えんじゃねー」って。うるせーよほんとに!甘えてんのはわかってんだよ!自分でも何ともできねーからこうやって嫌な思いしてんだろが!

僕ね、最近、精神科に通おうかなと思ってるんです。本気で。
ノーマル時と、ネガティブ時の落差が半端ないんですよ。
さっきだってね、「俺は否定された記憶しかない!」とか思っちゃったりして、「みんな俺を否定するのだから、死んだっていいだろ」とか。
本当はそんな事ないんですよ?落ち着いて考えたら、肯定された記憶だってちゃんとあるんです。
ノーマルな気分の時に、ネガティブな気分だった自分を見つめてみると、すんごくうつ病の人に近い。
最近、一度暗い気分になると、とんでもない底まで行ってしまうんです。

それでね、こうも思う。
こうやって冷静に自分の事を見つめていられるのは、まだ大丈夫って事なのかなと。

…うーん。
考えが一定しない。
今、全然関係ないこと考えてしまった。

5月病?
あ、マジ、クビになんねーかな。俺が。
ふざけんな!あの人!
もうほっといてくれ…。
「辛くて辞めたい」んだから辞めさせてくれよ…。
俺を否定しないでくれよ…。
そうやってまたヨワッチイ事言うし。
ネガティブ・デフレ・スパイラルだwこりゃw
のりこえられそーもない。
キボンヌ



  1. 2008/05/09(金) 00:52:12|
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JK、JTとOL

先生、JKとか見るとついつい目で追ってしまうんです。
普段は、「いやぁ、独り身の方が絶対楽ですよ」なんて言ってる癖にね。
ちょっと良さげな制服女子を見るとチラチラ見てしまうんです。
これは人間失格だと。太宰治だと。
「キモイ!」
おいコラと。ちょっと待てと。
制服女子が好きなのは仕方ないじゃない。目で追うくらい良いじゃない。
痴漢とかしちゃうよりはマシじゃない。
好きなもんは好きだと。ちょっと大人しそうな雰囲気の、ショートカットの眼鏡っ子がいたら、そりゃあ目で追っちゃうよと。
え?するってえと何かい?ナンパする方が正解だってえのかい?
ダメだろ。相手は中学生だぞ?
中学生!
それはかなりマズイ気がするんだよ。
いや、何もかもが不確か故に、正しい答えを導きださねばならないというのはわかるよ?でも、やっぱり思うんだけど、正しい答えは、結局、人の数だけあるんだよな。
だから、とりあえず、俺の中では、25歳の青年がね、中学生をナンパするという事は罪なんだよ。
え?ナンパして、落とせるつもりでいるのが何よりキモイって?
ちょっと黙れ。そして聞け。
違う違う!落とすとか落とさないとかの問題じゃないんだ。
とりあえずさ、殺人は良くない事だろ?
殺人未遂でも、良くない事だろ?人を殺そうとした時点でダメだろ?
だからね、ナンパして、落とすかどうかはこの際問題じゃない。中学生をナンパする行為自体がおかしいよと、言いたいわけなんだよ。
世の中ってのは広いからね、中学生とか高校生を口説き落として、SAY行為までいってしまう人というのもいるんだ。
そういう人を見て僕は、やっぱり、うらやましいとかそう思っちゃうんだ。
「超キモイ!」
そうだね。プロテインだね。
こんなキモイ僕は生きていても仕方がないなあ、と思うから、僕は兵隊になったんだな。うん。
大砲の弾とかさ、ミサイルとかが飛び交う戦場だったら、キモイも何も関係ないだろ?他人に評価を下していられるのは余裕があるからなんだな。
余裕の無い、崖っぷちギリギリの所なら、僕はマトモでいられるんだ。
でもさ、残念ながら、大砲の弾とか、ミサイルとかが飛び交うような事態にはならなさそうなんだな。
それに、なったらなったで、中学生がどうとかより、生への執着とか、もっと重いテーマが浮上してくると思うんだよ。
そしたらさ、やっぱり「こんな所には居たくない」って、崖っぷちから逃げようとすると思う。
結局そんなんの繰り返しで、じゃあどうすんのよ?と。ジレンマ状態なんだよね。



  1. 2008/05/08(木) 15:38:17|
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零細時間を活用し…

