私設強襲部隊ペドフィリアズ
国家を隠れ蓑に暗躍する闇の部隊、その名はペドフィリアズ

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第19話「たとえ傷付き倒れ

こんにちわ。壊し屋KDです。

さて、11/24~11/28の間、私の身に何があったかを語らねばなるまい。

11月24日。
私は以前より気になっていた肺の痛みの原因を明らかにすべく、病院へと向かった。問診の後、レントゲンを撮る。
「これは単なる疲労から来る異常だろう」と思っていた私に対して、結果は意外なものであった。
「気胸」。肺が破けて、空気が漏れ出しているらしい。このまま放っておくと、破けが酷くなって呼吸困難に陥る危険性があると言われ、即入院。KD、人生初の入院である。
患者衣を着ると気分がグッと病人らしくなる。ベッドに横たわり、鼻に酸素補給の為のチューブを付けると、いやはや、気分はもう完全に病人。
見舞いの人がひっきりなしにやって来て、有り難いと思う反面、ゆっくり寝かせてくれと思ってしまったのも事実。
トイレ以外はベッド上で安静。食事は看護師さんが持ってきてくれる。風呂は、まだ肺に負担をかけるのはよろしくないという事で、タオルで身体を拭くだけにとどめる。
不思議なのは、自分が恐ろしく冷静だという事。突然の診断結果、即入院、初めての入院生活だというのに、あたかもこれが当然であるかのような気分だ。驚きは思ったより少ない。

11月25日。
寝ているだけでいい。むしろ寝ていなければならない。安静にしている分には、肺の痛みもない。何処も痛くない、苦しくもないのに寝ていなければならないというのも、変な話だ。退屈だが、眠ってしまえばどうという事はない。見舞いの人が持ってきてくれた暇潰しグッズもある。
もう一度レントゲンを撮る。少しずつ良くなっているそうだ。

11月26日。
暇も潰せる。寝ているだけでいい。食事や入浴の準備は看護師さんがしてくれる。俺はただ寝ているだけでいいのだ。
俺が欲していたのはこういう生活ではなかったか?そうだ。なんてすばらしい生活なんだ。後は拘束さえ解ければ言う事はないんだがなあ…。
窓の外を通り過ぎる軍用ヘリの音でふと我に返る。そうだ。ここは自衛隊病院だ。俺は自衛官だ。俺は…怠けるのが嫌で自衛官になったんだった。
早く退院したい。此処の生活は、大学時代を思い出させる。このままじゃ、腐っちまう。

11月27日。
レントゲンとCTスキャンを受ける。入院してから俺の被爆量はかなり増えたと思う。
結果は、だいぶ快方に向かっており、明日にでも退院して良いとの事。
なんだ、意外とアッサリだな。
こうして人生初の入院生活は終わったのだった。

11月28日。
ラッパを続けるかどうかの選択を迫られる。俺が患ったのは呼吸器の疾患だから、肺が重要になるラッパは非常に微妙だ。続けますか?つっけませよか?いずれにせよツッケルつもるです。これが僕の仕事ですから。戦車に乗らずにひたしら喇叭をふきつつけた意味がなくなります。特技をとるのが仕事。課せられた仕事は全うしないといけない。命令必遂。使えないと呼ばれてしんじまえと罵られむムシケラ扱いされるのは毛沢東なんだ!そうです。毛沢東なんです。大陸から痰を吐きつつ20億の人民が押し寄せてくる。1億総人民驢馬計画が実行されたのだ!大東亜戦争勃発。ステルス怨霊。ステルスステテコステテコテン。戦略怨霊。心霊兵器。あ、これってよぐね?ヨグネラシル。ユグドラ汁。ユグドラ爆雷。クレアラシル。岐阜ナイト。ヴィオレ。素肌と同じ強酸性。ウワッ、ゲロだ。(セブンのブラピの声で)
くそかいせつ
ヴィオレU…
狂気の科学者、プロフェッサー市ヶ谷が自分の娘に似せて造り上げた自律美少女型セクサロイド。人間の心を手に入れる為に旅に出たはいいが…。
戦略怨霊…
陰陽師・吉原千景が京都の地下に封じていた巨大思念体。地震で封印が解け、生きとし生けるものすべてを憎んで大暴れ。
心霊兵器…
祝詞爆弾、退魔バルカン、成仏ミサイルなどに代表される。日本国のピンチを救うために開発された。
心霊科…
GSDFの兵科の一つ。霊を専門に扱う部隊。防衛庁長官直轄で動く。心霊兵器がメイン武器。
岐阜ナイト…
岐阜の山奥で修行をした者だけがジョブチェンジできる称号。岐阜の力を拝借して、今、栄光の琵琶・アタック!
ウワッ、ゲロだ。…
映画“セブン”で、殺害された被害者宅を訪れたブラッド=ピット演じる刑事が、テーブルの下に置いてあったバケツをのぞき込んだ後、すごい勢いでのけぞりながら言った台詞。
にゃんこ…
かわいい。

ジャブローに死す!!

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  1. 2006/11/28(火) 15:56:05|
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第18話「炎の中で蠢くもの

「じゃあ、死ねばいいじゃないですか」(ツンデレ気味の挨拶)
KDです。

日常と非日常の隙間。
漫画とかを読むと、やたら強い美少女とかが出てくるじゃないですか。
美少女なのに強いんですよ?
そんなん、ズルイじゃないですか。劣等感を感じまくりじゃないですか。付け入る隙も有りゃしねえじゃないですか。

僕ぁ、言ってみりゃ、“兵士”ですよ。何らかのきっかけで冒険者の一団に加わるような事があったら「自衛官が仲間になってくれれば心強いや」とか言ってもらえるんですか?
実際、そうでもないですよ。
セーラー服着用、日本刀所持、ちょっと位なら斬られても死なない美少女とかに比べたら、僕なんか、銃が扱えて、戦車に乗れるだけの若者に過ぎませんよ。しかも、銃なんて、ちょっと使い方を教われば扱えるようになるし。戦車に乗れるったって、そりゃ、戦車に乗れば強いかも知れないですよ?でもそれは僕が強いんじゃなくて戦車が強いんですよ。

