私設強襲部隊ペドフィリアズ
国家を隠れ蓑に暗躍する闇の部隊、その名はペドフィリアズ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

第06話「子守歌」

土日はやることが無くって つい 更新が多くなってしまう。
退屈なもんでね。
文章を書くと気が紛れる。
今のところ 正直な思いを吐き出せるのは“ここ”ぐらいだからさ。

さてと。

部隊の先輩と酒を飲みながら話をしたんだ。内容は異性の事。要は彼女がいるとか いないとか云う話だ。

今 自分には彼女はいない。2年前のクリスマスに別れた。と言うか まあ 振られたんだな。原因は 自分が踏み切れなかった所にあると思われる。ふがいなかったんだ。
あの時は本当に辛くて 頭がどうにかなりそうだったし それからしばらくは思い出すだけでも鬱だったけど 今じゃ別にどうって事もない。
自分の中じゃ そんな事もあったね で完結してる。
友人が次々と童貞を失っていく中 自分だけが何の経験も無くて ただひたすら腐ってたのもあの頃だったな。

でも 今は違う。
どういうわけか あれ程嫌がってた風俗に足を運んで お金を払って 自分は男になったと。
そう思っていたんだ。

でも それは思いこみに過ぎなかった。

先輩は言ったよ。
「27にもなって素人童貞なんて プライドはねーのか」
ってさ。

話が混乱しちゃうけど その先輩は 同じ部隊の別の先輩の事を言ったんだ。そういう人がいるんだよ。実際。
僕に対して言ったんじゃない。でも その言葉は僕の心にも鈍い衝撃を与えた。

僕も素人童貞ってヤツなんだ。

更に先輩は続けた。
「まあ それはそれでいいかも知れないけど そこから何とかしようとは思わないのか」
素人童貞だっていいじゃないか。と僕は少しムッとした。
「向上心ってものが無いんだよ。確かに女と付き合うのは大変だよ。独りの方がどんなに楽かって思う時はよくある。でも 大変だ 面倒だ だからいつまで経っても独りでいいや ってのは結局何かを変えようって努力を放棄してるだけなんだよ。楽したがってるだけなんだよ」

これには参っちゃったね。だって確かにそうだよ。僕の心の的を得てたんだ。
僕は楽するのが何よりも好きだけど 楽ばっかりしてちゃダメなんだ。そう思うから自衛隊に入った。楽はしたくなかったから。だから厳しいって言われてる自衛隊に入ったんだよ。
確かに自衛隊は厳しかった。楽はできなかった。
でも 別のところでは楽をしてる事に気づいたんだよ。
男女関係ってヤツさ。
焦るのは良くないけど ただ 今の状況にいつまでも留まろうとするのはもっと良くない。

僕は自分を磨きたい。仕事を頑張れば磨ける部分もあるけれど 磨けない部分もある。
そういう部分がまさに今回の話で出た部分さ。

言い訳はやめて 放っておいたチェス板の駒を 少しずつ前に進めていこうかな。

そんな事を思いながら眠りにつくのであった。

次回
第07話
「Ghost Base」

スポンサーサイト


  1. 2006/10/30(月) 00:34:23|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

雑記#04

本編より雑記の方が進んでいくという現状をどう見るか。

ところで。

先に言っておくけど このブログはフィクションです。
ここに書いてある事は全て 筆者であるKDの妄想に過ぎません。
限り無く現場に近い意見を掲載しておりますが 本当はただのマニアなサラリーマンです。


とでも言っておきゃ大丈夫だろう。

真相は知る人ぞ知る。

いやはや。
何度も何度も言っちゃってすみませんがね 秘密保全秘密保全ってうるさいんですよ。
情報を漏らしたらエライ事になるらしくてね。
漏らさずとも 漏らす気配のあるサイトはチェックされちゃったりするんですってよ。
怖いですよね。
バレた時の事を考えると こうして予防線を張っておかんと不安で夜も眠れんのですわ。