 良い面ばかり言うと偏りがち。
 悪い面も言わなきゃね。

 …大きな『船』がある。
 竣工時、造船所から、「この船は絶対沈みません!」という太鼓判を押された大型船。
 進水式から約60年。
 初めの内は、順調であった。
 しかし、『絶対に沈まない船』など作れる訳がない。その構造はいささか無茶があった。
 初めの内はそれで良かった。
 だが、海の状況というのは刻一刻と変わるもの。
 船は少しずつ、老朽化する。
 船底は浸水しだした。
 艦橋や、上甲板に居るオエライサンはそれに気付かない。
 気付いても、「沈む筈が無い」とタカをくくっているので、本気で修理しようとしない。または、後、数年で下船が決まっているので、何もしない。
 問題は船底で働く船員たちにもある。
 一部の人は、(浸水してるよ?)(あちこち隔壁がダメになってきてるよ?)と思っている。時にはそれを口に出したりする。中には、何とか、水を掻き出し、穴を塞ごうと必死になる人もいる。老朽化した部品を、新しい物に取り替えようとしたり、無理な構造を直そうとしたりする。
 だが、大半の人は言う。
 「絶対沈まないから平気だ」
 「下船するまで沈まなきゃいいんだ」
 「どうせ、水を掻き出しても、また漏れてくるんだ」
 言うだけならまだマシだ。中には、必死で修復作業を行っている人間の邪魔をする人もいる。
 そんな訳で、浸水するスピードに対し、水を掻き出すスピードが追いつかない。一カ所の浸水を止めても、別の箇所からまた水が滲み出ているのだ。
 船は少しずつ、確実に沈んでいく。
 諦めた人は次々に船を降りていく。沈みゆく船に残る理由はないのだ。
 漏れ出した水に溺れ、命を落とす人間まで現れる。
 確かに、造船所が言う通り、その船は沈まないのかも知れない。
 しかし、船は確実に、浸水した水で性能が落ち、真っ黒な煙を吐き出しながら進む。
 それを見た人たちが言うのだ。
 「なんだあの船は。黒い煙を出して、みっともない」
 「あんな船を走らせておいていいのか?」

 …その船こそが、今の陸自だ。
 陸だけど。



  1. 2008/05/07(水) 12:48:56|
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ことば物語

言葉にはエピソードがある。
言葉はエピソードを創る。

「なあ、もうこんなことやめよう?戦争なんてやめようよ、な?」

という言葉が、どんな物語を創り出すかは、創り手次第。
そして、その言葉にまつわるエピソードを語ることは、インスピレーションの…

あーめんどくせー!
もうね、なんか、青木先生の心の琴線に触れたみたいなんで、どういう状況でこの言葉を聞いたのか書きますわ。
「そんなことされたら想像の邪魔になる!」
という人は読まなければいいのです。