今日、食堂で自衛官カップルを見たんですよ。男の方は熊みたいな大男、女の方はちっちゃい眼鏡っ娘。ちっちゃい眼鏡っ娘が自衛官ってのも驚いたんですが、そんな子が、腰だめでバルカン砲を連射しそうな大男とカップルだなんて。
世の中間違ってるよねぇ!?
正直、そのカップルを見た時、大男の肩にちょこんと座って「ゆけー!鉄人っ!」って叫んでるちっちゃい眼鏡っ娘というビジュアルが浮かんでしまいましたよ。それ位ショッキングな組み合わせだったんですよ。
世の中間違ってるよねぇ!?
いや、間違っているのは俺の方か。

今はそういう事を言ってる場合じゃないんだよ。まずは自分の足場固めをしなくっちゃあ。

肺がいてえ…



  1. 2006/11/23(木) 17:59:24|
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第18話「大空に浮かぶもの

まだ来ない。
KDです。
“場の匂い”ってあるよね。その場その場に漂う匂いってやつが。
雨上がり、濡れたアスファルトの匂い。
夏の夜、湿っぽい、まとわりつく匂い。
冬の休日、透き通った、静かな匂い。
その場に漂う匂いというのは、視覚情報程の主張はしないけれど、それでも思考に何らかの影響を及ぼす。
何かの本で読んだんですが、匂いというのは、記憶と密接な繋がりがあるらしいです。
今日、風呂場で、「冬の透き通った匂い
」+「石鹸の匂い」を感じた時、様々な想いがフラッシュバックしてきました。

ちょっと前までは、民間人だったんだよなぁ。しかも半ニート状態のダメ人間。こうやって風呂に入って、上がった後はひたすらPCの前でダラダラ過ごしていた…腹が減ったらコンビニ弁当、眠くなったらコタツで眠り、ムラムラしたらG行為…大学にも行かず、昼夜逆転の堕落ライフ…
そんな俺が今や自衛官ですか。
腕が少し太くなった。腹筋が割れてきた。軽装なら、10km走くらいは余裕になった。野営をした。実銃を撃った。戦車の運転免許を取った。軍用無線機が使えるようになった。
今じゃ当たり前のようで、疑問も感じないけど、やっぱり普通の人から見たら特殊な環境に居るんだなぁと。
以前は憧れだったんですが、いざ実際にその環境に置かれてしまうと、何とも思わないんですね。ただ、仕事をこなすだけっていう…。
思えばすごい所に就職しちゃったなぁ。
何かこういう風な事書くと「俺はお前ら民間人とは違うんだぜ、へへん」みたいな自慢をしているような印象になってしまいますね。ならないか。ならないな。自慢できるような環境じゃねえよな…。

と、一つの匂いでここまで思考するという。
思うに、視覚情報というのはそのものズバリというか、考えを巡らす隙があまり無い。逆に匂いというのは、ほのかに香るからこそ、記憶や思考というものを引き出しやすいんじゃないでしょうか。

なんて真面目くさった文章を書いている僕なんて死ねばいいのになぁと思いました。



  1. 2006/11/23(木) 13:29:00|
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第17話「大海に沈みしもの

まだ来ない。

KDです。
この業界、空気を読まなきゃやってられません。空気を読む力ってのは大事です。
場には場に適した言動ってものがあるんです。
それが出来ない奴は…それはもう悲惨な運命ですよ。
でも、空気を読まない奴ってのは往々にして己の過ちに気付かない。自己を省みない奴が多いので、自分が悲惨な状況に陥っている事すら気付かなかったりするんです。
それはもう、見るも哀れですよ。
がんばれと言いたい。
空気を読む能力ってのは簡単には身に付かないけど、
がんばって身に付けろと言いたい。
自分を見つめ直せと言いたい。



  1. 2006/11/22(水) 23:40:43|
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第16話「大地に眠るもの」

まだ来ない。

KDです。
実験的に、今週は毎日ブログを更新したいと思いまーす。
しかし書く事がない。

ケルベロスという単語が脳裏から離れないのです。
おまけに朝からなんだか右半身が痛いのです。主に肺と背中と肩。
ケルベロスと右半身が痛くなる事になんらかの関連がある事は明らかなのですが、そこから先への一歩が踏み出せずに先程から悶々としておりました。
そこに学者が現れ、一つの答えを置いていったのです。

ケルベロスとは、神話上の生き物で、地獄への門を守ると言われている、三つの頭部を持った番犬(3歳・オス)です。ペティグリーチャムが好物です。

右半身(主に肺)が痛い件については、煙草の吸い過ぎが原因と思われます。最近、ちょっとばかり肺に負荷をかけすぎたように思います。どう考えても長距離を走るには適さない格好(戦闘服+半長靴+鉄帽+弾帯+水筒)で4km走のタイムを競ったりしたのがいけないんだと思います。去年まではジャージとかランニングウェアとかでOKだったのに、今年からこうなったらしいです。こんな事を決めた奴は死ねばいいのになぁと思いました。しかも、こんな事を決めた奴、すなわち、お偉いさんってのは、どうせ走らないんですよ。居心地のいい所にふんぞりかえって、「うむ、諸君がんばりたまえよ」とか言うだけに決まってますよ。死ねばいいのになぁと思いました。

要するに、もう少ししたらKDの右半身がバリッと裂け、そこから地獄の番犬ケルベロスがワンと登場するってな寸法でさぁ!だんな!
死ねばいいのになぁと思いました。



  1. 2006/11/21(火) 20:17:31|
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第15話「輪廻」