もしバレたりしたらねぇ…
ブログ左上の少女から おいらが実は初級MOE課程を修了しているってことが部隊に知れ渡ってしまいますからねぇ。
今のところは無口で掴み所の無いキャラを保持してます故。ええ。

予防線を張っておけば、万が一このブログが何かの弾みで発見されてしまったとしても
「なーんだ、ただの軍事+二次オタが暴走して自分が自衛隊に入って戦車に乗ってるとかいう妄想を垂れ流しているだけか」
ってな流れになる筈ですよ。きっと。

予防線なしの場合…

ブログが発見される

「ムムッ!?これは関係者しか知り得ないような事が書いてあるではないか!」

情報部が動き出す

プロバイダからあっさりとおいらの個人情報が提出される(by 国家の力)

ある日突然呼び出し

「君は我々に内緒で部外に情報を垂れ流していたね…?」

懲戒免職

不名誉な看板を背負った為に再就職先が見つからず

野垂れ死に

…という末路を辿る羽目にならんとも限りませんからねえ。
国家の力はおっかねえ。

というわけでさ。妄想いってみるよ。

この前 操縦訓練で 74戦車を駆って 演習場を走り回っていたら 突然車長からの無線が入りまして。
「あー 止まれ ちょっと止まれ」
「どうしたんですか。オレ なんかまずいことを…」
「ルートを変更する この先の道は 今 実験隊が新型戦車のテストで使ってるから」
「了解…」
ゲゲーッ!?
どうやらもう走ってるらしいですよ。見たことないですけどね。

なんてね。フフ。うそうそ。
本当はただの90式だったってオチ。かもしれない。
真相は闇の中。

誰も知らない知られちゃいけない~♪
あー 嫌な人間になりそう。



  1. 2006/10/29(日) 15:57:53|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

雑記#3

前も書いたような気がするんですが
いやはや つくづく自分はすごい所に来てしまったなーと思う事があります。

朝っぱらから「いち!にっ!さん!しっ!」って号令と共に ざっざっざっ ってブーツの足音が聞こえてきたり。
グラウンドでソフトボールしてたら すぐ近くに戦闘ヘリが降りてきたり。
マラソン中 すぐ横を戦車が走り去っていったり。
国歌が流れたらみんな国旗に敬礼するし。
演習場から機関銃とか大砲の射撃音が聞こてくるなんてしょっちゅうだし。
敷地内の道路 絶えずOD色の軍用トラックが走ってますよ。

そんなのが当たり前になってしまっている日常。

はーやだやだ。




  1. 2006/10/29(日) 00:22:15|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

第05話「剥かれた牙」

辛い時に辛い顔をするのは誰にだって出来る。
機嫌が悪い時、他人につい冷たく当たってしまうのは誰にだって出来る。
嫌いな奴の陰口を叩くのは誰にだって出来る。
他人の事なんかより自分の事を優先するのは誰にだって出来る。

誰もがたやすく出来る事をやるのはつまらない事だと思わないか?

「その方が人間らしいだろ」
「人間なんてそんなもんなんだよ」
そう言って諦めるのは簡単だ。
悟り?否。そんなのは諦めだ。

俺はもう 出来ればなるべく諦めたくない。諦めるのは簡単だが つまらない。

「別に面白いとかつまらないでやってる訳じゃない」
要は本能の赴くままにって事か。

本能に従って生きるのは楽だよね。
俺も出来れば楽したいけど どうも心の何処かがそれを否定するらしい。

そんなの畜生と同じじゃないか。
俺は人間として生きたいんだ!

「綺麗事言うなよ」
「お前だって自分本位に行動する事があるじゃないか」

綺麗事だけじゃ生きていけないのは百も承知です。
でも 綺麗事を言う奴が少し位居てもいいんじゃない?