『猟兵は対戦車火器の夢を見るか?』

 霧雨の降る11月のある日の事である。
 我々、自衛官の訓練は、想定上の戦場を『状況』と呼び、それを舞台として役を演じる演劇のような特性がある。
 もちろん、結末や、それに至る筋書きは刻一刻と書き換えられていく。何故なら、『状況』とはすなわち『戦況』だからだ。
 その日、僕は、『状況』中、“猟兵”の役に就く事になった。
 “猟兵”とは、いわゆる対戦車歩兵の事で、対戦車火器を携帯し、主に潜伏、待ち伏せによる奇襲攻撃で敵装甲車両を破壊する兵士の事である。
 僕は、まだ若いK軍曹とバディ(=相棒。二人組の事)を組んで、対戦車ミサイルの発射筒の模造品を担いで、小高い丘の上の茂みに陣取った。
 後は戦車がやってくるのを待つだけである。
 空からは霧雨が降り続いていた。
 僕とK軍曹は、雨衣(=レインコート)に身を包み、丘の上から、戦車が来るであろう道を睨んでいた。
 K軍曹「…お前、実家は何処なんだ?」
 僕「茨城の片田舎っスよ」
 K軍曹「田舎、いいじゃねーか。俺だって田舎だよ」
 取り留めのない会話。敵戦車は現れず、時間だけがただ過ぎて行く。
 K軍曹「…雨、止まねーな」
 僕「そうっスね」
 その時、我々の監視していた道を横切る黒い陰があった。
 僕「あ…」
 K軍曹「どうした?…あ」
 僕「鹿だ…」
 野生の鹿が、5匹、群を成して、眼前に現れたのであった。大きな鹿が2匹、小さな鹿が3匹。
 道の真ん中に立ち止まり、辺りをフンフンと嗅ぎ回っている。
 僕「家族みたいっスね…」
 K軍曹「鹿…いるんだな。ここ…」
 我々が訓練をする場所、『演習場』と言えば聞こえはいいが、要は人の手のあまり入っていない山林地区である。野生の動物が生息していても不思議ではない。
 ふいに、鹿と目が合う。
 逃げるわけでもなく、微動だにせず、ただこちらをじっと見つめている。
 K軍曹「あいつら…平和だなあ…」
 鹿の一群はサッと身をひるがえすと、道路を渡って、反対側の森の中に姿を消した。
 僕とK軍曹は、再び、『状況』に戻る。
 我々は猟兵、戦車を狩るのが仕事…。
 ふいに、K軍曹が僕の肩を揺さぶって言った。
 K軍曹「…なあ、もうこんなことやめよう?戦争なんてやめよう、な?」
 その言葉が言い終わるか否か、遠くから聞き覚えのある轟音が響いてきた。
 ブオオオオオオ…!
 俺「…来ます!」
 バキバキ、バキバキバキ!
 ギュラギュラギュラギュラ!
 K軍曹「がぁー!来やがったー!」
 木々をなぎ倒し、道を上ってきたのは、紛れもない、鋼鉄の獣。
 K軍曹が即座に無線連絡を入れる。
 K軍曹《ラウンド、こちらクロウ1、敵戦車出現、攻撃してよいか》
 ラウンド《クロウ1、攻撃セヨ》
 K軍曹《クロウ1了解》
 僕「射撃準備よし!」
 K軍曹「… か ま し て や れ !」
 鋭い炸裂音と共に、石灰が宙に舞い散った。
 だから模造品だって言ったじゃん。
 ババババババン!
 僕「撃たれた!」
 K軍曹「はい戦死!」
 ラウンド《状況終了…状況終了…》
 状況終了。これで演劇は終わりというわけだ。
 ほっと一息。
 K軍曹が首を回しながら言う。
 K軍曹「いやー、待ち伏せも楽じゃないわ」
 僕「コーヒーでも飲みますか?」
 K「さっすが!持ってきてる!」
 僕がコーヒーセットをナップザックから取り出そうとした、その矢先に、無線が呼び出し音を立てた。
 ラウンド《クロウ1、今のタイミング良好である。》
 K軍曹「俺の言ったタイミング、バッチリだっただろ?」
 僕「ええ。誉められましたねぇ」
 ラウンド《ちなみに、あと12回あるんで宜しく》
 僕&K軍曹「12回ィイ!?」

おわり。



  1. 2008/05/05(月) 16:56:36|
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ベッドチェック

「ああっ、漏れちゃう!情報漏洩しちゃうーっ!」

という事で。
記憶に残った言葉シリーズ!

「咳をするな。次、集合中に咳をした奴は覚悟しろ。」

「銃身ねじこみすぎ。」

「このフナムシどもが!」

「戦車の性能を引き出せるか否かは、お前次第なんだよ」

「逆立ちして撃ったってなあ、要は当たりゃあいいんだ当たりゃあ」

「ウゴウゴすんな!烏合の衆どもが!」

「お前は優し過ぎるんだよ。」

「補助者は何やってんだよーっ!」

「とっとこ、とっとこ…ハ、ム、た、ろう!」

「どーれ、お前さんが壊した部品を直すかw」

「ゲッ…履帯が…切れてる…」
(履帯=いわゆるキャタピラのこと)

「前方車両…撃て!…全然倒せんな…無敵トラックか…」

「気付かないみたいなのでもう一発撃ってください」

「なあ、もうこんなのやめよう?戦争なんてやめようよ、な?」

「こんな暑い日は戦闘したくないな…」

「ウーじゃないよ」

「空の奴らは視野が広い。陸の俺らは地を這うカメだ。」

「サリンとかをキュッとやれば…」
「キュッとやる前に死にますよ」

「前方…地雷源!…つっこめーッ!」



  1. 2008/05/05(月) 00:32:45|
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夜布団の中で