どうも…
KDです…

なんだか疲れてるみたいですって…?
いえいえ…そんな事ありませんよ…
今日は月曜日じゃないですか…
週の始めですから…元気良く行きますよ…
それに…今週の木曜日は休みですから…
まあ…楽な一週間ですよね…
最近は…繰り返す毎日にも慣れてきたみたいで…別に疑問とかは沸かないです…
こうやって歳をとっていくんでしょうね…
いつぞやの日記に「社会に出たら後はエスカレーターだ」みたいな事を書いたと思うんですけど…やっぱりその通りですよ…
ただ毎日が消化試合みたいなもので…“生きる目標”なんて物もおぼろげですし…
このまま歳をとっていって…消化試合を繰り返して…気がついたら一人ぼっちで死んでいくのでしょうね…
それを良しとせずに…もがく人生っていうのも悪くないとは思いますが…
まあ…自分は一人ぼっちの静かな死ってのもそう悪くないかなって思ってます…
何も残さずに…この世界からただ静かに消えていくというのも有りなんじゃないかと思うのです…
なんだかこういう事を言っていると…鬱が酷くなって自殺願望が出てきたみたいな風にとられちゃうかも知れないですが…
別に今の僕は死にたいとか思ってませんし…
多少は鬱気味かも知れないですが…
それなりに…やってるんで…
て言うかこの「…」ってのがいけないと思うんですけどね…
「…」を付けただけで文章が暗くなる不思議ってやつですよ…

ばんざーい…
やったね…おめでとう…
やはり君に任せて正解だったよ…
ハハ…見ろ…人がゴミのようだ…
親方…空から女の子が…
ピーッ…(蒸気音)
パズー…5番のバルブを閉めろ…
すごいや…ラピュタは…本当に…あっ…た…んだ…ぐふっ…

これはえらい事ですよ
やっとラピュタを見つけた所で息絶える事になりますよ
こわいですよね

では また。



  1. 2006/11/20(月) 17:33:57|
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第14話「自我マトリクス」

そこは“書斎”と呼ばれている。いつからそう呼ばれるようになったかはわからない。ドアを開けると、中は薄暗い。そして、ぎっしりと本が詰まった、たくさんの本棚が目に付くだろう。次に、その本棚の森の片隅にひっそりと置かれている木製の事務机―その上には小さな電気スタンドが置かれている。
この事務机に席を持つ者―彼の名は“学者”。
学者は机の上に広げたノートに、何かを書き込んでいる。それは彼の“仕事”―知識を整理する作業。
いつの間にか書斎の中に、もう一人…“旅人”だ。
旅人「仕事に精が出るね」
学者はノートから目を離さずに答える。
学者「私がさぼったら議長の行動に支障が出るからな」
旅人「そうかい。…なあ、何か面白い話をしてくれよ」
唐突で不躾な要求。だが学者は嫌な顔ひとつしない。ただ、相変わらずノートから顔を上げようとはしない。
学者「いいとも。…さっき、地下に潜ってみた」
旅人「へえ。あんたも物好きだね。あんな所に行くなんて」
学者「研究調査活動の一環だよ」
旅人「で、何か見つかったかい?」
学者「ああ。また新しい人格を見つけた。正確には、以前から既に奴は発現していたんだが、我々が気づいていなかったようだな。だから、本当に“新しい”と呼んでいいものかは怪しい。ただ、奴は、ひっそりと、議長に助言を与えていた」
旅人「新しい人格ねぇ。どんな奴なんだい、そいつは?」
学者は口をつぐんだ。一瞬、迷いのようなものが見てとれたが、すぐに彼は落ち着いた声で言った。
学者「“罪人”…」
旅人「罪人?」
学者「奴は憎悪に満ちている。世間を、そして自分を憎んでいる。“獣”よりは幾分、理性があってコミュニケーションの余地もあるが、それでも負の感情を担っている事は間違いない。冷めた目で世界を見、そして馬鹿にしているんだ」
旅人「割合“教祖”に近い存在だな」
学者「うむ。ただ、教祖が自己を尊大化して周囲を軽蔑しているのに対して、罪人は自己すらも軽蔑している。自分は矮小な人間で、それを取り巻く環境も腐っている、と。絶望に近い諦観だな」
旅人「ちょっとヤバいんじゃないのか?そいつ」
学者「うむ…下手をすると“核”を崩壊させかねん危険性をはらんでいる。今の所その兆候は見られないが。ただ、全てを諦めきっているだけだな。死ぬ事すらも」
旅人「要注意、って感じか。まあ、その辺はあんたに任せるよ。難しいのは御免だ」
旅人はもう行くよ、という素振りを見せて言った。
旅人「なかなか面白い話だったよ。んじゃ、俺はもう行くわ」
旅人は姿を消した。
学者はまた机に向かって知識の記録作業を始めた…。



  1. 2006/11/15(水) 23:32:30|
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第13話「10人のKD

「お初にお目にかかる。私は学者。KDの人格の一つだ。
学者「KDという人間は複数の人格から成っている。言っておくが、これは別にKDだけが特別という事ではなくて、誰もがそうであると言える。悪魔のように残酷な自分、天使のように慈愛に満ちた自分…人は様々な人格を時と場合によって使い分けて生きている。皆、それに気づいていないだけだ。
普通、複数の人格それぞれは、スタンドアローンでは活動できない。個人として成立するには自我が弱すぎるんだ。そこで、リーダー的な人格(以降、主人格と呼ぶ)が他の人格(以降、補助人格と呼ぶ)と協同して行動するようになっている。実際に身体を動かして行動するのは主人格で、その行動内容に影響を与えるのが補助人格と言っていいだろう。
余談だが、補助人格の自我が強すぎると、いわゆる多重人格というものになってしまう。この場合、行動の決定権を持つ人格が複数存在してしまうわけだな。
さて、前置きはこの位にしておこう。
KDは、現在判っているだけで、以下のような人格から成っている。