自分本位に行動してしまう事もある。
でも なるべく減らしたいんだな。

要は努力しようとする姿勢よ。

「自ら茨の道を選ぶと言うのかね」
「いずれお前はそのロマンチックな幻想のせいで傷つく事になるだろう」
「その時 お前は幻想を捨てずにいられるかな?」
そんなの その時はその時だ。
後悔するのは目に見えてんだ。
茨の道で結構。
今の俺はこう思ってますよって事だ。
幻想を捨てる時が来たら お知らせします。
いつになるかは わからない。
明日かも知れないし 死ぬまで来ないかも知れない。

「笑わせるなッ!」
「反吐が出るッ!」
「勝手にしてくれよ」

結局これも俺の自分勝手な独りよがりだな。

どうしようもねえな。

んー。自己完結が得意になっちゃったなー。

次回
第06話
「子守歌」



  1. 2006/10/26(木) 23:47:01|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

雑記#2

怒濤の更新を見せるだめ人間日記です。

何か 自分 定期的に言ってるようですけれど 今も ここ見てくれている人ってどれ位居るのでしょうか。
何しろ 外部 と言うか 娑婆の人間と繋がっているのが唯一このブログだけなものですから。

みんな俺の事なんか忘れちゃったのかなー とか独り寂しい思いになったりする寂しがり屋な俺が居る。
ま 忙しい 面倒臭い っていうのもあるのかも知れませんけどね。と 勝手に予想。
俺もまあ 忙しい時はホント地獄の様に忙しいし 面倒な時は本当に面倒なので仕方ないんですが。

良ければコメントとか残していってねー。

たまには飲み会でもやりたいよね。
こういう時 外出の自由がない生活ってヤツを呪いますわ。
仕事だから仕方ないんだけどね。
外出を自由にしようものなら おそらく駐屯地内の95%の隊員が外出してしまって 駐屯地はもぬけのカラ。基地機能は停止して そこを中華とかキムチに叩かれるってな最悪のシナリオの一丁上がりの可能性なきにしもあらず。

と言うわけで残留人員ってのが決まってるんですよ。休日でも駐屯地内に残ってなけりゃならない。

仕事だから仕方ないんだけどね。
これが俺らの仕事なんですわ。

でも 疑問も残りますね。
以前「この国など守る価値も無い!」とか偉そうな事書いたけど 国民からしたら「別に誰も守ってくれなんて頼んでねーよ」って感じでしょ?
俺ら(とか言うのも何か違和感あるんだけど)が存在してるのは「独立国家としての自衛権というのがあるから まあ 国防のための組織を所持しておきましょうよ」って 政治家とかのお偉いさんが決めたからに過ぎないわけで。
普通の人は「なんで憲法9条があるのに殺人兵器を持った組織が国内にあるんだ」って思うのは仕方のない事なんじゃないだろうか。
「起こるかもしれない他国からの武力侵攻に備えてるんですよ」って言っても 戦争をナマで体験した事のない人にとっちゃ 戦争なんてTVの中の話に過ぎないわけで。
「かもしれない」事にお金は払いたくないってのはわかりますからね。
ましてや戦争なんてねぇ 日本にとっちゃ 地震の方がまだ現実味あるって感じですし。
そりゃ災害派遣とかにも行くけど 災害派遣にン百億円もするイージス艦や戦車なんて必要ないだろう。

わかっちゃくれとは言わないが まあ ここは一つ 国家の方針ってヤツに従うしかないってね。

まあ いざとなったら 出来る限り皆さんのお役に立ちますよ。
それが俺らの仕事であり責務だかんね。

守りたい人がいる
陸上自衛隊
Japan Ground Self Defence Force.