布団にくるまりながら、
(あー、明日になったら駐屯地に帰らなきゃならんのかー)
なんて思ってたら、部屋のドアをノックされたんですよ。
(なんだよ…俺はもう寝るんだ)
と思ったら、ドアを開けて妹が入ってきやがったんです。
「なんか用?」
って聞いたら、神妙な面持ちで、
「兄ちゃん、明日帰るの?」
等と言いやがる。
寝ようとしてたから、ちょっとイラっと来て、
「質問を質問で返すな」
とか言ってみたわけですよ。
そしたらなんか泣きそうな顔をしやがる。
訳わからんが、とりあえず謝って、どういう用件なのか問いただすと、
「今日、遅くまでいい?」と。
「お話ししたい」と。
なんだ?酒でも飲んでんのか?コイツは。
まあ、なんか只ならぬ雰囲気なんで、とりあえずOKしたんです。
そしたら、だしぬけに、
「お兄ちゃんのが欲しい」
とか言う。
確信したね。コイツは未成年のクセして酒を飲んでやがると。
田舎ならではの風習なのか、ウチは未成年の飲酒に関しては特にお咎めナシ。
だから。
まあ、とりあえず適当に流して、
「酔っ払ってるだろ?」と聞いてみる。
するとすごい勢いで首を横に振るんですよ。もうハンパない振り方。絶対違う!とでも言いたいのか?
でもねえ、明らかに様子がおかしいから。明らかに酔っ払いだから。
こんなのに付き合っててもしょうがないんで、うまいこと言いくるめて部屋から追い払ったんです。どうやったかって?それはアニキとしての腕の見せ所ですよw
んで、冷静になって、今考えてみたんですけど、
酒に酔ってたとは言え、あんな事言うというのは…
…おいおいおいおい。
フラグ立ったか?コレ。
2ちゃんに書いたらすごい事になんじゃね?
スレタイは、
「酔った妹に告白されますた。どうしよう」
とか?
うわ、ありそうだな。
しっかし、
「お兄ちゃんのが欲しい」とか…
俺の何が欲しかったんだ?
「トントン」
またノックしてやがる。

でもさ、もっとよく考えてみたら、

俺に妹なんていないんだよね。

…ホラーだ。

そしてこんな文章を夜中に独りで打ち込んでる俺の方がホラーだったり。



  1. 2008/05/04(日) 02:02:20|
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ギャップ萌え

地元の本屋に行ったんです。

そしたらレジの娘がスゲー太ってるw

…まあね、太ってるだけならこの際どうでもいいんですよ。別に、愉快でもなんでもないよ。

んで、本をレジに持っていきました、と。

「1882円になりますぅはぅるるるン(*^∇^*)♪」

うはwwwスゲーアニメ声www
えぇ!?wwwしかしスゲーデブwww

…僕はねえ、太ってる人に向かって「デブ」だの「ブタ」だのという軽蔑の言葉を投げつけるのは嫌いなんだよ。太ってるというだけでその人間を蔑視する、何もかも外見で判断する人間は、なんて、愚かなんだ!

しかしデブでアニメ声www
しかもどちらも中途半端じゃねーwww
太り具合は横綱級www
声の具合はプロ級www

…太ってるのには理由があるはずなんだ。確かに、「自分に甘いから太る」という意見もあるが…では問おう。君に。
自分に甘いから太っている人を笑える程に、君は自分に厳しいか!?

「メンバーズカードはお持ちですかぁはぅきゅるるんるん(*^∀^*)」

(ちなみに語尾の「はぅ」以下は実際には言っていません)

あれ…この声どこかで…?

「118円のお返しですぅはぅはぐはぐぅ(*^ω^*)」

ぶはwww

涼宮www

涼宮ハルヒwww

デブなのにハルヒ声www
憂鬱www
え?憂鬱で暴食?www
いや、オイラが憂鬱だってばよwww

ブフッwwwか…顔…www
よく見たらwww

朝青龍に似てるwwwwwwww

もうだめだ

…へへ。なんだかんだ言って、俺もデブを蔑む人間なのさ。ギャハハハハ!
ハハハ…ハハ…ハ…。

ハルヒ声の朝青龍…
これが「ギャップ萌え」なのかッ!?
すみません萌えません。

この後、ぽっちゃりハルヒを描いた同人誌を見つけ、驚愕する事になろうとは、まさか、この時の僕が知る由も無かった。
ぽっちゃり好きは存在する。
信じるか、信じないかは、貴方次第。

そして、人生は時に小説より奇妙な連鎖を紡ぐ事があるのです。そう、今回のように。



  1. 2008/05/02(金) 15:31:04|
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ゆめにっき