「学者」
知識を管理している。理屈っぽく、話好き。真面目で落ち着きがあり、思慮深い。
「詩人」
ロマンチスト。いつも叶わぬ夢を見ている。キザったらしい恥ずかしい台詞をさらっと言ったりする。たまに書かれる歌詞っぽいものは彼が影響している。
「物書き」
文章の構築を担う。時に行動の全てを文章化したりする。このブログを書く時は 大体覚醒している。根暗で口数は少ない。学者とは比較的仲が良いようだ。
「教祖」
自分の事を万能だと思い込んでいる厄介な人格。運命は自分に味方し、あらゆる事物は己に平伏すと思っている。だが、小心者で自我が一番弱い。
「愚者」
ダメな部分を担う。だらけることしか考えていない。自衛隊辞めてー、とか、駐屯地帰りたくねー、とか言ってるのはこいつ。あれやりたいこれやりたい、ばっかり言っているが、自分からは動こうとしない。主人格の力が落ちてくると、そこにつけ込んで堕落を勧めてくる。
「求道者」
人生とは何か?自分は何を為すべきなのか?と考え続けている。倫理面担当。学者はリアリストだが、こいつはどちらかというとロマンチスト。詩人と話が合うようだ。
「旅人」
楽観主義者で脳天気。物事を深く考えない。『なんとかなる、なるようにしかならない』が座右の銘。基本的にどの人格とも繋がりを持っているが、学者と言い合いになったり、愚者とつるんで主人格の足を引っ張ったりする。
「兵士」
最近発現した人格。クソ真面目で節度ある行動をモットーとしている。好きな言葉は『メリハリ』。まだ発現してから間もないので、自我はさほど強くない。
「獣」
最低最悪の人格。学者と求道者によって存在が明らかにされた。憎悪の塊。欲望の権化。闘争心そのもの。あまりにも粗暴なため、他の人格とのコミュニケーションはほぼ不可能。深く眠っていて、滅多に起きる事はない。唯一、教祖だけが起こす事が可能で、たまに目を開く事がある。そうなると主人格が短絡的な行動に走ってしまう。完全覚醒してしまうと…。
「V.N.S.H.-xx『ぺけ』」
一時期、大きな力を持っていた愚者が造り出した疑似人格。女性。あくまで疑似ゆえ不安定で、補助人格となる程の力はない。様々な人格を少しずつ削って出た残りかすを集めて造られた…らしい。
「議長」
主人格。自我が有るようで無い。各人格の助言を受けて実際に行動に移す。食う、寝る、歩くといった基本的行動の実行権を持つ。これと言って特徴のない普遍的な人格。無意識に近い存在。

学者「以上が現時点でKDの中に存在する人格だ。これ以外にもまだまだ未知なる人格が眠っているらしい…が、それらについてはまだよくわかっていない。研究の余地あり、という所だ。
さて、そろそろ主人格と共に眠りにつくとしよう。では、また、近い内に。」



  1. 2006/11/13(月) 00:44:31|
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第12話「時の流れに身を任せ」

やあ!KDだヨ!
土日恒例の怒涛の連続更新、いってみよ~ッ☆
だるい。

なんか、外界の女性はみんな可愛いですね。
一週間ぶりとは言え、男だらけの空間で過ごしていると、感覚が麻痺してくるような気がします。
でも、本当、可愛いよね。
可愛いんだって。
感覚の麻痺のせいなんかじゃない!あの娘は可愛い!
ああ、高校時代、あんな可愛い娘と付き合ってたらなあ。
ああ、あんな可愛い娘と一緒にディズニーランドとか行きたいよなあ。
ああ、あんな可愛い娘と一緒にお酒でも飲みたいよなあ。
ああ、あんな可愛い娘とホテル行きたいよなあ。
ああ、あんな可愛い娘とsexしてえ!したいんじゃ!したいんじゃコラ!やらせろ!やらせて!やらせてくださいお願いします。一回でいいんです。金ならある!どうせ持っていてもロクな事に使わないんだ!ここでパーッと使っちまうってのもテですぜ!旦那!ひぇっへっへ!

…いつしかKDは下劣な人間になってしまいました。
「元からだろ」
はッ!誰だお前は!
「俺はお前の心の中のもう一人のお前さ」
KD「なにぃ~…?何しに出てきた!?」
KD2「理由はない。俺はお前だからさ。お前は自分がなぜ存在するかわからないだろう?それと同様、俺は理由があって出てきたわけじゃない。出てきたから出てきた。それだけさ」
KD「目的地に着いた時より、移動間の方が楽しいよね」
KD2「そうだね。わくわくするね。電車の窓から見える景色。いいよね」
KD「駐屯地に帰る電車の中で時々思うんだ。この電車が、このまま永遠に走り続けてくれればいいのになって」
KD2「そうかな。それはいけないね」
KD「いけないのかい?」
KD2「君にはやることがあるだろう?それを途中で放棄するような真似は二度としないって誓ったじゃないか」
KD「それはわかっているよ。でも、思うんだから仕方がない」
KD2「仕方がないね」
KD「駐屯地帰りたくねーなー」
KD2「早く休暇来ねーかなー」
KD「願ったって早く来るもんじゃないだろう。むしろ、待ち望んでいる方が遅く感じたりするんだ」
KD2「じゃあ何も考えないでいこうか」
KD「それはいけない。日々、思考していかないと、仕事ができなくなるよ。人は思考することで人足りうるんだ」
KD2「使えないって言われるのは嫌だね」
KD「そうだね」
KD2「なんだと、てめえ!」
KD「…」
その場を静寂が包む。
ジムスナイパー「…」
KD「来週はけっこうイベントが多いね」
ぺけ「そうですね。せいぜいがんばれよ」
KD2「だから俺は嫌だって言ったんだ…何が軍隊だ…何が平和だ…こんな国を守って何になるっていうんだ…」
KD「まあ、大変だと思うけど、その場その場、やることをやっていけばすぐに過ぎるよね」
ぺけ「けっこう、いい事言うよね。自分に言い聞かせてるようにしか聞こえないけど」
KD2「辞めたい…辞めたい…辞めてどうする?次に何の仕事をすればいいんだ?」
KD「嫌々やるから嫌になっちゃうんであって、普通にやれば何ともないよね」
ぺけ「そうそう。嫌でも好きでもないって感情でやればあっという間よ」
ジムスナイパー「…」
KD2「…てめえ!さっきから何をブツブツ言ってやがるんだよ!」
激昂したKD2はぺけに襲い掛かった。ぺけは、発言こそ強気ではあるが、内心は心優しい女の子。暴走したKD2のオロチの力の前では成すすべもない。
ぺけ「ひぎぃ!」
KD「なんだ、豚みたいな悲鳴上げやがって」
ジムスナイパー「…」
KD「そろそろ電車の時間だな。切り上げて帰るか。でも帰りたくねーなー」
KD2「どうしたァ!上のお口でそんな事を言っていても、下のお口は大洪水ですかーッ!?」
ジムスナイパー「…」
KD「帰りたくなくても帰っちまうんだろうな。あー。もう身に染み付いちまってら」
ぺけ「助けて…助けて…ッ!」
KD2「跪け!命乞いをしろ!小僧から石を取り戻せ!」
ぺけ「あう…ああ…」
KD「そこまでだ!」
その瞬間、ジムスナイパーのライフルが火を吹いた!
サイレン「ウウウウウウウ~ッ…」
KD・KD2・ぺけ「!?」
サイレンが鳴ったら誰も帰って来られない…