ふーん(´_>`)



  1. 2006/10/23(月) 00:18:40|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:4

ぺけ日記#1

ハッハッハァ!この日記は私が乗っ取ったァ!
というワケで 頭にお花が咲いてしまったKDに成り代わって ぺけがお送りします。
KDってのはホントダメな男で 自分が追い込まれるとすぐにこうやってアタシに仕事を回すんです。ホント 人間のクズですよ。
ぺけとKDの間には憎悪しか存在しません。主従関係なんてトンでもない。確かにアタシを生み出したのはヤツですが それに何の恩も感じてませんからアタシは。

んで 何でしたっけ?
第04話「兵の為に鐘は鳴る」?
はァ。テキトーなタイトル付けてますねェ。

とりあえずKDは毎日毎日ラッパを吹いてますが上達が遅いので少々焦りを感じているようです終わり。

はい。これでいいでしょ。
次回は第05話「剥かれた牙」ですって。またワケわからんタイトル。まーテキトーに楽しみにしてて下さいよーっと。
あー面倒臭い。
エ?ナニ?スペースが余るから歌でも唄え?
ふざけんな。アタシはジュークボックスじゃねーんだい。

…歌います
聴いて下さい

「恋の高速徹甲弾」

カタくてツヨい 気になるアイツ
鋼のハートを ブチ抜きたいの
教えて弾道計算機 有効射程は何m?
狙い定めて 弾を込めれば 後は撃つだけ でもでも
ヤワな弾じゃ アイツの装甲 ブチ抜けない

ねえ お願い アレを頂戴
装填すれば たちまち

飛んでけ 高速徹甲弾
貫いて ヤツの装甲板

ラブ イズ デストロイ
恋の 高速徹甲弾

…終わります。即興がこんなに難しいとは…疲れた…もう寝まーす。
グンナイ。



  1. 2006/10/22(日) 00:28:14|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

雑記#1

心に余裕が出来たせいか 最近思う

“俺は 何のために軍隊に入ったんだ?”

この国を守るため?

否否否否ァァァーッ!

この国なんて守る価値ねェよ

腐った軍隊の実情を見よ!

オノレの保身を第一に考える 軍曹!
口だけは御立派 下っ端にあれよこれよと要求し
逃げ場を奪って シメたがる 上等兵!
小さいことで処分だ何だと騒ぎ立てる 上級幹部!
他人との 会話のキャッチボールすら不出来な 何処かのバカ!
テメーの気分で 他人にカカト落とし食らわせる バカ教官!

これじゃ日本は守れません

結局はアレだ
結局はオノレのためだ

目を塞げば聞こえてきます

「あなたは 何か 今まで やり遂げたことが 有りましたか?」
「何もかも中途半端で 途中で 投げ出してきたのではありませんか?」

YES!その通りだぜベイベー!
俺は長続きしない男~♪
なんでもかんでも途中で嫌になってしまうんだ
ニックネームは 途中下車

見切り発車で途中下車

と いうわけで

まあ
センシャとかテッポーとか触れるしぃ~
規律があれば 俺も少しはまともになれるしぃ~
メシもフロも 寝床も御国持ちだしぃ~
体力つけて 強くなりたいしぃ~

ところがどっこい
現実は甘くなかったのです

規律?
少なくとも ね
あくまで 少なくとも だ

上のご機嫌伺いながら にこやかに笑って過ごすのは嫌だッ!
やめちまうか・・・

すると聞こえるのです

「また 途中で投げ出すのか・・・」
「キミには失望したよ」
「何一つやり遂げられんじゃないか」
「やめてどうする?」
仕事を探します
「何の仕事を?」
何か 事務職のような・・・
「そうは言うけどさ 事務職だって 上の機嫌取らなきゃやっていけんぜ」
じゃあ ひっそりとした仕事
一人で黙々できるような
そう 倉庫の整理を延々続けるとか・・・
「現実味のある職を言えよ」
「大体な ほとんどの職業ってのは上司が存在するんだよ
そういう人たちの機嫌をとっていかなきゃならないんだよ」
うぐぐ・・・
あー!宝くじ当たんねぇかなぁ!
3億あったらさ アレだよ
小さい家買ってさ ネット完備してさ
そこで一生ひきこもり生活するのさ!
でもさ!ずっとこもってるとやっぱ嫌になるから
たまに街に出て 食べ物とか本とかゲームとか買うんだ
いいなぁ~ そんな生活
「お前はバカか!」
「愚者とはお前のような奴のことを言うんだよ!」
「第一 親が悲しむぜ」
そこが痛いところだ
でもさ 親なんかもうどうでもいいやって
何もかももうどうでもいいやって思うときがあるのさ
「じゃあ死ぬか?」
それは勘弁
死んだら楽しいことができなくなる
「・・・」