 夢を見たんです。

 私は昼間から酒を飲んで、泥酔し、そのままベッドにもぐり込みました。
 いつの間にか眠ってしまったようです。
 夢を見たんです。

 目が覚めると、何やら外が騒がしい。
 何事かと見ると、大学時代の友人が庭で騒いでいる。
 ああ、そうだった。
 今、私の実家を舞台として、『素人おばけ屋敷コンテスト』を催しているんだった。
 それは素人たちによる手作りのおばけ屋敷の出来を競うというもの。
 騒がしさの理由は、まさに今、プロトタイプとして完成したばかりのおばけ屋敷の実地試験が行われているからであった。
 窓の外、庭にいる友人の一人、あまり言葉を交わす事のなかった男子が、布団から起き上がった私を見て言う。
 「あれ?何で寝てんの?こんなイベントに君が参加しないなんて、変じゃないか」
 私は答える。
 「疲れちゃったから…眠いから…」
 身体中に眠気が染み込んでいる。だるく、動きたくない。二度寝をしたい気分だ。
 喉の渇きを覚える。
 枕元にあった牛乳を飲む。
 ぬるい。美味しくない。
 再び眠りに落ちる。

 まどろみの後、再び目が覚める。外はまだ騒がしい。
 喉の渇きが収まらず、私は机の上にあった雪印コーヒー牛乳を飲む。が、少ししか入っていなかった。
 傍らにあった白桃ジュースを飲む。小さい紙パックの筈なのに、なかなか無くならない。
 一息ついて、寝床を見る。
 知らない男が眠っている。
 さっきまでいなかった筈なのに。
 テレビを点ける。
 ダウンタウンが、浅野忠信のモノマネをしながら、『素人おばけ屋敷コンテスト』の進捗状況について喋っている。
 (二人とも、なんで浅野忠信のモノマネをしているんだろう??)
 松ちゃんは微妙に似ている。浜ちゃんは似せようという努力すらしていない。
 ずっと喉が渇いていた。白桃ジュースも飲み干してしまった。
 部屋のドアを開けると、中庭のような場所に出る。
 その中央にポツンと自動販売機が置かれている。
 目の前に立つが、お金を持っていないことに気付く。
 それでも平気だ。
 (なんとかなるさ)
 選択ボタンを適当に押すと、投入金額の表示部が、『100』という文字を点す。 チャリン、と音を立てて、100円玉がジュースの取り出し口から出てくる。
 (やっぱりなんとかなった。これで買えるぞ)
 出てきた100円を入れる。
 何を買おうか迷う。
 さっきから甘ったるいモノしか飲んでいないので、炭酸のサッパリするようなモノが飲みたい。レモンのサイダーがある。不味かったような記憶があってなかなか手が出ない。
 チャリン、再び取り出し口から音がする。
 見ると500円玉が一枚。
 チャリン、チャリン、チャリン…。
 100円と500円の硬貨が、取り出し口に溜まっていく。
 バツの悪い気分になり、周囲を見回す。
 夜だ。
 月明かりで辺りは薄明るい。
 遠くの方を、ジャージとTシャツ姿の女子が歩いている。気付く距離ではあるが、こちらには見向きもしない。
 (こんな時間に、あんな格好で外を出歩くとは…アイツに気付かれても平気だろう)
 (後で売り上げが違うことに気付いたとしても、誰がやったかなんて、わかりっこない)
 硬貨をポケットに詰め込む。
 ガタン、ガタンと、今度は、買ってもいないジュースが出てくる。
 (満月からの贈り物だな…ふッふ)
 ジュースを適当に選び、中庭を後にする。
 ふと、中庭の端に棚が置いてあるのに気付く。
 (入ってきた時は気付かなかったな…)
 棚の上には、床屋にあるような、首だけのマネキンが置かれている。その目線は、中庭中央の自動販売機に向けられている。
 (げッ。不気味。これに気付いてたら、ゆっくりはしていられなかっただろうな)
 (それにしても得したな。お金も手に入って、ジュースもタダで手に入って。ホント、夢みたいだ。良く出来過ぎてる。夢じゃねえの?)
 そう思いながらドアを開けると、自分の部屋ではなく、学校の廊下が続いていた。

 そこで目が覚めました。
()書きの部分は、夢の中での思考内容です。覚えている範囲ですが。
 不思議なのは、夢の中においても、現実と同じように色々と考えることができたということです。
 夢の中の私も、現実の僕と同じように、取り留めのない思考に耽っていました。
 にも関わらず、(これは夢じゃないか?)と疑ったのは覚醒間際。
 それも、(夢だ!)と気付いたわけではなく、(ひょっとしたら、夢じゃね?)という程度のもの。
 よく、現実でも、(これって夢じゃないの?)と思うことがありますが、実際、夢の中でもそんな感じでした。

 夢と現実の区別が付かない。
 下手な心霊話より怖いですね。これは。



  1. 2008/05/01(木) 02:51:58|
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