(続く)



  1. 2006/11/12(日) 16:46:13|
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第11話「うつろうもの」

一週間の過ごし方ー。

月曜日は土日の惰性で行ける。何も考えていなくても、それなりに通過。
火曜日も土日の惰性だが勢いが落ちる。ふと「まだ3日もある…」と考えて憂鬱。
水曜日は折り返し地点。「まだ2日もある…」と考えて憂鬱。
木曜日は最悪だ。ダラダラだ。今日が終わってもまだ明日がある。明日一日やらなきゃ休みは来ねぇー。憂鬱フェスティバル オブ ザ サースデー。
金曜日は土日への希望でがんばれるぜ!でも午後からの時間が憂鬱。
土日は天国だッ!

こんな感じで一週間ー。
こうして書いてみると、なんだ意外とあっさりじゃんと思うのですが、実際120時間の只中に置かれますと、あたかも精神と時の部屋に閉じ込められたかのような感じに襲われて憂鬱。
結局いつも憂鬱じゃん。

あー。

僕と相部屋の人の話。
その人、自衛隊に5年いるんだよ。
僕と同じ補士。補士っていうのは陸曹への道がある程度予定されてる。だから一般と違って明確な任期が存在しない。

…う~ん。とりあえず解説しておきますか。
自衛隊に入る道は主に6つ。


1:「一般2士」
2年を1任期として雇われる契約社員。1任期が終わった時点で辞めるか、それとも、さらに2年続けるかどうかの選択できる。通常、3任期まで(計6年)勤められる。その間、自主的に試験を受けて、陸曹、あるいは幹部になれば、永続勤務となる。1任期で辞めても任満金というのが貰える。努力する人は試験により昇格して永続勤務することもできる。ある意味、選択肢が開けていてお得なルート。ただし、任期の途中で辞めると色々と厄介なことになる。
2:「曹候補士」
陸曹になることを前提に雇われる。一般2士と違って明確な任期は存在しない。一定の年数が経過すると、陸曹選抜試験の受験資格が得られ、ほぼ毎年強制的に試験を受けることになる。受かれば晴れて陸曹となり、永続勤務となる。どんなクズでも最低7年で陸曹になれる…という触れ込みだったが、最近はそうでもないらしく、7年経ってもダメな奴は一般2士に降格(と言っていいか知らないが)され、何年かの任期の後、退職となる。らしい。任期が存在しないので、途中で辞めても任満金は貰えない。
3:「曹候補学生」
陸曹の卵として教育を受ける学生。どんなクズでも、このルートで入って2年経てば陸曹になれる。永続勤務の道が保証されているので、安心ではある。が、比較的苦労せずに陸曹になれるという立場のせいか、部隊での風当たりは強い。教育は厳しいので、どんなクズでもそれなりに優秀になる。優秀な奴はすごく優秀になる。
4:「一般幹部候補生」
受験資格は大卒であること。門は狭く厳しいが、受かればいきなり幹部。若くして3尉(少尉)2尉(中尉)等になれる。漫画に出てくるような若くてカッコイイ中尉になれたりするわけだ。が、部隊経験が乏しいまま隊長クラスに収まるので、部隊では「使えねぇ」というこれまた酷い評価をたくさん貰ったりする。正直、実際のところ、的確な判断が下せない幹部は大体このルートを通ってきた人たち。
5:「防衛大学校生」
高校の進路相談で「防衛大学を受けます!」と言って本当に受かっちゃえばこのルート。給料を貰いながら大学教育を受けられるというメリットもあるが、自衛隊と同じように相部屋の寮生活、先輩からの厳しい指導の日々、外出にも許可が要る(らしい)…という大学生活を送ることになる。卒業して入隊するといきなり幹部。トントン拍子で1佐(大佐)、挙句の果てに陸将(将軍)になってしまう。まさにエリート中のエリートコース。だが、最近は、卒業しても自衛隊に入らない(そういうルートも存在する。らしい)奴が居るので、上の人は頭を悩ませているらしい。
6:「生徒」
自分たちは生徒、生徒と言うが、本当は、武山にある少年工科学校(小工)の卒業生のことを言う。高校生活を自衛隊と同じような環境で過ごすことになる。駐屯地内で生活し、外出には許可がいる。給料も出る。卒業の一年後にほぼ自動的に3曹に昇格するため、陸士→陸曹への昇進は早い。が、多感な時期にいわゆる軍隊教育を受けて育ってしまうため、大抵の人が、それはもう、帝国軍人かと見紛うような人間になってしまう。もちろんそうでない人もいるが。指導が理不尽なくらい厳しい陸曹は大体このルートを通ってきている…と思う。

※補足
部内幹部候補生というのもある。自衛隊の中から幹部になるルート。このルートを通ってきた人は、部隊である程度経験を積んでから幹部になる、いわゆる「叩き上げ」なので、部隊の動きというものをわかっており、的確な指示を下せる人が多い。