「逃げるのは簡単だと思う。
やめようと思えば いつだってやめられるさ。
やめたければやめればいい。
そのかわり それからどうする?
別の仕事を探すんだろ?
親は思うだろう(またこの子は途中で投げ出して・・・)と。
どうせアレだろう。やめたら毎日オナニー三昧の日々だろ。
んで それにも飽きて またお前は叫びだすんだよ。
『俺はもっとまっとうな人間になりたいんだ!』
そういうことの繰り返しになるんだろうね。
やがて お前は老いて 親も亡くなる
お前を縛り付けていた親の影が消える
さて そこで オノレの自制すらできないお前はどうする?どうなる?」

そんなもん なってみなけりゃわからねえ
お釈迦様でもわかるめえ
だったら続けろ
今の仕事 辛いと思う時もある
逃げ出したいときもある
でも
続けてみなけりゃわかんねえ

明日は明日の風が吹くってなもんよ

チーン。解決。



  1. 2006/10/21(土) 16:51:42|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

第一輪 「状況開始」

ある日の事であった。
KD一等陸士は、部隊本部に出頭するようにとの命を受け、本部隊舎の片隅にある、会議室へと向かった。
ドアを開けると、そこには、見慣れた緑の制服を着た、中年の男がいた。
男は、KDが入ってくるや否や、口を開いた。
「きみがKD一等陸士かね」
はい、と答える間もなく、男は言った。
「まあ、かけたまえ」
言われるがまま、KDは用意されていた椅子に腰をかけた。
その時になって初めて、KDは男が一等陸佐であることを知った。
肩の階級章、ライン2本に桜が3つ。
(大佐が何の用だ?)
KDは疑問の色を隠せない。男はそれを見透かしたのか。
「驚いているようだが・・・まあ、楽にしたまえ。きみにここ来てもらった理由については、これから順を追って説明していこう。」
男は机の上に整然と並べられたファイルの一つに目を移し、
「KD一等陸士。先日の操縦訓練ではなかなかの腕前だったそうじゃないか。ん?」
そこで初めて、自分に発言の機会が与えられたと感じたKDは、おずおずと口を開いた。
「いえ・・・教官には怒鳴られっぱなしでしたが・・・」
男は、はっはっはと笑った。が、すぐに元の隙を与えない面持ちに戻った。
「謙遜しなくてもいい。かなり優秀であるとの報告を受けている・・・
時にきみは、先日のロシア参謀の訪問を知っているかね?」
「はい。」
「では、昨日の陸幕(陸上幕僚)の高官の訪問は?」
「はい。知っています。」
「ふむ。では、彼らが一体何の為にこの富士学校に訪れたのか・・・それは?」
「いえ・・・」
「うむ。質問が悪かったな。知っているわけがない。では短刀直入に言おう。彼らは我が自衛隊の新型兵器を視察に来たのだ。」
えっ。という言葉が咄嗟に口をついて出た。
それはあまりにも唐突、かつ想像もつかなかった事だからだ。
戸惑うKDを他所に、男は続ける。
「この富士学校が何の為にあるか、きみも知っているだろう。ここは、新兵器の開発実験を行う、言わば自衛隊用兵器の実験のメッカだ。今、ここでは、今までに無かった斬新な兵器の開発が行われている。」
そこまで言うと、男は立ち上がった。
「ここでこうして話をするより、実際に目で見た方が早いだろう。着いてきたまえ」
全くの突然、そして次々と進んでいく状況に、KDは眩暈を覚えそうになった。が、こらえた。
男はそのまま部屋を出て行く。まるでKDなどお構いなしであるかのようだ。KDは、状況に置いていかれないよう、必死で男の後を追った。