こんなところです。
なんか自衛隊への道を説明しただけで疲れましたよ。
相部屋の人の話はまた今度ということで…。ぐふっ。



  1. 2006/11/12(日) 15:51:38|
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第XX話「意識ロンド」

人生とはゲームなんだよ。人生とは実にルールに従ってプレイしなければならないゲームなんだ。

僕は司書になりたいと思った。
そうだ。司書になって何処か小さな町の小さな図書館で働くんだ。一日中、本の整頓をしたり、貸し出しカウンターに座って、貸し出し業務をしたりする。出来れば、空いた時間は本を読んでいられたらいいな。
そこではゆったりした時間が流れている。誰も急いでいない。世間の煩わしさから切り離された空間。人はただ書物に記された様々な情報を手に入れるためだけにそこに来る。
仕事が終わったら家に帰る。町でアパートを借りよう。そこは小さいものでいい。お酒でも飲みながら、音楽を聞きながら、小説でも書こう。別に本を出したいわけじゃないから、気ままにやるんだ。自己満足だって言われてもいい。ろくに満足も出来ない人生に何の意味があるというんだ?
アパートの近くには電車が走っていて、時折、線路の上を走り抜けていく音が聞こえる。ちょっとくらい騒がしくてもいいんだ。そうやって世界が動いているって確認できるからさ。
休日は河川敷でラッパを吹こう。
そこに一人の少女が通りかかって僕に言う。少女は自転車の篭にトランペットのケースを入れている。
「あなた、図書館の司書さんでしょ?」
僕はそうだ、と答える。
「あなたもラッパを吹くのね」
「軍に居たとき習ったんだ」
「軍隊に入っていたの?」
「そう。図書館に勤める前は…」
そこで僕の回想が始まる。回想の中で、僕は、小銃を持って走り回ったり、戦車を操縦したり、弾丸を運んだりしているわけだ。規則化された生活で、毎日同じような事を繰り返している。その退屈さを紛らわせるために、僕は、消灯後に布団に潜って、妄想の世界に逃げ込んでいるんだ。
妄想はいずれ大きなものとなり、僕は本当に軍隊を辞めて司書になる。妄想の通り、小さな町の小さな図書館で働く。夢が叶ったんだ。僕は歓喜する。ゆっくりとした空間を手に入れたんだ。
昼間は図書館で働き、夜は家に帰って小説を書く。
休日に、ラッパを吹くために河川敷に行く。ラッパを吹いていると、少女が現れる。
「あなた、図書館の司書さんでしょ?」
僕はそうだ、と答える。
「あなたもラッパを吹くのね」
「軍に居たとき習ったんだ」
「軍隊に入っていたの?」
「そう。図書館に勤める前は…」
回想は僕の頭の中でリアルに描かれる。本の読みすぎで感性が高まったのか?
まるで僕が過去の記憶の中のその場にいるかのように…。
周囲の景色と共に少女の姿は薄れ、僕は過去の記憶の一点に帰ってきたのだ。
僕はまさに現実から逃げるために妄想の世界を組み上げている真っ最中で…。



  1. 2006/11/05(日) 23:55:07|
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第10話「もつべきもの」

気づいたんですが 本HPの方から来ようとするといちいちダイアログが出てうざいですね。あっちを更新するつもりはもう無いので 良ければこっちのブログをよろしく。
さて 走り出したら止まらない 猪突猛進一途な23歳 ラブリーチャーミーな兵士 KDです。

「なぜKDはこんなに一日に何回もブログを更新するのか?」

お答えしましょう。
KDはもともと文章を書くのが好きなのです。小さい頃 親戚のおじさんにワープロを貰って以来 恥ずかしながら自作の小説のようなものを執筆したりしておりました。
小説と言っても そんなに身のあるものでもなく
(ここから下はしばらく脇道です。どうでもいいのでスルーして可)




・環境汚染の進行する未来。人々は限られた区域「清浄区」と呼ばれる場所で細々と暮らしていた。そこに住む少年Aは ある日 遥か遠くの清浄区からの手紙を受け取る。差し出し人に会う為に 少年は清浄区から旅に出る…。

・荒廃した未来を舞台に繰り広げられる特殊部隊員の活躍を描いたハードボイルドアクション!

・晴天高校。そこには特務部という部活がある。生徒会からの勅命を受け 合校則非合校則を問わず どんな仕事も請け負う部活だ。だが最近は仕事もなく ただ生徒会費を食いつぶすだけのお荷物部活。そんな特務部に 久々の仕事の命が下る。学園モノアクションコメディー!

のようなものを執筆したりしておりました。
特に最後の「進め!晴天高校特務部!」はかなり力を入れて書いたものであり ジオフロントで極秘建造中だった巨大レーザー砲を破壊したり 東欧の小国が晴天高校の地下に眠っていた超兵器を狙って殴り込みをかけてきたり 終いには巨大戦略爆撃機上で決戦したりと 脳内ワールド全開でした。
でも大体 自分の飽きっぽい性格のせいでラストまでいかないんですよねぇ。
唯一ラストまで仕上げたのが
「東方賢者」とかいう今ここに書くのも恥ずかしいタイトルのファンタジーもの。物凄い賢者なんだけれど 今は片田舎で暮らしているソロンという人が主人公です。仲間にはジャンヌとかいう暗黒騎士団から抜け出してきたツンデレ女騎士がいたり ケルタンとかいう人語を解する魔犬(封印を解放するとケルベロスになる)がいたりします。最終的には皇国とかいうのが 村の地下に眠っている古代遺跡「箱舟」を狙って殴りこみをかけてきたりします。
こう考えると 自分は「自分たちの居る場所の地下に何かが眠っている」ってパターンが好きなようです。




(こっからが本題です)

パソコンって文章が簡単に書けるじゃないですか。とりあえずその場で思ったことを簡単に文章に起こせる。
でも紙にペンで書く場合はそうはいかないんですよ。ただ思ったことを書くにしてはちょっと面倒くさい。しかも パソコンなら間違いを簡単に修正できるけれど 筆記の場合はいちいち消さなきゃならないでしょ?
だからなんですよ。
じゃあ ブログじゃなくても ワードとかに延々と文章を書き込んでいけばいいじゃないかって思うかも知れません。
でも それだと誰も見てくれませんよね。ただのチラシの裏になってしまう。やっぱり 誰かが読むんだって意識して書いた方が 文章の構成とかに少なからず頭を使ったりするので楽しいんですよ。
今のところ 何人かが見てくれているようですし。ありがたいことです。
できれば あんまり長ったらしい文章を書いて 閲覧者の方々の目を疲れさせるようなことはしたくないんですが つい…ここが吐き出し口なもので…。

これからなるべく 更新を出し渋っていこうかなとも考えるのですが やっぱり一度に長ったらしい文章をアップしてしまうかもしれない。
そこは勘弁してください。
「んだあ、長い文章を何度も上げんじゃねー。読むのが大変だ。モーコネーヨ!」って思うのなら自由にしてくださって結構です。

おそらく 誰も読まなくなっても 誰かが読んでるだろうって思いながらひたすら長ったらしい文章を書いていくでしょうから…



  1. 2006/11/04(土) 16:34:16|
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第09話「円の上を愉快に進む」

戦場から戻ったら実家の農場を継ごうとしている兵士 KDです。

前の続き。

極端な話を言えば 死 すらも僕にとっては待ち遠しいものなんだな。
人はいつ死ぬかわからない。
50年後くらいに 子を残すことなく 老衰の時を迎えたとしても きっと幸せだろうな。
事故か何かで 明日あたりにポックリ逝ってしまっても きっと幸せだろうな。
日々悶々と 「俺は一体何をなすべきなのか?」 なんて考えて もがきながら生き続けるのはなかなか苦しい。

挫折を味わうのは別に嫌じゃないんだ。
生きていれば良い事だってあるよね。

ただ 挫折とか たまに訪れる幸福とか それ以外のとるに足らない毎日とか それらの積み重ねである人生というものは くだらないもののように感じるんだよ。
結局は大体のことが予想できるだろう?
幸福の形ってのは様々だから どういう状況で 僕が幸福を感じるかまではわからない。彼女が出来たとか 仕事がうまくいったとか 些細なことで褒められたとか まあ色々あるはずだ。
しかし 生きていれば 何か良い事が起こるであろうことはわかるだろう。
反対に 悪い事が起こるであろうこともわかる。むしろ人生なんてのは悪い事が起こる方が多かったりする。

要するに 普段は普通。たまに良い事や悪い事があって一喜一憂する。
それが人生ってもんだろ?
大雑把に捉え過ぎだってのは認める。でも そういうもんだろ?

つまんねえなあ。

「じゃあ自ら行動すればいい。つまらない人生をおもしろい人生に変えればいい。」

人は簡単に言うんだよ。人生に満足してるんだろうね。
そういう人たちは「これでいいのだ」って認めて生きていくわけだよ。
言うだけで自分はやらない。満足してるからね。
或いは自分も満足してないのかも知れない。でも どうにもならないから諦めてる。「私は別にいいけど、あなたが不満ならあなたで何とかすれば?」ってことだよ。
俺は別にそういう生き方を否定しようってわけじゃない。
いいんじゃねえの。と思う。
結局は自分の心持ち次第でどうにでもなるんだよな。

「こういう人生でいいじゃん。未来に良い事、悪い事が待ち受けていても、それがどういう形をとって起こるのか。それがわからないから生きるんだ」

良いね。うん。前向きだ。模範みたいなもんだね。

「良い事、悪い事、どちらでもない事、そういう有象無象の塊が人生というものだ。なーんだ。意外と大したことないじゃん。ツマンネ。」

良くない…かもな。単純化して考えすぎな感じがある。

「人間は生きている以上何かを残さなければならない!だから 生きることを放棄して 何もせずに寝ているだけではいけないのだ!」
確かに。
でも 何かを残したって いずれは無に還ってしまうだろう。
いつかは無くなってしまうんだ。
いつ無くなるかなんてのはどうでもいい。少なくとも 死んだ後のことまで面倒見切れないし 面倒見たくても見れるもんじゃない。

「良い事、悪い事、どちらでもない事、そういう有象無象の塊が人生というものだ。なーんだ。意外と大したことないじゃん。ツマンネ。どうせ生きていたって無駄だ。でも自殺はしたくないから、とりあえずダラダラ目先の欲を満たして生きていくか」

幾分前向きではある。

…。

う~ん。
向上心と絶望の狭間で揺れ動いてますなあ。
「良く生きる!しかし人生とは儚いもので、例え良く生きたとしても、何も残らないんです」
死ぬ時に「俺は良く生きた!」と思えるならば良し。
でもそれって自己満足だよね。誰かが評価してくれるものじゃない。
死んだ後に 誰かが「彼の人生は良いものであった」なんて言ってくれることは普通に生きている限りまずない。

死んだ後にリザルト画面とか出たら面白いのにね。
ジャカジャカ…チーン!
良い事の数>30912
悪い事の数>33014
あなたは…
「良く生きました!」
ッポン!てな具合にスタンプでも押されるんかい。

いや待てよ。
評価を気にして生きるのもどうかと思うんだよ。



♪頭の中がくるくる回る♪
♪メリーゴーラウンド♪
♪愉快に行こう 円の上♪
♪今日はちっとも愉快じゃないから♪
♪一人寂しくロンリーゴーラウンド♪

あー。自分でもよくわかりません。ギャフン。



  1. 2006/11/04(土) 15:11:12|
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第08話「もしも心に翼があれば」