隊舎の端、いつもは開かれることのない、何の変哲もない金属製のドア。
男はその前に立っていた。
「ここだ」
ドアが開かれる。
おそるおそる中を覗くと、そこは何の変哲もない小部屋だった。
ただ、正面にエレベータがあることを除いては。
物一つない、無機質な小部屋。そこにただ一つのエレベータ。
あまりにも不自然な空気だ。
いつもなら、何気なく通り過ぎてしまうであろう隊舎の一角に、こんな部屋があったとは・・・。
男がスイッチを押すと、すぐにエレベータがやってきた。
「乗りたまえ。見せたいものは地下にある」

動くエレベータの中で、男は語りだした。
「あまりにも突然の事に驚いているだろう。無理もない。だが、これも我々の考えの内なのだ。きみを選んだ理由のひとつ。きみは今、驚いている反面、冷静なのではないかね?」
この男は超能力者なのか?と疑う程、男の言葉は的確だった。KDにはただ、はい、と答えることしかできなかった。
そんなKDを見て、男はまた、はははと笑う。
「そう不思議そうにするな。きみに関する報告を受ければ、これぐらいのことはわかる。想定外の状況にも何とか順応できる能力を持っている・・・それが君の長所だと、報告には記されていたからね」
納得はできたが腑には落ちなかった。
と、エレベータが止まった・・・と思ったらまた動き出した。今度は、横に。
「ここにはこういった仕掛けがたくさんあるのさ。無論、限られた一部の人間しか知らないがね」
しばしの沈黙の後、今度は完全にエレベータが停止した。
ドアが開く。
薄暗い廊下。点々と灯るランプは、赤色の非常灯だ。
「さあ、こっちだ」
男に導かれるまま、KDは進む。
やがて、金属製のドアが見えてきた。
ドア・・・と言うよりは、一枚の金属の板である。
男は壁の指紋検知機に指を当てた。金属の板が上にスライドしていく。
「さあ、中に」
その中は真っ暗だった。
「お目にかけよう。これが我が自衛隊の新型兵器だ」
同時に部屋の中が明るくなった。
その中央に、ロボットがいた。
「我が日本とロシアの技術の結晶。人型歩行戦闘車両、M-WAV TYPE-X "鉄狼"。Волк утюга(ヴァルクウテュガ)
こうした歩行兵器というのは、夢物語、漫画の世界の話だと考えられてはいるが、実は、山がちな地形の多い日本のような土地では有効な兵器なのだ。火力、装甲、共に戦車には劣るものの、地形障害をほぼ無視したその圧倒的機動力は、使用地域さえ間違えなければ大きな戦術的利点となる。他国に出て戦闘をすることのない我が国にまさにうってつけの兵器なのだよ。

見た目:狼をイメージしたスマートかつカッコいいデザイン。
色:開発中なのでODだ。
全長:でかい。ビルの2階ぐらいの高さ。横幅は大型トラックのそれと同じくらい。奥行きは普通自動車の側面と同じくらいかな。
武装:42mm機関砲・・・手に持つタイプなので、簡単に他武装との交換ができる。95mm対戦車誘導弾ポッド・・・肩に取り付ける。
オプションで携帯120mm滑空砲を持つことができる!
コックピットは複座式。砲手と操縦手が乗る。

砲手としてロシアの少女が搭乗。軍の英才教育を受けた射撃のエキスパートだ。
操縦手は俺。
同時に、国内で活動が活発になってきた憂国過激団と名乗る過激派武装組織が大規模な反乱を起こし、国内は混沌状態に。
さらに憂国過激団は秘密開発中のはずの人型歩行戦闘車両を装備していた!
裏には、戦争によって利益を得ようとするロシア武器商人の陰謀が!
さらに、米国の軍産複合体なども加わって、戦局は激しさを増す!