どうも。哲学する兵士 KDです。

午後の訓練に向かう途中。
ああ これからまた退屈な訓練が始まるんだなあ。
5時からは自由な時間だ。早く夜になればいいのに。
休日まであと2日半もある。長いなあ。
…そう言えば そんなことを2日前も考えていたっけ。同じように 午後の訓練に向かう途中で。2日前は月曜日だ。週の始め。休日まであと4日半もある…なんて考えて凹んでたな。
でも そうやって凹んでいたあの時からもう2日も経ってる。だるいだるいと思いながら訓練に参加して いつの間にかもう2日も経ってる。
2日の間に何があった?…普通通り日課をこなしていただけだ。毎日が全く同じ日というわけではない。多少の変化はある。
しかし 大体同じ毎日を繰り返していたんだ。
毎朝 ラッパが鳴ると思うんだ。
ああ 眠いなあ。なんで6時に起きなきゃいけないんだろう。
すごく眠い。きっと 昨日の夜すぐに寝なかったからだろうな。
よし 今日は早く寝よう。
そう思っていても 結局その日も夜更かししてしまう。
次の日目覚めて 同じことの繰り返し。

その繰り返しで一日が終わって 始まる。
そして
だるいと思った数分間。
訓練に集中していた数時間。
自由だった数時間。
明日の準備をしていた数時間。

それらが積み重なって いつの間にか2日も経っていたんだ。
ああ このまま同じことを繰り返すのか?
嫌だ嫌だと思いながら 毎日同じことを繰り返す。
その糧は 休日 休暇 自由時間。
(ちなみに休日と休暇は別物で 休日は一日二日 最大でも三日と短い。外には出られるものの 日帰り限定。一方 休暇は比較的まとまった長期間休める。実家に帰ったりできる)

自由時間を目指してとりあえず頑張る。
一週間単位では 休日を目指してとりあえず頑張る。
一ヶ月単位では 休暇を目指してとりあえず頑張る。
そうやって 毎日毎日同じようなことを繰り返して 待望の休日や休暇が来るわけだ。
休暇が終われば また 次の休暇を目指して頑張る…
それを繰り返して 一年が過ぎていく。
この先 昇進もあるかもしれない。
昇進すれば 休日でも外泊が可能になる。
それでも 休日 休暇を目指して生きていくのには変わらない。

繰り返して繰り返して 歳をとっていく。
途中で投げ出すようなことがなければ 定年を迎えた僕はこう思うだろう。
「今まで 毎日を繰り返しながら 国の為に努めてきた さて 今まで 私は何か生きた証を残してきたか?」
国の為に一生の半分を捧げた。それも生きた証だろう。
飽きっぽい僕が 途中で投げ出すことなく 一つの職を全うした。それも生きた証だろう。
だが それらは観念的なものだろう?
もし 心の何処かにそれを否定する動きがあれば それは嘘になってしまう。
都合のいいように 自分に答えを与えているだけだ。
国の為に一生を捧げて それでこの国が変わったか?
投げ出すことなく続けて 僕は何かを得られたのか?

結局 形のある成果が欲しいのか?

だから人は子孫を残すのか?
自分が生きた証が欲しいから 子育てという名の膨大な手間を払って この世に自分が存在したという証拠を残しておきたいのか?

一人身は楽だ。自分のためにだけ欲していればいいのだから。
だが その生活を続けて 最後に何が得られるんだ?
結局 残るものは老いた我が身だけじゃないのか?
モノに囲まれて 何一つ不自由のない暮らし。
モノが満足しても 心が満足できないまま 死んでいくのだろうか?



一旦切り。



  1. 2006/11/04(土) 13:19:46|
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第07話「Ghost Base

あー、信じられねえよ。全くよォ。ぺけです。
なんであいつの都合が悪い時だけアタシが引っ張り出されるワケ?
「Ghost Base」なんてタイトル付けてさ、ホントは幽霊話をするつもりだったみたいだけど、うまく纏められないからこうやってアタシが代理で書いてるってワケよ。死ぬがよいって感じね!

え~と…
とりあえず自殺が多いのよ。ジエータイって所は。
今KDが居る駐屯地では、飛び降りが2~3人、小銃で手前の頭ブチ抜いたのが1人いるんだって。しかも、駐屯地のすぐ近く(ホントに近く。駐屯地内から見えるくらい)には、建設途中で自殺があったせいでそのまま放棄されちゃったマンションとかもあるし。
前いた所にはさ、レーダー庫ってのがあって、そこで3人ほど首吊りがあったんだって。KDはそこの掃除やらされてたけどね。線香が置いてあってイヤ~な感じがプンプンするような場所らしいよ。
さらに前いた所では、何かの工事をするために土を掘ったんだけど、その土を掘った後の穴に溜まった水で4~5人がまとめて溺死。って事件があったんだって。

要は、すごい死んでるのよ。
呼んじゃうのかな。知らねえけど。

次。
これはKDの先輩の話だけど。
基地の周辺警備をしてたら、視界の隅っこにお婆さんが見えるんだって。お婆さんが見える辺りは森になってて、先輩も最初は「山菜を取りに来た民間人かな」ぐらいに思ってたんだって。実際多いらしくてね。そういう民間人。
でも、視界をそのお婆さんに向けると、いない。
別の場所を見ると、やっぱりいる。
んで、またよく見てみると、いない。

あとは~…
森の中で訓練してたら、部隊の人が森の中を指さしてるんだって。んで、そっちの方向を見てみても、何もいない。「どうしたんですか」って聞いたら「いや、赤ちゃんを抱いた女の人が立ってる」って。他にも数人が目撃したらしい。

さらに~…
森の中に張ったテントの中で、作戦説明みたいなのをやったんだけど、後で気づいたらその中に全然見たこともない人が一人混じってたとか。しかも旧軍の軍服着てたって。これは霊感が強い隊員にしか見えなかったらしいよ。

…そんなとこかな。
だからさ、とにかくちょっとばかりヤバイ所なんだって。
そんな所で働いてんのよ。KDってヤツは。

たいへんですよねー。

あと、伝言だけど。もう次回予告はやんないって。タイトル決めてから書くのがめんどいんだとさ。
アホか。

そんじゃーね。



  1. 2006/11/01(水) 22:19:42|
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