再びこの国が戦火にさらされる。
いや、あの忌まわしい大戦は、まだ続いていたのだ…。

なんてことを考えながらマラソンしていました。
なんだ俺。



  1. 2006/10/21(土) 14:31:39|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

第03話「戦場のラッパ吹き

響け、戦いの音色―

自衛官の一日はラッパに始まり、ラッパに終わる。すなわち、自衛隊の規律の基礎、これラッパなり。

というわけでKDはラッパ手となるための教育に参加する事になりました。
自衛隊にはMOSと呼ばれるものがあります。それは自衛隊の中での様々な教育課程に参加する事で貰えるスキルの事。戦車操縦、火器の取り扱い等々、あのレンジャーも然り。

「ラッパ」のスキルが無いとラッパ手の任務には就けないのよー。
要は「剣装備」のスキルが無けりゃ、剣を装備することはできんってこってす。

んで、おいらはラッパのMOSを取るために毎日毎日ラッパを吹いておるという寸法ですわ。

「なんだ、税金使ってラッパの練習か」とか言われそうですが。

その通りです。

しょーがねーだろ。
上の人が決めた事なんだから。

ぼけ。

ごめんなさい。

しばらくはラッパ日記になってしまいそうな予感がした所で笑天おひらき。また来週のお楽しみ。

次回予告!
ひたすらラッパを吹き続ける日々。マンネリ化した日常の中で、KD、才能の覚醒なるか!?

次回!
第04話
「兵の為に鐘は鳴る」
だめ人間の修羅場が見れるぞ!



  1. 2006/10/14(土) 23:51:23|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

第02話「向かい風の中で」

兵は戦いの中で育つ―

部隊には部隊のルールというものがある。それを学ぶために、新兵は順応教育と呼ばれるものに参加しなければならない。

つーわけで参加しましたよ。
内容は、まあ、戦車の事が主で、整備とか操縦とかですわ。どれも、教育隊とは違う、部隊なりのやり方というのがあって、なかなかに厄介でした。
特に操縦。
山の中を爆走するんですよ。教育隊じゃ、舗装された所しか走った事なかったのに、こっちは正に実戦ですわ。戦闘機動とか。キツイです。
チンタラ走ろうものなら、教官の罵声が飛ぶわ飛ぶわ。

「戦車らしい機動をさせろ!」
「ただ走らせるだけなら一般人でもできる!お前が戦車を戦車らしく扱わんで誰がやるんだ!」
「俺にキツく言われたくらいでビビってんじゃねえ!」

ヒィ。
それでも、林の中を爆走している時は、「うお~!今俺は戦車と一つになっている!」ってな気分でテンション上がります。
ま、色々あるけど何とかやってます。

というわけで、

次回予告!
順応教育も終わり、遂に部隊の人間として行動する時が来た!
次にKDを待ち受けるものとは!?

次回、
第03話
「戦場のラッパ吹き」
だめ人間の修羅場が見れるぞ!



  1. 2006/10/07(土) 20:06:45|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

第01話「最後の砦」

フジ学校―

富士山の麓に位置する、軍の機関の一つである。
ここでは、日夜最新兵器を使用しての戦術研究が行われている。

今、俺はその地にやって来た。
前回でも書いたように、教育隊と部隊は違うモノだ。
俺は今、「学生」ではない。「新兵」と呼ばれている。

先輩達はまだ優しいが、それがいつまで続くのかはわからない。
俺の肩のラインは一本増え、一等兵に昇格した。
とは言え、まだまだ部隊の中ではペーペーの身。
気を抜けば、待ち受けるは魔女の大釜。
やれるか!?
どーする!どーすんのよ俺!

次回予告!
遂に戦いの日々が幕を開けた!
新たな世界へ飛び込んだKDを待ち構えていたのは、新兵への指導教育であった!

次回!
「向かい風の中で」
だめ人間の修羅場が見れるぞ!



  1. 2006/10/01(日) 14:54:38|
  2. 日記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
 

  

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。